こんにちは。
ITエンジニア・webディレクター・webデザイナーなどのIT人材の自立・キャリアを支援するITプロパートナーズ編集部です。
弊社では、独立精神旺盛な優秀なエンジニアの方々の独立・起業サポートや、フリーランス支援を行っています。 こちらでは、日々の現場でサポートさせていただいている中での、プロの目線で、エンジニアに役立つお話をしてまいります。
今回は、PHPフレームワークについてお話ししていきます。
PHPの勉強を開始したばかりであっても、フレームワークという言葉を聞いたことがある方は少なくないのではないでしょうか。
PHPフレームワークとは、簡単にいえば、PHPでwebアプリケーションを開発する効率を上げるためのプログラム群＝ライブラリといえます。
名前は聞いたことがあっても、プログラミング言語としてのPHPの言語仕様の勉強を開始されたばかりの方にとっては、PHPフレームワークを使った方がよいのか、判断できないという方も、中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
本稿では、PHPの習得度別に、PHPフレームワークを使うべきか否か？について考えてみたいと思います。
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Contents
PHPの言語仕様を学び初めたばかりの初学者の段階
これまでwebアプリケーションを一度も開発した経験がなく、PHPでプログラミングを初めて学ぶというような初学者の方にとっては、まだフレームワークを使ったwebアプリケーションを開発するのはハードルが高いといえるかもしれません。
特に他のプログラミング言語の経験がほとんどないプログラミング初学者にとっては、まず学ぶべきなのは基礎的な構文やアルゴリズム、クラスの概念などオブジェクト指向全般などでしょう。
このあたりの基礎がおろそかになっては、のちにフレームワークを使った開発を行う場面で、苦労することが多くなってしまうかもしれません。
この段階では、基礎を身につけるために、入門書籍などにあたり、一通り手を動かしながらPHPというプログラミング言語そのものについての理解を深めた方がよいのではないでしょうか。
PHPでサンプルwebアプリケーション開発をしてみる段階
一通りPHPというプログラミング言語の概念などについて慣れてきた方であれば、実際に何か動くwebアプリケーションを開発してみたいと思われるでしょう。
入門書籍などでも、後半部分では実際に簡単な掲示板や入力フォームなどをサンプルとして開発する章が設けられているものが少なくないでしょう。
より実践的な入門書籍であれば、この時点でPHPフレームワークを利用した開発について解説されているものもあります。
個人的には、この段階においてはまずはフレームワークをあえて使わずに実装してみて、その後、フレームワークを使った実装をしてみる、という二段階の学習をオススメしたいです。
こうすることで、フレームワークの設計思想への理解を深めることに繋がりますし、フレームワークが発展してきた歴史を追体験することができます。
さらに余力があれば、フレームワークも複数のものを利用することでフレームワークの違いを理解することができますし、動くようになった掲示板に新たな機能を追加してみることでフレームワークがある場合とない場合の機能追加の開発効率の違いを体験することができるかもしれません。
PHPで新米プログラマとして実践的なwebアプリケーション開発に携わる段階
より実践的で複雑なwebアプリケーション開発においては、フレームワークを利用した開発はもはや避けては通れません。
フレームワークを使わない素のPHPで開発されたwebアプリケーションも、まだまだ現役で稼働中のシステムも存在している現状があるようですが、フレームワークを使わないコードは開発効率の観点ではかなり見劣りします。
ほとんど機能追加などを行わないシステムであればそれでもよいかもしれませんが、継続的に機能追加を行っていくシステムでは、フレームワークを導入した開発環境であることが多いと思います。
この段階では、フレームワークを利用することは当たり前で、時にはフレームワークのソースコードを読む場面も出てくるでしょう。
また、フレームワークの設計思想に基づいたベスト・プラクティスがどういう実装なのかを知る必要があります。フレームワークそのものについての理解を一段と深める段階であるといえるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
前述の通り、実践的にはPHPフレームワークを使わないという選択肢はほとんどありえませんが、学習のレベルに応じてあえてPHPフレームワークを利用しない場面はあるといえるのかもしれませんね。
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