中国を発症地とする新型コロナウィルスは猛威をふるい、あっという間に世界中へ拡大していきました。その勢いはまだまだ収まりそうにありません。
感染を防止するために人との密な接触を避けるように言われていますが、そのおかげで仕事が激減している人も多いです。
飲食などの接客業はスタッフを減らしており、特に学生のアルバイトは人員カットの対象とされています。
遊ぶためのお金だけでなく、授業料も払えなくなり退学を検討している大学生も少なくありません。
そんな今、学生がお金を稼ぐ方法として「クラウドソーシング」が注目されています。
クラウドソーシングは在宅勤務の手段として以前から注目されていましたが新型コロナウィルスの影響で本格的に始めようとする人が増えています。
しかし、クラウドソーシングは学生でもできるのか、どのくらい稼げるのか知らない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、学生がクラウドソーシングを利用するメリットやデメリット、注意点について解説していきます。
これからクラウドソーシングを始めようとしている学生の方は是非、最後までチェックしてください。
Contents
クラウドソーシングとは
クラウドソーシングとは、インターネット上で企業が不特定多数の人へ仕事を発注するサービスです。比較的新しい働き方として注目されています。
クラウドソーシングの特徴についてみていきましょう。
- 誰もが簡単に仕事を受注できるサービス
- スキルが必要無いお仕事も多数
- 隙間時間を有効活用できる
誰もが簡単に仕事を受注できるサービス
クラウドソーシングは誰でも仕事を受注できるのが特徴です。
パソコンとインターネットが利用できる環境であれば仕事ができるので、面談や資格は必要ありません。
クラウドソーシングで仕事をする流れはは次の通りです。
1.クラウドソーシングサイトで会員登録する
2.案件を探し応募する
3.クライアントから依頼の返信がきたら作業を開始
4.成果物ができたら納品
5.クライアントが検収を行い問題なければ終了、報酬を支払われる
仕事の形態は大きく分けて2つあります。
単発依頼のタスク形式と、納品後にコンペが行われ採用されたユーザーのみが報酬をもらえるコンペ形式があります。
コンペ形式は報酬が比較的高いですが採用されない場合もあるので安定して稼ぎたいのならタスク形式がおすすめです。
また、タスク形式の中には安定して案件がもらえるプロジェクト形式という形態もあります。
手軽に誰でも仕事が受注できるので、多くの人が利用しています。
スキルが必要無いお仕事も多数
クラウドソーシングでは、スキル不要の案件が多いのも特徴です。
WEBアプリの開発など、専門スキルが必要な案件もありますが、多くはブログライターや、データ入力など初心者でもできる仕事がほとんど。
専業主婦や学生の方でも簡単にできる仕事が多いので安心して始めることができます。
隙間時間を有効活用できる
隙間時間を有効活用できるのもクラウドソーシングのメリットの1つ。
クラウドソーシングは成果物を納品して報酬をもらう仕事がほとんでなので、時間や場所を気にせず仕事ができます。
授業と授業の間の空き時間や移動時間など隙間時間を有効活用できるので、まとまった時間がとれない人でも仕事を進めることができます。
クラウドソーシングで学生が働くことは可能なのか
クラウドソーシングは、学生でも案件を受注して仕事をすることは可能なのでしょうか。
18歳以上であれば学生でも働ける
結論からいうと、18歳以上であればクラウドソーシングを利用できます。
18歳以上で未成年(18〜19歳)の人は保護者の同意が必要になりますが利用は可能ですので年齢の条件を満たせば学生でもクラウドソーシングでお金を稼ぐことはできるのです。
クラウドワークスで学生が働く際のメリット
クラウドソーシングで学生が働くメリットは何でしょうか。
主に以下のメリットが挙げられます。
順にみていきましょう。
- 場所の拘束されず自由な時間に働ける
- スキル・経験不要の案件が多い
- アルバイトより稼げる可能性も
- 新卒の入社面接でアピールポイントに
場所の拘束されず自由な時間に働ける
クラウドソーシングは仕事をする場所や時間に拘束されません。
ネット環境とパソコンやデバイスがあればいつでもどこでも仕事ができます。
好きな時間で働けるので早朝や深夜はもちろん、用事の合間にカフェで仕事したり、移動時間の電車の中で仕事をしたりすることが可能です。
場所や時間を選ばないので、自分のライフスタイルに合わせて仕事を進められます。
スキル・経験不要の案件が多い
クラウドソーシングで募集している案件の多くは経験不要の仕事です。
そのため、自分でもできそうな案件であれば、すぐに応募できます。
もちろんクライアントより仕事の依頼がなければ仕事を開始することはできませんが、未経験でもできる案件が多いのがクラウドソーシングの魅力です。
アルバイトより稼げる可能性も
クラウドソーシングの案件によってはアルバイトより稼げる可能性もあります。
データ入力など単純作業では難しいかもしれませんが、ライティング案件であれば慣れれば時給1,000円以上稼ぐことも可能です。
ライティング案件は安いのもありますが、ある程度経験を積めば1文字1円以上の案件も多いです。
ライティングのスピードも慣れれば1時間に1,000文字書くのは難しくありません。
つまり時給換算するとアルバイトより割が良いこともあるのです。
新卒の入社面接でアピールポイントに
学生時代にクラウドソーシングで仕事をした経験は入社時の面接でアピールポイントになります。
実際に受注した仕事の内容はもちろん、クライアントとコミュニケーションを取りながら納品したという経験は、ITリテラシーやテキストコミュニケーション、ビジネスマナーがあるということを企業側に知ってもらえるチャンスです。
就職面接時のプラス材料としてクラウドソーシングでの経験は役に立つでしょう。
クラウドワークスで学生が働く際のデメリット
クラウドソーシングで学生が働くことはメリットばかりではなくデメリットもあります。
クラウドソーシングを始める前にデメリットも押さえておきましょう。
- 相互監視下に無い状態で自制して働けない人は厳しい
- アルバイトより稼げない可能性もある
相互監視下に無い状態で自制して働けない人は厳しい
クラウドソーシングは自制して働けない人には難しいです。
クラウドソーシングでは、仕事中を誰かに監視されることはありません。
自由ですが、自分自身でスケジュールを立てて、仕事を進めていくことが求められます。
職場に出勤して行うアルバイトは、時給で報酬が支払われるので、先輩や上司が監視をしています。
また、分からないことがあれば聞ける人がそばにいますが、クラウドソーシングは自分の力で成果物を作成しなければなりません。
そのため自制心がない人は向いていないと言えます。
アルバイトより稼げない可能性もある
クラウドソーシングはアルバイトよりも稼げない可能性があります。
なぜなら、クラウドソーシングは成果物を納品してお金をもらうので作業にかかった時間は考慮されません。
そのために時給換算するとアルバイトの方が稼げる、というケースもしばしばあります。
慣れてしまえば作業スピードは上がるかもしれませんが、アルバイトの方が稼げる可能性もあることは認識しておきましょう。
クラウドソーシングで学生におすすめな案件
クラウドソーシングで学生におすすめの案件はどんな仕事でしょうか。
ここでは未経験でもできる受注しやすい案件を紹介していきます。
- アンケート
- フォーム入力
- レビュー記事
- ブログ執筆
アンケート
質問に答えるアンケートは初心者でもできるのでおすすめです。
マーケティングの一環としてアンケートを活用する企業は少なくありません。
クラウドソーシングでもアンケート案件は多いですが、特別な資格や経験も不要なのでクラウドソーシング初心者は、アンケートから始めてみてはいかがでしょうか。
フォーム入力
フォーム入力の案件もおすすめです。
フォーム入力とは、伝票などに書かれた数字や文字を定型のフォームに入力して送信する仕事です。
決められたものを入力するだけなので難易度は高くないですが正確さが求められます。
長時間やるには忍耐力が必要ですがカンタンなので学生にはおすすめです。
レビュー記事
映画や漫画のレビュー記事も初心者OKの案件が多くおすすめです。
自分で考えて文章を書く必要がありますが、レビューですから堅苦しい文章ではなくても構いません。かえって学生らしいくだけた文章を好むクライアントもいます。
自分の率直な意見、感想を書くのでハードルはそれほど高くありません。
ブログ執筆
メディアに掲載するブログの執筆案件もおすすめです。
アンケートやフォーム入力よりも難易度はあがりますが、記事の構成や書き方などは、クライアントが作ってくれているケースが多いので、それほどハードルは高くありません。
単価もアンケートやフォーム入力、レビュー作成よりも高いことが多いので文章を書くことが嫌いでなければ効率よく稼げます。
クライアントから気に入ってもらえれば継続して案件をもらえることも珍しくないので、是非チャレンジしてみてください。
クラウドソーシングで学生が働く際の注意点
学生にとって魅力の多いクラウドソーシングですが、仕事をする上で気をつけてほしい点があります。以下の点には気をつけてください。
所得が38万を超えないように仕事を受けよう
クラウドソーシングでもらえる報酬は38万円を超えないようにしましょう。
なぜ、38万円なのでしょうか?
38万円を超えると、親の扶養から外れてしまい自分で所得税や住民税を支払わなければならなくなるからです。
クラウドソーシングで受注する仕事は、給与ではなく報酬という名目になっています。
そのため38万円以下であれば所得税は非課税になります。
38万円という金額は基礎控除額のことです。ちなみに所得控除は65万円です。
アルバイトであれば雇用主が所得税の計算(年末調整といいます)をしてくれますがクラウドソーシングでは自分でやらなければなりません。
学生なのに親の扶養から外れて税金を支払うのは得策ではありません。
クラウドソーシングで仕事を受注する際には、合計金額が38万円を超えないように意識してください。
まとめ
クラウドソーシングは好きな時間や場所で仕事ができるので好きな時間を活用でき、学生におすすめです。
アルバイトのようにまとまった時間が取れない人でも隙間時間を活用して稼ぐことができるので授業やサークル活動の合間などの時間を利用できます。
クラウドソーシングで仕事をした経験は、就職の面接時にもアピール材料にもなります。
気になる方は是非、クラウドソーシングに挑戦してください。

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