こんにちは、 ITプロマガジン です。
「RPA」は多くの企業から注目され、導入や開発などが進んでいることから、RPAエンジニアとして転職したいと考えている人も多いと思います。
企業にとって業務を「RPA化」することで様々なメリットがあります。今後RPAエンジニアになりたいと思っている人にとっては、市場でさらにニーズが高まるのか、将来性について気になりますよね。
今回は現役SEである筆者がRPAエンジニアの将来性と今後の需要について解説していきます。
ドンピシャ案件の探し方
「案件はたくさんあるはずなのに、なかなか自分の望む案件が見つからない…」
エンジニア市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいマッチングノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
・9割がエンド直案件のため、高単価
・約6割が週3-4案件のため、柔軟に働ける
・事業会社の自社開発案件が多い
などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。
初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
RPAエンジニアの役割と仕事内容
RPAエンジニアの役割と仕事内容をここでは説明していきますが、その前にRPAについて簡単に説明します。
まず基本的な事ですが、RPAとは、ロボティック・プロセス・オートメーション= robotic process automationの略です。
RPAはソフトウェアのロボットということで、パソコン上の作業を自動化し業務の効率化をはかることです。
そんなRPAを活用する為のエンジニアの役割と仕事内容について触れてみます。
- RPAの導入
- RPAによるロボット開発作業
- 業務設計
RPAの導入
RPAエンジニアには、RPAを導入しようと検討している企業に対して、導入することで与えるメリットや実務的な内容を伝える役割も求められます。
単にエンジニアとして技術的な役割を求められるのはもちろん、RPAを広めるための導入支援業務をする場合もあります。
RPA導入したい企業に対して、よく知らない人に対しての指南役として必要なツールや効率化するためのアドバイスも含まれます。
RPAによるロボット開発作業
実際にRPAを導入する企業の業務効率において、RPA開発ツールを使用してロボット開発を行います。
要件定義や業務分析をもとに、人間が行っていた作業をロボット作業に変更する「シナリオ」を作成し、「シナリオ」をもとに開発作業に進んでいきます。
RPAの開発は、基本的にプログラミングは必要ない為、誰でもロボットの製造はできるとされています。しかし、実際にはシステム開発経験者でなければ難しいのも事実となるので、RPAツールを使いこなすための知識やスキルは求められます。
RPAツールを使用してクライアントの希望や効率化につながるロボットの開発を進めていきます。
業務設計
RPAエンジニアにもSEとしての役割は求められます。
特に業務設計においては、そもそも業務がロボット化できるか、効率的なロボットがどのようにして製造できるのかなどを設計します。
クライアントとしては、効率化したい業務は把握していても実際にどのようにすればRPA化できるかを考えるのは、また別の問題なのです。
そこでRPAエンジニアがすでにあるシステムと導入すべきシステムかを検討してフローを整理していきます。
気になるRPAエンジニアの将来性と今後の需要
RPAというと企業にとっては、まだまだ未知の世界であり、今後導入を検討される企業が本格的に増加すると思われます。
そのような意味からするとRPAエンジニアのニーズもこれからが本番というところです。
今後の将来性と需要について触れていきます。
- RPAエンジニアの現状
- RPAエンジニアの需要
- RPAエンジニアの将来性
RPAエンジニアの現状
現在のところのRPAエンジニアの現状というのは、どのようになっているのでしょうか。
実際のところRPAエンジニアの需要は増加傾向にあり、市場の案件としては2018年頃よりRPAエンジニアの需要が上がっています。
実際にRPAに早くから携わっている開発企業などは、2013年頃からより着手している企業もあります。
RPAは商品により様々な種類が存在する為、使用するRPAに応じて特徴を知る必要があります。
そのため、現在でもRPA案件に実際携わってから、はじめてRPAツールに触れるエンジニアが意外に多く現状としてRPAエンジニアは不足しています。
RPAエンジニアの需要
前述の通り、RPAエンジニアの需要そのものは、現状不足しているのが事実です。
「 RPA国内利用動向調査 2021 」の報告によると、年商50億円以上の大手・中堅企業ではRPA導入率は37%、2022年度には50%になると予想されています。
開発業務の歴史からすれば、RPAは2012年頃から始まり、歴史はまだ浅く現実の市場のニーズの本格化はこれかと言えます。
となるとRPAエンジニアの需要は、さらに増加するでしょう。
RPAエンジニアの将来性
RPAそのものの注目度や関心度は、これからさらに高まっていくと言えます。
現在、大企業を中心とした一部の企業が積極的にRPAを導入していますが、この動きがさらに加速すれば、中小企業でも導入することになるでしょう。
そうなるとRPAの将来性は明るいと言えます。
株式会社矢野経済研究所の調査によると2016年から2020年に向けて着実にRPA関連のサービスの需要が増えています。
新型コロナウィルスの影響を受け、テレワークや業務効率化業務効率化に取り組む企業が増えていることでRPAが年々市場を拡大していることはいうまでもありません。
RPAエンジニアのやりがいやきつい点
需要が年々増えているRPAエンジニアですが、やりがいやきついことももちろんあります。
RPAの仕事について深掘りしていきます。
RPAエンジニアのやりがい
クライアントにとって、今まで時間をかけていた作業が一瞬でかつ正確に仕事を終えることに対して喜びの声をもらいます。
開発者にとってどうしたら使いやすく、短時間でクライアントの業務を進められるかを常に考えます。「発想力」や「想像力」が求められ難しく感じる仕事です。
結果としてシステム導入後、クライアントからシステムを使用して仕事がしやすくなったと感謝してもらえたり、自分の能力を活かせるのは大きなやりがいに繋がります。
RPAエンジニアのきつい点
RPAエンジニアには、技術的な面でなくコンサルスキルやITツールを操作するスキルなど幅広い知識が求められます。
年々RPAの需要が伸びているということは、今後さらに新しい知識やスキルも増え求められてきます。
自身の知識や技術をアップデートしていかなければ、クライアントへ的確な提案やシステムの導入ができないので、常に学ぶ姿勢が必要になります。
RPAエンジニアの年収相場は上昇傾向?
近年ではフリーランスのエンジニアも増加しており、スキルが高い人ほど報酬や条件も高くなります。
では、気になるRPAエンジニアの報酬面は、どうなのでしょうか。
実際にRPA案件に関わった筆者がお伝えします。
- RPAエンジニアの年収は高い?
- 他のスキルと比較すると?
- RPAエンジニアの年収は増加傾向?
RPAエンジニアの年収は高い
実際、RPAエンジニアの年収は高いのでしょうか?
結論を言うと、年収は高めです。
ただし、これはエンジニアによるスキルにもよると言えます。もし既にRPAエンジニアとして5年以上のキャリアがあるのならば、それ相応の年収となります。
これまでのRPAエンジニアの年収相場は以下の通りとなります。
経験者 | 500~3000万円 |
未経験者 | 400~500万円前後 |
未経験でも500万円前後というわけですから相場的には非常に高いと言えます。
他のスキルと比較すると?
RPA案件と、その他のスキルの案件とを比較するとどうでしょうか?
これは、案件にもよりますし、エンジニアのスキルにもよりますから比較すると、一概に高いか低いかは言えません。
例えば言語によっても報酬面での違いはあります。人気の言語やエンジニアのニーズが高い案件については、やはり収入は上がります。
RPA案件については、未経験でも参画することもできます。
なぜならRPAエンジニアというのは、それほど多くはないからです。
RPAのスキルや経験よりも、どちらかというと判断されるのは、エンジニアとしてのキャリアが問われます。
設計、開発などの経験値が問われます。
なぜならRPA未経験であっても、プログラミングを習得するわけではないので、システム開発経験者であれば対応できるであろうという判断がなされるからです。
RPAエンジニアの年収は増加傾向?
結局のところRPAの年収は、増加傾向なのでしょうか?
ズバリお答えすると、この先5年は、RPAエンジニアの年収は確実に増加するでしょう。
なぜならこの先、さらにRPAは世の中に浸透しニーズが広がるからです。それに応じてエンジニアのニーズも高まり、価値が上がれば年収は増加します。
むしろこの先5年がRPAエンジニアのピークとなるとも言われています。
上記のデータは求人件数と最高提示年収は2018年10月時点の数字ではありますが、RPAエンジニアの人数は別の職種と比べても9.1倍と多く需要があることが分かります。
また、最高定時年収が2,000万と非常に高く今後の需要を考えたらRPAエンジニアの年収は増加すると言えます。
年収相場が高いだけが注目されやすいのですが、エンジニアとしてキャリアチェンジしやすいのも特徴です。
RPAエンジニアとして生き残るために必要なスキル
RPAエンジニアとして仕事をしていく為、そして生き残る為には、どのようなスキルが必要なのでしょうか?
プログラミング言語によるアプリケーション開発とは、またひと味違うRPAエンジニアに必要なスキルについて説明します。
- RPAそのものについての知識と理解
- RPAで出来ること、出来ないことを明確に
- これまでの経験が活きるとは、限らない
RPAそのものについての知識と理解
RPAエンジニアとして当然のことですが、まずはRPAのことをよく理解する必要があります。
RPAを企業などに積極的に活用するために導入プランを提示したり、導入においてのサポートやアドバイザーとしての役割も求められることもあったりと単にエンジニアとしてだけのポジションや業務以上のことを要求されたりします。
RPAそのものや、システム関係や開発についてあまり詳しくない顧客に対してもわかりやすく説明するので、広く豊富な知識が必要となります。
RPAで出来ること、出来ないことを明確に
RPAは、人の手によって行っている業務をロボットに行うことで、自動化により業務改善し効率化するのが狙いです。
しかし、そんなRPAでも全てのことができるわけではありません。業務を効率化させることはもちろん可能ですが、かといってRPA化によってなんでもかんでもできるというわけではありません。
RPAは、人がパソコンで作業する業務については対応できるとされていますが、もちろん苦手なこともあります。
例えばスクロールバーの制御やマウス操作は苦手分野です。
RPA化するにおいてキー操作を多様することでRPA化が苦手とする部分を減らすなどして、RPAならではの特性を理解しておく必要があります。
RPAの開発においては、まずRPAで何ができて何ができないかを理解しておくことがファーストステップとしては必要です。
これまでの経験が活きるとは、限らない
RPAエンジニアとして案件に関わる場合、これまでの開発経験が活かせるとは限りません。
これは意外なことかもしれませんが、現役SEである筆者が実際に実感したことです。通常の開発案件と同様に業務を自動化しシステム構築することには、変わりありません。
しかし、RPAは独特であり特徴があります。
ロボットを構築することは、プログラミングの知識は不要で誰でもできるとされています。コーディングの必要もありませんので、プログラミングを理解していなくてもロボットは作れます。
ですが、誰でも作れるようなロボットとなるとレベル的には簡易なものとなります。複雑な処理となるとプログラミング知識というよりシステム的知識は必要となります。
またコーディングが不要ということが、エンジニアにとっては逆に面倒と感じる場合もあります。なぜならコードなら単純に数行で済む作業をRPAの場合では、1つ1つステップを組まなければならないからです。
RPAエンジニアが案件を探す方法
RPAエンジニアの案件を探すには、どのようにしたらよいのでしょうか?
RPAと言っても、通常の開発案件を探すのと、それほど変わりません。
しかし、特定のプログラミング言語やデータベースなどの明確なスキルによりピンポイントにRPAの案件を探すのは、少し難しいかもしれません。
- エージェントを利用する
- RPA推進企業に問い合わせる
- 人脈を活かし案件を得る
エージェントを利用する
エンジニアが案件を探す際に、近年で最もポピュラーな方法がエージェントを利用することです。
近年は、フリーランスのエンジニアが増加に伴い、エージェントそのものも増加しています。
エージェントを利用するメリットは、様々ありますが、最も有効なのは、営業をせずに済むということです。
いくつかのエージェントに登録しておけば、自分のスキルにあった案件を紹介してくれます。
もちろんRPAの案件もエージェントは保持しています。
実際に利用したいエージェントをご紹介します。
RPA案件に特化したエージェントであれば、こちらのエージェントがおすすめです。
エージェント名にも「RPA」という言葉が含まれているように、多数のRPA案件を取り扱っています。
サイトからのエンジニア登録も可能なので、RPA案件を探している方は、アプローチしてみましょう。
RPA推進企業に問い合わせる
RPA製品を開発している企業に需要を直接確認するという手段もあります。
RPAの歴史は、まだそれほど長くなく、RPAを経験したエンジニア自体も貴重となります。
一方でRPAを世の中に広めたいと思う企業は多く、RPAを広める為の活動などを積極的に行っています。
RPAエンジニア自体の育成も行っていることから、RPA開発推進企業に積極的にアプローチしてみましょう。
人脈を活かし案件を得る
エンジニア経験が長い方であれば、これまでな人脈を活かし案件を探すのも1つの手段です。
市場に出回っている案件だけではなく、人脈やクライアント会社、パートナー企業から案件の話しをもらえるケースも実は多いのです。
このことは、エンジニア全体の人材不足という現状を露呈していることになります。
まとめ
RPAは、まだまだこれからが本番と言えるように、今後はさらにニーズが高まることは間違いありません。
現状では、RPAエンジニアの人材は、明らかに不足しています。
一般企業としても今後、本格的に検討するところがほとんどなのが現状です。
新型コロナウイルスにより、テレワークという働き方が進むことと同じく、企業は業務の効率化を必ず検討するはずです。
働き方も含め様々な面での業務改善が今後、企業が生き残る為には、戦略的な要素として非常に重要となります。
そして業務効率化の最たる手段としてRPAは広がっていくでしょう。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!
まずは会員登録をして案件をチェック!