エンジニアのキャリアパスの変化とまとめ!

こんにちは!
ITエンジニア・webディレクター・webデザイナーなどのIT人材の自立・キャリアを支援するITプロパートナーズの木村です。
弊社では、独立精神旺盛な優秀なエンジニアの方々の独立・起業サポートや、フリーランス支援を行っています。
こちらでは、日々の現場でサポートさせていただいている中での、プロの目線で、エンジニアに役立つお話をしてまいります。

今回はエンジニアのキャリアパスについてお話しします!
気になる方も多いのではないでしょうか?

かつてはキャリアアップといった方が通じることが多かったでしょうが、近年はキャリアパスというビジネス用語で定着しているようです。その業界の職務や階級の業務経験や配置等の過程をいうキャリアパス、つまりキャリアアップまでの道筋ともいえます。

エンジニアのキャリアパスはどんなものがあり、どのようにエンジニアのキャリアパスが変遷してきたのか。
そしてどんなことがエンジニアに求められているのかをお話ししていきます。

エンジニアのキャリアパスを知る、理解するということは自分が今後どこを目指せばいいのか明確になります。
結果、自分のモチベーションにもつながりますし、他のエンジニアとさをつけることもできます。

早速見ていきましょう!

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エンジニア市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいマッチングノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。

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かつてのエンジニアのキャリアパスとその多様化

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エンジニア業界のキャリアパスというのも、目覚ましいIT分野の日進月歩によって多様化をしてきています。

以前までのキャリアパス

以前までエンジニアのキャリアパスの典型例として考えられていたのは以下のようなものです。

PG(プログラマー)⇨SE(システムエンジニア)⇨PL(プロジェクトリーダー)⇨PM(プロジェクトマネージャー)

上記のように当たり前の道筋ができていました。PG(プログラマー)としてキャリアを積み重ねながら、一つずつ経験とともにキャリアパスも変化していきました。

では、近年考えられているエンジニアのキャリアパスとはどのようなものなのでしょうか?

現在のエンジニアキャリアパス

近年は複雑化したIT業界に置いて、エンジニアの新たなキャリアパスが生まれました。

PM(プロジェクトマネージャー)⇨ITコンサルタント⇨ITアーキテクト⇨ITスペシャリスト

上記のように特定の技術を持ったスペシャリストが必要になってきました。そしてフルスタックエンジニアという様々な専門分野に精通している技術者も出現するようになってきているのです!

そこで、多様化したエンジニアのキャリアパスをまとめましたので見てみましょう!

多様化したエンジニアのキャリアパスまとめ

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このIT業界は常に新しい専門技術者が登場してきています。エンジニアとしてのキャリアパスを通過する上で、どのような専門職があるのか以下に説明します。

かつてのエンジニアのキャリアパス一覧

PG(プログラマー)

クライアントからの依頼された設計書を元にしてプログラムをおこなっていく技術者です!
言語によってできることが違い、プログラマーの中でも職種を細分化することができますが、ここでは割愛します。

SE(システムエンジニア)

クライアントからの要望に則って、ソフトウェア開発をおこなう技術者です。

PL(プロジェクトリーダー)

プロジェクトの管理やプロジェクトのリーダーをおこなう技術者で、
上流の仕事よりも、現場の仕事を統括するイメージです。

PM(プロジェクトマネージャー)

プロジェクトの実行責任者で、全体をみる職種です。
企業にもよりますが、現場というよりも、上流の方をみていく仕事が主です。

一方で、現在台頭しているエンジニアのキャリアパスについてみていきましょう!

現在台頭しているエンジニアのキャリアパス

現在は以下のようなエンジニアが台頭してきています。

ITコンサルタント

クライアントからのITに関する戦略的立案や経営改善をおこなう技術者のことで、大手のコンサル会社だとアクセンチュアとか有名ですね。

ITアーキテクト

クライアントからの要望を実現できるように最適なシステム設計をおこなう技術者のことをさします。
ビジネスや組織とその活動全体をみて最適化をするための構造を設計する役割を担っています。

ITスペシャリスト

ソフトウェア技術のスペシャリストであり、技術的な課題を扱っています。
IT製品を導入したり、設計・構築・テスト・保守・運用をすることで、課題を解決する役割です。ITが多様化している今、セキュリティやデータベースというようにそれぞれの分野ごとに専門化されているのが現状です。

フルスタックエンジニア

ITスペシャリストよりも更に専門的知識を極めた技術者です。ITスペシャリストよりも業務をおこなうことができるということで、本当のスペシャリストといえるでしょう。

フリーランスエンジニア

上記専門的知識を持った者が、企業から独立して請負やコンサルタント的な業務をおこなう技術者。フリーランスということなので個人事業主という肩書となります。請け負った金額がそっくりと自分の給与・年収に直結するということではないので注意してください。
請負金額=売上高、となりますのでそこから自身がかかった諸経費を引いた金額が事業所得、つまり自身の年収ということになっていきます。

フリーランスエンジニアになるには?具体的な流れと最適なタイミング

ここまで、専門分野ごとにみてきましたが、それぞれの年収も気になりますよね。

次に見ていきましょう。

キャリアパスの専門分野ごとの年収とは?

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ITエンジニアの平均年収は、

  • 給与470万円
  • 賞与105万円
  • 合計575万円

となっています。
全業種の平均年収が420万円なので、155万円ほど高い年収ですね。

しかしながら専門的な技術者に対する詳細なデータというのは、企業の規模によっても違ってきます。
なので、年齢別の年収で判断せざるを得ませんので、次に見ていきましょう。

年齢別の年収

20代後半:410万円

30代前半:475万円

30代後半:564万円

40代前半:623万円

40代後半:682万円

参考:
国税庁「平成27年分民間給与実態統計調査結果について」(平成28年9月)
http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2016/minkan/

なお、直近の技術者別データの平均年収はわかっている範囲で以下の通りです。

PG・SE :467万円

ITコンサルタント:627万円

この業界は他の業界に比べると、エンジニアの技術レベルによって年収の格差が顕著に違ってきます。
もちろん企業規模によっても年収ランクはあるでしょうが、自身のキャリアパスが現在の会社貢献度であるということを認識して仕事をしていきましょう。

参考:
DODA
https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/

激しい生存競争を勝ち抜くための心得

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フルスタック(full-stack)とは、複数の技術分野について知識や技能が精通していることをあらわします。フルスタックエンジニアは、つまりなんでもできる技術者ということなのです。
この業種はどこからどこまでを把握して業務を行なうという定義はありませんがアメリカから派生した定義となっています。

新規事業や新規サービスを立ち上げた場合には、ほとんどの企業が準備段階ということで少人数によりスタートしていきます。人数がすくない故にプロジェクトメンバーが色々な業務をおこなうことになることも多々あります。
あるいは中小企業のような社員数がすくない場合には常にフルスタックで業務を行なうことも要求されているということもあるでしょう。

さらに近年ではクラウドサービスの台頭によって、オフィスでメンバーが集って業務を行なっていくということよりも、ネットワークを利用して一人で高度な技術を駆使して作業をおこなっていくということも現在では見られます。
インプットからアウトプットまでのプロセス間において、もし一人でフルスタック業務を全ておこなうことができるのであれば、企業側としても人件費を削減することが可能です。一人で行うことによる連携ミス等の無駄な経費を削減することもできるので、フルスタックエンジニアとしての知識と技能もキャリアパスとしてより良い効果を生み出すということもあるのです。

フルスタックエンジニアとは?年収やなる為に求められる5つのスキル

それではフルスタックエンジニアを目指した方がいいかといえば、現在自身がある状況によって対応が異なってくるでしょう。
専門分野の特化している業務を行なっているのであれば、むしろその方が専門的スキルを生かせるのでトータル的にはプロジェクトを回しやすいということも現実にはあります。

フルスタックエンジニアという肩書きで仕事をしたとしても、オールマイティに業務を行なえるということはほぼ難しく、いままでのキャリアからどうしても知識・技能的にも経験0という分野が生じてくるものです。
そのような場合にはその穴を埋める為に、別の人的資源を確保しなくてはいけないというリスクも発生するのでそれであればハッキリと専門的なエンジニアであるということをプロジェクト内外に周知して仕事をした方が上手くいくということもあります。
漠然とフルスタックエンジニアですというキャリアで仕事を請け負ったりした場合には、墓穴を掘ってしまいますのでその辺は注意しながら、自分に最適なキャリアパスを歩んでいってください。

まとめ

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近年ではフルスタックエンジニアのような、オールマイティの技術者を要望するような企業もあります。
その為には、新規プロジェクトが立ち上がったと同時にメンバーに加入して色々な経験をするということがレベルアップになっていきます。クライアントとの提案や企画、交渉、プレゼン等もフルスタックの一部です。
そのような意味では、自分の専門分野以外を網羅する為につねに日々研鑽して勉強も必要でしょう。

フルスタックエンジニア以外のITコンサルタント、ITアーキテクト、ITスペシャリストのような専門的技術者もキャリアパスとしてはとても重要な職務です。
必ず自身の糧となっていきますので、日々精進しながらITエンジニアとしての業務を過ごしていきましょう。

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