こんにちは。
ITエンジニア・webディレクター・webデザイナーなどのIT人材の自立・キャリアを支援するITプロパートナーズ編集部です。
弊社では、独立精神旺盛な優秀なエンジニアの方々の独立・起業サポートや、フリーランス支援を行っています。
こちらでは、日々の現場でサポートさせていただいている中での、プロの目線で、エンジニアに役立つお話をしてまいります。
人工知能を上手に使うことで、今までになかったような新しいサービスを生み出すことができます。
人工知能の分野は現在日進月歩の進化を遂げており、今後多くのサービスが、今まで人間によって作業していたものが、人工知能にとってかわるような時代になっていくでしょう。
実際に現在でも、自動車、家電、建築、医療、観光等様々な分野で取り入れられています。
これから新しいサービスやシステムを構築しようとしている開発者やエンジニアの皆様には、人工知能のことを理解した上で、積極的に人工知能を利用したシステム開発を進めていってほしいです。
現在提供されている人工知能APIは無料のモノも多く、利用しやすく開発されています。この記事では、webアプリケーション開発に役立つ人工知能APIを紹介します。
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目次
そもそも人工知能とは?
人工知能とは、人間の知能をコンピュータなどで再現しようとする技術のことです。
人工知能が登場し始めた頃は単純な計算処理や、制御プログラムのことを指しましたが、今では、人間の思考により近づいており、膨大なデータから推論や探索を行ったり、人工知能自身が自力で学習していくディープラーニングという領域にまで進んできています。
人工知能の種類を大別すると、従来型のAIと計算知能(CI)の2種類があります。
①従来型のAI
従来型のAIとは、論理的AI、記号的AIなどと呼ばれているもので、大量の事例データを学習し、論理的な処理を行います。
旧来の人工知能と呼べますが、この領域は進化していったとしても、計算が高度化したり、複雑化したり、高速化することは可能になります。
しかし、自ら考えたり、プログラム以外の考えを持つことがないので、人間の知性や、学習能力に問題があり、人間の脳に近づくということはないのが欠点でした。
②計算知能
計算知能は、近年のニューラルネットワークに代表される、生体や自然現象をモデルにした人工知能技術です。
そんな計算知能には、「脳の神経伝達を再現したニューラルネットワーク」「生物の進化や行動をモデルにした遺伝的アルゴリズムや群知能アルゴリズム」などが存在します。
人工知能を使って簡単にWebアプリケーションが開発できる
人工知能を使ってWebアプリケーションを開発することは、それほど難しいことではありません。
特に今は多くの人工知能系APIも出ており、利用者も増えることで、サービスも向上していますので、初心者でも利用しやすい環境になっています。
また次々新しいサービスが開発されていますので、選択肢も多く、開発者が要望に合ったものを選ぶことも簡単になってきています。
最近自動車の自動運転や、ソフトバンクのPepper等、人工知能を搭載したサービスや商品が実用化されているので、ニュースやメディアで「AI」や「人工知能」という単語を多く目にする様になったと思います。
また、人工知能を搭載したコンピューターと、人間による囲碁の対決も、人工知能が勝つということが起こったりしており、人間がまだ優位とされていた囲碁もコンピューターに負けたと、当時、大きな反響と共にニュースで報じられました。
今後、Webアプリケーションの製作には人工知能を利用することが、増えてくると思います。
それは、人工知能が単に計算を行うだけでなく、データを蓄積し分析することで、自ら行動を起こすことが可能となり、より人間の思考に近づいた反応や対応を取ることが出来るからです。
ですので、今後Webアプリケーションを開発する人達は、人工知能の特性やその適応範囲を理解し、様々な分野で利用していけるように知識を得る必要があるでしょう。
アプリケーションに上手に取り込むことで、人件費を削減しながら、コストをかけずに開発が出来る人工知能は、今後Webアプリケーション開発において、最も重要なものとなっていきます。
今後開発者に求められるのは、人工知能を如何に活用し、有用なものとして理解していくかという点であり、人工知能を正しく理解して利用することが出来れば、より人間の行動や思考を豊かにしてくれるものになってくれるはずです。
人工知能を使ってWebアプリケーションを開発するにはどうすればいいの?
人工知能を使ったWebアプリケーションを開発するには、如何に人工知能技術を使ったシステムを取り入れるかという点が重要となってきます。
現在人気となっている人工知能のシステムをご紹介しますので、うまく人工知能を取り入れることで、新しいWebアプリケーションの開発を行う手助けになってくれればと思います。
以下はおすすめの8つの人工知能系APIです。無料で利用できるものも多いので、一度試しに利用してみてください。
1.Watson Analytics
IBMが開発した質問応答システムで、スピーディーで高度な分析を行うことが出来ます。またその結果をビジュアライズ化して表示することが可能なので、目で見て理解できるデータ分析として人気となっています。
分析の知識・経験がない人でも利用が可能な仕様となっていますので、使い勝手も良いでしょう。
2.Wit.ai
Facebookに買収された企業としても有名な企業「Wit.ai」からのAPIです。
Siriのような音声認識機能をWebアプリやロボットなどに組み込む事が出来ます。
3. siggraph2016_colorization
早稲田大学が発表した人工知能技術を使って作られた白黒写真をカラーに変換してくれるWebサービスです。
ディープラーニング技術を使うことにより、大量のデーターから特徴を学習して、白黒写真をカラーに変換しています。
無料で利用可能です。
4. Amazon ML
Amazon Web Services(AWS)のAmazon ML(Machine Learning)を利用すると、プログラミングなしでビッグデータを機械学習して、未来予測を行うことができます。
競合となる「Microsoft Azure」「Google Cloud Platform」の機械学習機能と比べてもっとも簡単で、機械学習の知識があれば、細かなパラメータを調整することもできます。
CSVデータでのインターフェース(CSVデータを読み込ませて、CSVデータで解析結果を取得できる)です。
エクセルを使えるレベルのスキルでディープラーニングを使った機械学習を利用できるので、初心者でも使用が可能です。
学習したMLモデル(ネットワーク)は、「日々発生したデータをCSVで一括解析=バッチ処理」「Webアプリケーションなどから随時リアルタイムでAPI呼び出し」することができます。
5. Cloud Vision API
APIで画像を送ると、画像内に写っている物の名前をテキストで返してくれます。
すると、被写体の人物の感情を類推してくれます。OCR機能で画像内の文字を認識してテキスト化してくれます。
用途は、「画像の自動タグ付け」「画像の自動分類」などが考えられます。
6.マルコフ連鎖
マルコフ連鎖は、現状から未来を予測するためのシンプルなアルゴリズムです。
プログラミング言語で独自に実装する必要があります。用途は、「文章の自動生成」「ネット上ユーザーの行動予測」などが考えられます。
7. OpenCV
画像や映像の中の物体を認識して切り抜いたり、特定の被写体を検出することが可能。
物体を認識して切り抜く技術はR-CNNと呼ばれ、代表的なものにselective searchなどがあります。
OpenCV自体はPepperをはじめ、さまざまなアプリケーションや機器に組み込まれています。
別のCVライブラリに、dlibなどがあり、利用する言語はCやPythonなどです。
比較的簡単に、「人間の顔認識」「写真内の物体検出」「映像内の人の動きの検出」などを実装できます。
機械学習については、きちんとCV技術などについて学ばないと使いこなすのは難しいので、中級者以上の利用をおすすめします。
用途は、「写真上の人の顔の認識」「画像の性質などの分析」「画像や映像の(動的な)加工」などが考えられるでしょう。
8. Meya
GUIベースで、LOHACOの「マナミさん」のような台本型のチャットボットを開発できるようになります。
日本語対応しているので、使いやすいと思います。無料で利用可能で、利用形態に応じて課金となるシステムです。
TwitterやFacebookや独自のアプリケーションにチャットボットを組み込めるので、オリジナルプログラムが可能となります。
簡単なスクリプト言語により、台本を作成して条件によって様々な応答をするよう、プログラミングできます。
用途は、「ホームページでの自動案内」「Twitterやslackの自動応答」などが考えられます。
まとめ
人工知能系のAPIはますます高度になってきており、操作性も良いものが増えてきているので、一度簡単なものから実際に使ってみることをおすすめしたいです。
開発者にとって人工知能を正しく活用することは、今後必須の能力となると思いますので、今のうちから少しずつ実践をしておくことをおすすめします。
紹介したように、無料で使えるようなものも多いので、利用者には便利な状況となっています。
人工知能プログラムをしっかりと使えるようになると、それだけで、レベルの高いプログラマーとして活躍できるでしょうし、まだまだ進化していく人工知能のアプリケーションを今から手掛けておくことは、将来人工知能アプリケーション開発の専門家として、多くの依頼を受けることになるでしょう。
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