ノマドワーカーとは?働き方やメリット・デメリット、必要スキル

こんにちは、ITプロマガジンです。

カフェや図書館など、さまざまな場所でノマドワーカーが働いています。働き方が多様化している中、ノマドワーカーとして働くことに興味を持っている方も増えているかと思います。

しかし、一体どんな働き方をしているのかイマイチ分からない、と言う人も多いのでは無いでしょうか?また、人によっては、ノマドワーカーに対してうさんくさい印象を持っているかもしれません。ノマドワーカーとは、いったいどのような仕事なのでしょうか。

この記事では、ノマドワーカーの意味や働き方、ノマドワーカーに向いている職種、ノマドワーカーになるメリットなどを解説します。ノマドワーカーの仕事探しにおすすめのサイトも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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目次

ノマドワーカーとは?

ノマドワーカーとは、遊牧民などを意味するフランス語の「nomado」に由来する言葉です。ノマドワーカーは、会社や自宅など以外に、カフェや図書館、カラオケボックス、コワーキングスペースなどさまざまな場所で働きます。

ノマドワーカーのポイントは、「働く場所に縛られない」ことです。本人が働きやすい場所であれば、あらゆる場所が仕事場になります。通信環境さえ整っていれば、海外でも働くことが可能です。

ノマドワーカーとフリーランス・テレワーカーとの違い

ノマドワーカーと間違われがちな言葉に、フリーランスとテレワーカーがあります。これらはいずれも「働く人」を指す言葉です。それぞれの言葉の違いを確認しましょう。

ノマドワーカーとフリーランスの違い

フリーランスとは、会社などの組織に属さない働き方です。ノマドワーカーには、フリーランスとして働いている人が多いです。

ただクライアントに常駐を求められるエンジニアなどは、フリーランスであってもノマドワーカーにはなれません。フリーランスがノマドワーカーになれるかどうかは、クライアントとの取り決めに左右されます。

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ノマドワーカーとテレワーカーの違い

テレワーカーが従事するテレワークは、離れた場所という意味のギリシャ語の「tele」に由来する言葉です。近年は新型コロナウイルス感染症などを背景に、テレワーク(リモートワーク)を取り入れる企業が増えました。

テレワーカーもリモートワーカーも、いずれも会社以外の場所で働くことを意味します。ノマドワーカーとテレワーカー・リモートワーカーとの違いは、働く場所の選択肢にあるといえるでしょう。テレワーカー・リモートワーカーは、自宅など働く場所が固定的です。サテライトオフィスのように、働く場所を指定されるケースもあるでしょう。

対して、ノマドワーカーの働く場所は、仕事内容や気分などによってさまざまです。

ノマドワーカーに向いている職種

パソコンと通信環境があれば働ける職種は、ノマドワーカーに向いています。例えば、以下の職種は、ノマドワーカーになりやすいでしょう。

  • エンジニア
  • デザイナー
  • ライター・編集者
  • 事務職
  • カスタマーサポート
  • オンライン秘書
  • コンサルタント
  • 動画制作者

ノマドワーカーに向いている職種について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。

ノマドワーカーに適した職種15選!年収や仕事の実態も徹底解説

ノマドワーカーのメリット

ノマドワーカーには、以下のメリットがあります。

  • 働く時間・場所を自分で決められる
  • 人間関係のストレスが少ない
  • 女性もライフステージに合わせた働き方ができる

以下でそれぞれのメリットについて解説します。

働く時間・場所を自分で決められる

クライアントや勤め先との契約にもよりますが、働く時間や場所を選べるとさまざまなメリットがあります。例えば以下のようなものが挙げられます。

  • 自分が働きやすい環境を整えやすいため仕事の効率やモチベーションがアップする
  • 通勤時間がないため効率よく時間を使える
  • 夜型の人もストレスなく仕事しやすい
  • 仕事と並行してさまざまなことにチャレンジしやすい

働く時間や場所が自由になると、仕事の合間にスキルアップや資格取得に励むことも可能です。加えて、副業や事業掛け持ちにもノマドワーカーなら取り組みやすいでしょう。

人間関係のストレスが少ない

出社を求められる人と比べると、ノマドワーカーは人間関係のストレスを軽減できます。人間関係のストレスから解放されれば、仕事のスピードやクオリティも向上するはずです。

業務委託契約で働くフリーランスのノマドワーカーは、特に人間関係に悩まずに済むでしょう。仮に苦手な人と仕事をする機会があっても、契約が終了したタイミングで交流を絶てるため気持ちよく仕事を続けられます。

一方、会社で同じようなメンバーと顔を合わせていれば、どうしても合わない人が出てくるでしょう。大勢が働く職場では、周囲の人が叱責される声で集中できない場合もあります。仕事に没頭したくても、長時間の雑談から抜けられない時もあるかもしれません。

女性もライフステージに合わせた働き方ができる

ノマドワーカーは、出産や育児などが控える女性でも臨機応変に働けます。時間に融通が利くため、余裕ができたタイミングで働けば仕事の遅れを取り戻せるでしょう。子どもがインフルエンザなどにかかっても、家で様子を見ながら仕事を進められます。

一方、普通の会社員の多くは、子どもが小さいうちは預け先を確保しないと出社できません。ある程度子どもが大きくなっても、PTAの活動や子どもたちのイベントなどが待っています。また、少しの時間だけ子ども関連の用事に参加したくても、通勤時間がネックとなり丸1日休みを申請する人も少なくありません。

ノマドワーカーのデメリット

メリットが多いノマドワーカーですが、以下のデメリットに気をつけたいところです。特にフリーランスのノマドワーカーは、これらのデメリットを感じやすいといえます。

  • 収入が不安定になりやすい
  • セキュリティ面のリスクがある
  • 自己管理が必要になる

それぞれのデメリットについて詳しくみていきましょう。

収入が不安定になりやすい

フリーランスのノマドワーカーは、業務委託契約で働くため案件を獲得できなければ収入が不安定になります。会社の後ろ盾がないフリーランスは、自分のスキルや営業力が仕事獲得に大いに影響するでしょう。

ノマドワーカーになったばかりの頃は、案件を取るコツが分かりにくいかもしれません。のちほど紹介しますが、収入を安定させるなら、クラウドソーシングやエージェントを活用するとよいでしょう。また、ノマドワーカーになる前に当面の生活費を蓄えておくと、心理的に余裕をもって働けます。

セキュリティ面のリスクがある

働く場所や使用するツールによっては、セキュリティ面のリスクが発生します。クライアントの情報を流出させたり資料を紛失したりすると、責任問題に発展するため注意してください。

不特定多数が利用する場所では、席を外した際に資料を見られたり、背後からパソコンの画面をのぞき込まれたりする恐れがあります。また、フリーWi-Fiはセキュリティが脆弱です。モバイルルーターを用意したり、VPN接続を利用したりすると安心して作業できるでしょう。

自己管理が必要になる

ノマドワーカーは、物・お金・案件数・労働時間などについて自己管理を徹底する必要があります。出社して働いていれば、人の目や社内ルールによって適切な行動を取れるでしょう。しかし、ノマドワーカーは基本的に1人で働くため、自己管理スキルがなければトラブルを起こす恐れがあります。

ノマドワーカーに必要なスキル・持ち物と向いている人の特徴

ノマドワーカーに必要なスキルと持ち物を解説します。働く場所や時間が自由になる分、コミュニケーションや自己管理スキルは大切です。セキュリティ管理や効率化のためには、しっかりした準備が欠かせません。

ノマドワーカーに必要な基本的なスキル

仕事のジャンルを問わず、ノマドワーカーには以下のスキルが求められます。

  • パソコンスキル
  • コミュニケーションスキル
  • 自己管理力

パソコン関連で困ったことがあっても、ノマドワーカーの場合は気軽に質問できる同僚や上司がいません。チャットで仕事仲間に相談する場合でも、状況を明確に伝えられなければ事態の回復は難しいでしょう。ノマドワーカーには、自力で不具合を解決できるレベルのパソコンスキルが求められます。

対面して仕事をしないため、ノマドワーカーにはコミュニケーションスキルも必須です。報告や相談のタイミングを測る力、相手の気持ちや状況を察する力などを養いましょう。

フリーランスのノマドワーカーには、自己管理力も重要です。働く場所や時間に縛られないといっても、働き過ぎたり無理に予定を詰めたりすると体調に支障をきたします。また、いつでも仕事できるといっても、スケジュール管理ができなければ納期を守れないため注意しましょう。

ノマドワーカーに必要な持ち物

ノマドワーカーになるために、以下の持ち物を用意しましょう。

  • デバイス
  • モバイルルーター(Wi-Fi)
  • USBメモリー
  • コミュニケーションツール
  • モバイルバッテリー

持ち運びを考えると、デバイスには軽く薄いものがおすすめです。デバイスはパソコン1台でも作業できますが、効率化を求めてデュアルディスプレイを購入する人もいます。

ネットワーク環境があるスポットは増えましたが、セキュリティや通信しやすさを考慮するとモバイルルーターがあると便利です。また、オフラインで作業する時は、USBメモリーに情報をインプットしておくとスムーズに作業できます。

コミュニケーションツールは、チャットツールや、ZoomやGoogle MeetのようなWeb会議システムなどです。

なお、ノマドワーカーが充電しながら働ける場所は限られます。モバイルバッテリーを持参すれば時間を気にせずに済み、仕事に集中できるでしょう。

ノマドワーカーに向いている人の特徴

これまでの内容をまとめると、ノマドワーカーに向いている人の特徴は以下のとおりです。

  • ライフステージに合わせて柔軟に働きたい人
  • 会社名に頼らず仕事を受注できる営業力・提案力がある人
  • 自己管理能力の高い人
  • セキュリティ意識の高い人
  • コミュニケーション能力の高い人

ノマドワーカーになるには?具体的なステップを解説

ノマドワーカーになるためのステップを解説します。思い立った勢いで挑戦するよりも、計画的にノマドワーカーになる方が成功できるでしょう。

1.ノマドワーカーになる目的を明確化する

ノマドワーカーになりたい人の多くは、場所を選ばず働ける点にメリットを見いだしているのではないでしょうか。「旅しながら仕事したい」「海外を拠点にしたい」など、ノマドならではの目的を明確化しておくと、自分にとって都合のよい職種を選びやすくなります。

2.ノマドワーカーに適した職種を選ぶ

基本的にオフラインビジネスでは難しいので、リモートでできる仕事を選びましょう。テレワークに向かない仕事は、ノマドワーカーとの相性がよくありません。製造業、運送業、飲食店など店舗経営者、医療従事者、研究職などを目指したい場合は、ノマドワーカーになれない可能性が高いと考えましょう。

どうしてもノマドワーカーになりたい場合は、その分野のコンサルタントなど、リモートワークでも働ける道を模索するという手もあります。

3.スキルを磨き実績を積む

働く時間や場所にしばられないノマドワーカーは、フリーランスとの相性がよい働き方です。フリーランスは、スキルや実績がないと仕事を獲得できません。会社員時代にスキルと実績を蓄えておきましょう。

4.仕事を探す

ノマドワーカーの仕事の探し方は、人脈を使う、クライアント企業に直接営業をかけるなどさまざまです。また、エージェントやクラウドソーシングなどでも仕事を探せます。

ノマドワーカーの仕事探しにおすすめのサイト

ノマドワーカーの仕事探しにおすすめのサイトとして、以下の3つを紹介します。

  • ITプロパートナーズ
  • クラウドワークス
  • ランサーズ

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズ」には、Webエンジニアやデザイナー、ITコンサルタント向けの案件の掲載数が多い傾向です。

フリーランス向けの案件を紹介するITプロパートナーズでは、ノマドワーカーに向く案件が数多く公開されています。2022年11月時点で、「リモート」というキーワードで検索したところ「約2,000件」の案件が見つかりました。

クラウドワークス

クラウドワークス」では、さまざまな業界のクライアントが、オンラインで業務委託形式の仕事を発注しています。大企業や政府をはじめ、クラウドワークスを利用する企業は「78万社」以上です。仕事のジャンルや規模を問わず幅広い仕事にチャレンジしたいノマドワーカーは、クラウドワークスを検討してみてはいかがでしょう。

ランサーズ

引用元:ランサーズ

40万社」を超える企業に利用される「ランサーズ」も、大規模なクラウドソーシングサイトです。ノマドワーカーは掲載されている案件を探すだけではなく、パッケージで得意な作業を出品できます。また、ランサーズエージェントに職務経歴書を提出すると、専任スタッフに自分に合う案件や企業を紹介してもらうことも可能です。

なお、ノマドワーカーの仕事探しにおすすめのサイトについては以下の記事でも詳しく解説しています。

ノマドワーカーの仕事探しに最適な求人サイト12選を目的別で紹介

ノマドワーカーが「うざい」「うさんくさい」といわれる理由とは?

ノマドワーカーの全てが煙たがられている訳ではありません。ただし、働き方やSNSでの発信内容などによっては、「うざい」「うさんくさい」といわれる場合もあります。ノマドワーカーになる際は、以下の行為に気をつけましょう。

カフェを占領している

混んでいるお店に長時間滞在したり、1人にもかかわらず複数の席を占有したりするノマドワーカーがいます。飲食の代金を払っているからといって、周囲への迷惑を顧みない行動は控えるべきです。

また、くつろごうと思ったときに、隣で忙しく働いているノマドワーカーの存在が気になる人もいるでしょう。パソコンを打つ音や、オンラインミーティングの音声もリラックスを妨げます。居心地のよさを大切にしているお店で働くノマドワーカーには、雰囲気を乱さない心がけが必要です。

SNSでいきなりDMを送ってくる

ノマドワーカーばかりとは限りませんが、SNSでいきなり怪しげなDMを送りつけられたことのある人は多いのではないでしょうか。

DMの送り主はノマドワーカーを名乗っており、自分をフォローするメリットや、怪しい副業を持ちかけてくる場合があります。善意でDMを送るノマドワーカーもいるかもしれませんが、強引な態度を見ると引いてしまう人は多いと考えられます。

プロフィール写真が怪しい

これもノマドワーカーの全てに言える訳ではありませんが、フリーサイトで探してきたような現実味のない写真を、プロフィール写真に選んでいる人もいます。プロフィール写真以外にも、ブランドものや海外旅行の写真がよく投稿されている場合も、怪しさを感じさせがちです。

結局何をしているかよく分からない

具体的に何をしている人か、お金をどう稼いでいるか、どのような人と繫がりがあるか見えなければ、接触した相手に不審に思われても当然かもしれません。

SNSなど相手が見えにくいところで交流する時は、怪しく見えないよう配慮することもノマドワーカーにとって大切です。

ノマドワーカーの現実や将来性

ノマドワーカーの現実について、SNSの投稿を基に紹介します。ノマドワーカーの将来性についても推測しました。

ノマドワーカーの現実

ノマドワーカーについて、SNSではこのような投稿が見られました。

ノマドワーカーになってから、好きなタイミングで休憩できる点が嬉しいという声が見つかりました。また、好きな季節や気候の土地で仕事をする、という人もいます。好きな場所で好きなように働けるノマドワーカーは、幸福度の高い仕事といえるでしょう。

反面、セキュリティのリスクや電源の問題などで、働く場所を選びにくいという意見も見られています。

ノマドワーカーの将来

エージェントやクラウドソーシングなど、ノマドワーカー向けの仕事を取り扱うサイトが増え、仕事を探しやすくなってきています。テレワークのように柔軟な働き方を進める企業も増え、会社員ながらノマドワーカーのように働ける人もいるでしょう。今後、ノマドワーカーとして働く人は増えていくと考えられます。

まとめ

柔軟な働き方ができるノマドワーカーに、注目が集まっています。ノマドワーカーとは、さまざまな場所を職場とする働き方です。ノマドワーカーになる目的を明確にしたうえで、オンラインで働ける仕事を選ぶと、理想のノマドワーカーに近づけるでしょう。

なお、ノマドワーカーの多くはフリーランスです。ノマドワーカーの仕事を探すなら、フリーランス向けのエージェントを検討するとよいでしょう。

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