こんにちは、ITプロマガジンです。
週末プログラマーは、平日に本業をこなしつつ、土日にプログラマーとして働く人を指します。「週末プログラマーって何?」「未経験者でもなれるの?」といった疑問を抱えている人も多いでしょう。
週末プログラマーとして働くためには、相応のスキルや経験を身につけ、効率よく案件を探す必要があります。今回の記事では週末プログラマーの意味やメリット、必要なスキル・経験、案件の探し方など幅広く解説します。
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目次
週末プログラマーとは?
「週末プログラマーってどういう意味?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。ここでは、週末プログラマーの概要を解説します。
週末プログラマーの働き方
週末プログラマーとは、平日に別の本業をこなしつつ、土日の時間を使ってプログラマーとして働く人を指します。本業の収入にプラスして、プログラマーとしての副業収入が見込めるため、より安定した収入を得られるようになります。
厳密にいえば、現役のプログラマーが土日も同じ仕事をする働き方は「週末プログラマー」ではありません。あくまでもプログラマーとは別の本業をこなしている人を指すので、単語の使い方には注意しておきましょう。
週末プログラマーが注目される背景
週末プログラマーが注目される背景は、政府が主導している「働き方改革」です。働き方改革は、個人の事情に合わせて、自分にあった働き方を選択できるような「働き方の多様化」を実現するための政策です。昨今浸透しているテレワークも、働き方改革の一環といえます。
平日に働き、週末にも仕事をするとなれば、肉体的・精神的に大きな負担がかかってしまうでしょう。しかし在宅勤務による働き方であれば、場所や時間に縛られず、自分に合ったペースで働けます。
週末プログラマーの収入目安
週末プログラマーの収入目安は、どの案件を受けるかで変わってきます。例えば弊社「ITプロパートナーズ」では、以下のような開発案件を紹介しています。募集職種はエンジニアです。
こちらは週に2日勤務することになっており、何らかのプログラミング言語の使用経験や高速化・負荷軽減のスキルが求められます。案件の想定月収は30万円です。
このように、個人のスキルや案件の質、量にもよりますが、週2日の勤務で月20万~30万円程度の収入を目指せる可能性は十分にあるのです。
週末プログラマーとして副業するメリット
週末プログラマーとして副業をする場合、さまざまなメリットが得られます。「副業のメリットって収入が増えるだけじゃないの?」と考えている方も多いかもしれません。ここでは週末プログラマーのメリットを、4つのトピックに分けて解説します。
1.収入が増える
まず分かりやすいメリットを挙げると、週末プログラマーとして副業をすれば、収入が増えます。本業にプラスする形で働くことになるため、単純計算で「本業のみの場合」よりも大きく稼げるでしょう。
特にスキルや経験が豊富な場合は、それに伴って案件の想定収入も大きくなります。真剣に取り組めば取り組むほど、具体的な数字になって現れてくるため、継続的に稼ぎやすい働き方です。
2.新しいスキルを獲得できる
週末プログラマーとして働くことによって、新しいスキルを獲得できるのも大きなメリットです。特にIT分野とは全く関係のない本業をしている場合は、エンジニア関係のスキルが身につきます。
また週末プログラマーとして働く場合、フレキシブルに案件を受けられるため、さまざまな案件をこなしながら多様なスキルを獲得できるのも魅力です。
3.人脈が広がる
週末プログラマーとして働くことで、人脈が広がるといったメリットも見逃せません。幅広い案件を受けることによって、本業では関わることのなかった、さまざまな人とコミュニケーションを交わします。
人脈が広がれば、例えばキャリアについての相談ができたり、仕事で何か分からない時に助けてもらえたりする可能性もあります。
4.独立・起業の備えになる
独立・企業の備えになるのも、週末プログラマーとして働くメリットです。ここまでの話を総括する形になりますが、収入が増えれば増えるほど、独立・起業の準備になります。
また幅広い経験・スキルや人脈も、独立・起業をするうえで欠かせない重要な要素です。「フリーランスとして働きたい!」と考えている人は、週末プログラマーの活動が役立ってくるでしょう。
週末プログラマーとして案件を獲得するために必要なスキル・経験
週末プログラマーとして案件を獲得するために必要なスキル・経験は、現役プログラマーの場合と未経験の場合で大きく異なります。ここでは、それぞれの事例に分け、必要になるスキルや経験を解説します。
現役プログラマーの場合
現役プログラマーが、週末プログラマーとして案件を探す場合、「即戦力」として求められることがほとんどです。そのため、その案件に合ったスキル・経験を持っている必要があります。
まず求められるのは実務経験です。例えばバックエンドエンジニアとして副業をするためには、バックエンド開発経験が必要になります。
またプログラミングにはいくつかの言語があり、案件によって使用される言語が異なるため、特定言語(JavaScriptやPythonなど)のスキルも必要になるでしょう。
そしてプログラマーとして働く場合、相手の意図や要求を汲む必要があるため、高いコミュニケーションスキルが求められます。特に顧客折衝経験があれば、現場でも重宝される週末プログラマーになるでしょう。
未経験の場合
未経験で週末プログラマーとして働く場合、IT分野の基礎知識や、必要最低限のプログラミングスキルが求められます。未経験者が案件を獲得するハードルは高いものの、人材がやや不足している業界でもあるため、週末プログラマーとして働くのは不可能ではありません。
実務未経験の場合は、まずプログラミングスクールや独学で、必要最低限のスキルを身につけるところから始めましょう。例えば「業務効率化をしたい」「AI(人工知能)開発をしたい」といった目的があれば、Pythonを勉強し、スキルを身につけます。
アプリケーションの開発であれば、JavaやSwiftのような言語が必要になるでしょう。ある程度のスキルが身についたら、自分で創作物を作ってみると、それがスキルの証明になることもあります。
プログラミング副業の始め方や稼ぎ方は、以下の記事で詳しく解説しているので合わせて参考にしてください。
週末プログラマーが取り組みやすい副業案件の種類
週末プログラマーが取り組みやすい副業案件は以下の4種類です。
- Webアプリケーション開発
- Webサイト・サービス制作
- スクールの講師
- 記事の執筆・監修
ここではそれぞれの特徴を解説します。
Webアプリケーション開発
週末プログラマーが取り組みやすい案件としてよく挙げられるのが、Webアプリケーション開発です。
Webアプリケーション開発では、特定のプログラミング言語を用いた開発経験や、場合によってはHTML/CSSの設計・コーディング経験が必要です。フルリモートでこなせる案件も多くあるため、基本的には働きやすいといえます。
Webサイト・サービス制作
アプリではなく、Webサイト・サービス制作に関わる週末プログラマー向け案件もあります。エンジニアというよりも、デザイナーとして募集されることの多い仕事です。
例えばITプロパートナーズで紹介しているWebサイト制作案件では、主に以下のスキルが求められています。
- Webディレクションスキル
- IllustratorやPhotoshopなどを用いたWebデザインスキル
- HTML/CSS/JavaScript、PHP、WordPressなどのスキル
スクールの講師
これまでに培ってきたスキルや経験を使って、スクールの講師として働く方法もあります。実際に何かを作る案件とは異なり、生徒に教える立場になるので、最初は慣れるのが難しいと感じるかもしれません。
スクールの講師として働くためには、プログラミング言語への知識・スキルに加えて、コミュニケーションスキルも必要になります。
記事の執筆・監修
プログラマーとしてのスキルや経験を生かして、記事の執筆や監修をする案件もあります。Webライティングの単価は案件にもよりますが、その分野の専門家による執筆になるため、比較的高めに設定される場合がほとんどです。
また特定の分野で実績を残している人であれば、「監修」といった形で記事の制作に関わる方法もあります。
週末プログラマーの副業案件探しにおすすめのサイト
週末プログラマーとして副業をする際に重要なのは、いかに効率的に案件を探せるかです。案件の主な探し方としては、以下の通りになります。
- 副業・フリーランス向けエージェント
- クラウドソーシング・スキルシェアサービス
- 知人の紹介
- SNS・ブログ
ここではおすすめのサービスを紹介します。
複業クラウド
複業クラウドは、複業・フリーランス人材に特化したプラットフォームです。エンジニアやWebデザイナー、広報・PR、営業など幅広いカテゴリーの案件を取り扱っています。固定報酬制や時給制、Amazonギフト券など、報酬体系もさまざまです。
複業・フリーランス向けのサービスなので、「土日に働きたい人」から「週5日フルタイムでガッツリ働きたい人」まで、幅広いユーザに向いているサービスです。
リモートビズ
リモートビズは、「場所を選ばない地元ワーク」のキャッチコピーで親しまれているサービスです。リモートで働くITエンジニアに特化しており、こだわり条件に合わせて自分に向いている案件を探せます。収入の目安としては、時給換算で3,000~5,000円ほどです。
案件の種類としては、RubyやReactなどの仕事がよく見られます。エンジニアに特化したプラットフォームであり、基本的にはリモートワークでの勤務になるため、週末プログラマーとして働きたい人に向いているでしょう。
シューマツワーカー
シューマツワーカーは、ITエンジニアやデザイナーに特化したプラットフォームになっています。コンシェルジュが副業をサポートしてくれるのが特徴で、密度の高いコミュニケーションを交わしながら働けます。収入目安は時給換算で2,000~6,000円ほどです。
アプリケーション開発や社内システム開発、UI/UXデザインなどの案件が多くなっています。基本的にエンジニア、デザイナーに特化しているため、週末プログラマーやデザイナーとして働きたい人に向いているでしょう。
クラウドワークス
クラウドワークスは、日本最大手のクラウドソーシングサービスです。企業から個人事業主に至るまで、さまざまなクライアントから案件を受注できます。何か1つの分野に特化しているわけではなく、さまざまな仕事を受けられるのが大きな特徴です。
案件の種類が広いため、どの仕事をするかによって収入が大きく変わってきます。未経験者可の案件もあるため、経験者だけでなく週末プログラマーを目指す未経験者にもおすすめのプラットフォームです。
ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは、IT起業家やフリーランスを支えるための、仕事紹介プラットフォームです。直接クライアントと契約をする形になるため、高単価の案件が多くなっています。また、週2日から働ける案件を揃えているサービスでもあります。
稼働日数にもよりますが、収入目安としては月20万~100万円程度です。IT分野に特化したサービスなので、エンジニアやデザイナーとして活躍したい人や、週末プログラマーとして働きたい人におすすめです。
週末プログラマーとして副業する際の注意点
週末プログラマーとして副業する際は、いくつかの注意点を意識する必要があります。最後にその注意点を、3つのトピックに分けて解説します。
1.スケジュール調整
週末プログラマーとして活動する際に気をつけたいのがスケジュール調整です。「これから週末プログラマーとして頑張るぞ」と意気込むのはよいですが、本業に支障が出てしまったり、健康に悪影響が出てしまったりすれば元も子もありません。
案件を受注する際は、まず「この仕事を終わらせるのにどれくらいの時間がかかるのか」を考え、それよりも少し余裕を持たせたスケジュールを組むとよいでしょう。
2.プライベートとのバランス
プライベートとのバランスも重要です。週末プログラマーは、平日にこなしている本業にプラスする形で働くため、どうしても労働時間が増えてしまいます。状況によってはプライベートの時間がなくなってしまう可能性もあるでしょう。
例えば家族を持っている場合、プライベートの時間が全くなくなってしまうと、家族との関係にも大きな影響を及ぼすことになります。自分の裁量で仕事量を調整し、プライベートとのバランスを意識しましょう。
3.税・社会保険の手続き
週末プログラマーとして副業を始める場合は、税・社会保険の手続きにも気をつけましょう。特に注意しておきたいのは確定申告です。本業とは別の収入がある場合、確定申告が必要になる可能性があります。
確定申告は、自分が納税する金額を算出し、それを申告するものです。週末プログラマーとして本格的に活動しており、青色申告で確定申告をする場合は、煩雑な作業が必要になります。
こうした税金関連や社会保険関連の手続きについて、事前に基礎的な知識をつけておくとよいでしょう。
まとめ
週末プログラマーは、働き方改革が浸透している昨今、ますます注目される存在になっています。経験者・未経験者問わず、自分が持っているスキルや経験を明確にし、効率よく案件を獲得できるよう心がけましょう。
ITプロパートナーズでは、週末プログラマーとして働く人に向けて、数多くの案件を取り揃えています。「週2日から働ける」「フルリモートOK」「単価の高い」案件を多く紹介していますので、ぜひお気軽にご利用ください。
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