こんにちは、ITプロパートナーズ編集部です。
エンジニアは実績やスキルが重視される仕事です。職務経歴書を書くときは、どのように記載すれば自分の実績やスキルをうまくアピールできるのでしょうか。採用担当者の目にとまるような内容にするためには、押さえておきたいポイントが多数あります。
この記事では、エンジニアの職務経歴書の具体的な書き方や知っておきたいポイントについて解説します。また、記事の最後でテンプレート(見本)やフォーマットもダウンロードできます。
エンジニアとして新しい仕事にチャレンジしたいと考えている人は、職務経歴書の書き方について理解しておきましょう。
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エンジニアの職務経歴書の書き方例
エンジニアとして職務経歴書を書くときは、さまざまなポイントに気をつけなければなりません。以下に職務経歴書のサンプルとフォーマットを用意しましたので、ダウンロードしてみて下さい。
サンプルがダウンロードできたら、以下の職務経歴書の書き方例をご覧ください。
このサンプル(見本)を参考に、それぞれの項目の書き方を説明します。
1.日付・氏名
一番上に「職務経歴書」と記載し、その右下に日付と氏名を記載します。職務経歴書の内容を変更した場合は、その都度日付の更新が必要です。
なお、日付は西暦と和暦のどちらでも構いません。ただし、ほかに日付を記載する箇所と揃えましょう。
2.職務要約
自分自身が経験してきた仕事について要約して記載します。数字を使ったり、具体的な開発環境を示したりして、わかりやすくまとめることが大切です。
要約を見ただけで自分の経験の大枠を理解してもらえるようにしてください。採用担当者が最初に目を通す部分であるため、簡潔に自分の経験をアピールして興味をもたせる必要があります。
3.職務経歴
これまでの職務経歴について箇条書きでまとめ、一覧にして示しましょう。働いていた期間や雇用形態もわかるよう、簡潔に示すのがポイントです。
4.開発経歴
経歴について、それぞれの詳細を記載します。
職務経歴で示した順番に合わせて記載してください。具体的には参画したプロジェクトの概要に加えて、業務内容や実績などをわかりやすくまとめましょう。
文章で羅列するのではなく、要点をまとめて箇条書きにすると見やすくなります。自分の経歴をくわしく伝えるための項目であり、職務経歴書のなかでも特に重要な部分です。
5.スキルレベル
自分が扱える言語や開発環境などについても、まとめて記載しましょう。具体的な言語や開発環境の名称を記載するだけでなく、実際に経験してきた年数も示すと自分自身のスキルレベルを伝えやすくなります。
業務で扱ったことがない言語や開発環境でも、勉強してある程度きちんと扱えるのであれば記載して構いません。
6.最終学歴
最終学歴となる学校を卒業した年月と学校名を記載してください。
名称が長い場合でも、基本的に省略せず正式名称を記載する必要があります。
7.保有資格
資格を取得した年月と資格の正式名称を記載します。資格は省略せずに記載することが大切です。基本的に、取得している資格はすべて記載しましょう。エンジニアの仕事に関係する資格を取得していることを示せば、評価につながる可能性があるためです。
8.自己PR
経歴を踏まえて自分の強みをアピールしましょう。文章で記載しますが、簡潔にまとめる必要があります。スキルや経験をもとに、自分ができることを表現するのがポイント。自己PRの内容がひと目でわかるよう、冒頭にタイトルをつけるとわかりやすいです。
以下から、自己PRの良い例と悪い例を紹介します。
自己PRの良い例
エンジニアの職務経歴書に記載する自己PRの良い例をあげると、以下のとおりです。
ユーザーの意識を考慮したシステム開発
これまで培ったスキルを活かし、ユーザーの利便性を向上させるにはどうしたらいいか常に考えながら業務を進めています。私は3年間のWebサイトのシステムエンジニアとして経験したほか、情報システム部門で社内のIT環境の整備にも貢献しました。そこでは、自分自身の知見や技術をもとにし、実際にシステムを利用する社員が何を感じているかを考慮しながら対応してきました。今後もこの経験を活かしながら、より便利なシステム開発に取り組む所存です。
このように、冒頭にタイトルをつけ、アピールしたい内容がすぐにわかるようにしています。経験してきた業務を踏まえ、応募先に対してどのように貢献できるのか説明している点もポイントです。
自己PRの悪い例
自己PRの悪い例についても紹介します。
ユーザーの意識を考慮したシステム開発
ユーザーの利便性を向上させるにはどうしたらいいか常に考えながら業務を進めています。これまでさまざまな業務を担当し、ユーザー目線でのシステム開発の重要性を感じてきました。今後もより便利なシステム開発に取り組む所存です。
アピールしたい内容を示しているものの、その根拠となる経験やスキルに関して触れていません。そのため、説得力に欠ける自己PRになっています。
採用担当者はエンジニアの職務経歴書のどこを見ている?
採用担当者は職務経歴書をもとに採用可否を判断しています。具体的にはどのような部分をチェックしているのでしょうか。
ここでは採用担当者の目線から、採用につながりやすい職務経歴書のポイントを解説します。
フォーマットの見やすさ
職務経歴書のフォーマットは、大きくわけて編年体形式、逆編年体形式、キャリア形式があります。編年体形式は時系列にそって古いものから順番に記載する方法です。一方、逆編年体形式では新しいものから書き始め、古いものほど後に記載します。キャリア形式は、経験した時期ではなく、プロジェクトや経験した分野ごとにまとめて記載するスタイルです。
基本的には、いずれのフォーマットでもわかりやすく記載できれば問題はありません。ただし、エンジニアの職務経歴書は逆編年体形式で記載したほうが採用担当者に情報を伝えやすくなります。
開発実績
エンジニアの職務経歴書では、特に開発実績がチェックされます。どのようなシステムを開発してきたかは、採用担当者が真っ先に確認したい情報だからです。
開発実績をわかりやすく伝えるためには、要点をしっかりまとめるのがポイント。詳細を伝えようとすると文章が長くなりがちになるため、なるべく簡潔に要約しましょう。
スキル
エンジニアは過去の開発実績だけでなく、実際のスキルも重視されます。たとえばスキルはあるものの、開発経験がない言語や環境もあるでしょう。その場合もスキルレベルの項目できちんと記載することが大切です。言語や環境を扱ってきた年数についても示すと、どの程度の経験があるか伝わりやすくなります。
熱意・意欲
採用担当者は、募集している仕事に対して熱意や意欲がある人を採用したいと考えています。エンジニアとして働くうえでは実績やスキルが重要ですが、採用担当者はそれらだけを見て応募者を選んでいるわけではありません。
自己PRでは実績やスキルだけでなく、熱意や意欲もアピールできる内容を盛り込みましょう。熱意や意欲の強さが評価され、採用につながる場合もあります。
キャリアパス
採用担当者は、職務経歴書から応募者のキャリアパスのイメージについても汲み取ろうとしています。たとえば、それまでの経歴と応募している仕事内容に大きな違いがある場合、採用後にミスマッチが生じるのではないかと不安に思われる可能性もあります。
職務経歴書では、採用後のキャリアパスのイメージが伝わるように記載することも重要です。キャリアパスについては、自己PR欄に記載しておくのも良いでしょう。
エンジニアの職務経歴書の書き方のポイント
エンジニアが職務経歴書を書くときは、ほかにもさまざまなポイントがあります。ここでは、職務経歴書の書き方について意識したいポイントを確認しましょう。
新しいものを先に書く
すでに触れたとおり、エンジニアの職務経歴書は逆編年体形式で記載して新しいものを先に示すのがおすすめです。選考で特に重視されるのは、直近でどのような経験をしているかです。
最新の状況がスムーズに伝わる職務経歴書を作成してください。
各種アカウントがあれば記載する
GitHub、Qiita、SlideShareなどのアカウントがある場合は、職務経歴書にも記載しましょう。採用担当者にアカウントをチェックしてもらえれば、実績やスキルをより具体的にアピールできます。
ほかにもエンジニアとしての活動内容が伝わるSNSアカウントがある場合は、あわせて記載すると良いでしょう。
ウソはつかない
基本的なことですが、職務経歴書には正確な事実だけを記載しましょう。
エンジニアとして採用されるためには実績やスキルが重視されます。だからといってウソを書くのはよくありません。ウソを記載しても後々バレてしまう可能性が高いです。
実績やスキルに自信がないとしても、勉強しているスキルや仕事に対するやる気をしっかりアピールすれば採用につながります。
エンジニアの職務経歴書についてのQ&A
エンジニアの職務経歴書の書き方やそのポイントについて解説してきました。ここでは、エンジニアの職務経歴書についてよくある質問とそれに対する回答を紹介します。
Q1.志望動機は書く必要はある?
職務経歴書の場合、志望動機の記載は必須ではありません。志望動機については履歴書に記載欄が設けられている場合が多いからです。
とはいえ、特別伝えたい思いなどがある場合は、職務経歴書に志望動機を書くのもひとつの方法です。経歴やスキルと絡めてアピールできれば、ほかの応募者との差別化にもなります。
Q2.特記事項には何を書いたら良い?
特記事項とは、経歴やスキルなど以外に伝えたいことがある場合に記載する欄です。たとえば、持病があり、通院のために定期的に休みをとる必要があるならその旨を記載します。ブランクがある人は、ポジティブな表現でその理由を記載しておきましょう。
特に伝えたいことがないときは記載しなくても問題ありません。
Q3.転職回数が多い場合でも記載したほうが良い?
転職回数が多い場合でも、職務経歴書には基本的にすべてを記載する必要があります。実績やスキルなどをきちんと示せば、転職回数が多くても評価される可能性はあります。
転職理由を整理し、面接で一貫性のあるアピールができるように対策しましょう。
まとめ
エンジニアとして職務経歴書を作成する場合は、自分自身の経歴をわかりやすくまとめることが大切です。ひと目で経歴やスキルをアピールできるよう、数字や箇条書きを活用して要点をまとめましょう。
今回紹介したポイントを意識するだけで、自分の実績やスキルをより魅力的に伝えられるようになります。
また、この記事で使用した職務経歴書のテンプレート(見本)やフォーマットは以下からダウンロードできますので、ぜひ作成の際にご活用ください。
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