女性エンジニアの割合は少ない?悩みや適正、未経験からなる方法も紹介

こんにちは、ITプロマガジンです。

エンジニアを目指す女性の中には、実際に女性エンジニアとして働くことに不安を感じている方もいるでしょう。そこで今回の記事では、エンジニアを目指す女性に向けて、

  • エンジニア女性の割合
  • エンジニア女性が少ない理由
  • 女性エンジニアの働き方や悩み
  • 女性エンジニアとして働く魅力
  • 女性エンジニアのキャリアプラン

などについてわかりやすく解説していきます。

本記事を読めば、女性エンジニアの実情について知ることができ、目指すべきかの判断ができるでしょう。後半では、女性エンジニアの将来性についても紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。

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女性エンジニアの割合は少ない?

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現状、女性エンジニアは男性エンジニアと比較すると割合は少ないです。

JISA基本統計調査2021のデータによると、女性エンジニアの割合は全体のおよそ20%程度と言われています。

そのためエンジニアを目指す方の中には、女性の割合が小さいことで働くことの不安を感じている方もいるのです。

なぜ女性エンジニアは少ないのでしょうか。

女性エンジニアが少ない理由

女性エンジニアが少ない理由として、以下の2つがあげられます。

  • ただ向いていないという思い込み
  • 長時間労働が多い

これまでエンジニアは、上記の理由で働きたいと考える女性が少なかったと言われています。

ここからは、具体的にそれぞれの理由について紹介します。

ただ向いていないという思い込み

女性エンジニアが少ないのは、ただ仕事が向いていないという思い込みがあるからです。

エンジニアとして働く女性が少なければ、エンジニア=男性というイメージがついてしまう方もいるでしょう。しかしエンジニアは力仕事というわけではなく、女性でも働けるような業務内容です。

また女性は感情的な生き物であり、エンジニアは論理的な仕事であるという思い込みからも少ないという可能性もあります。女性だから論理的な仕事ができないというのは、ただの思い込みなのでエンジニアとして働くことは可能です。

長時間労働が多い

女性エンジニアが少ないのは、エンジニアという仕事が長時間労働だからという可能性もあります。

プロジェクトの納期やスキルの欠如による業務の対応に時間を費やす必要があるためです。そのため、残業や休日出勤が目立つ企業も多いと言われています。

しかし近年は働き方改革によって、柔軟な働き方や労働時間の短縮が行われたりとエンジニアの働きやすい環境が整っています。そのためエンジニアとして働く女性も、労働時間に悩まされることなく業務を進められるのです。

女性エンジニアの割合は近年増えてきている

男性よりも割合が少ないとされる女性エンジニアですが、年々増えてきている傾向にあります。

上記のとおり女性エンジニアは、2010年を境に年々就業している数が増えてきており、今後更に増えていくことが予想されます。

これは女性の活躍に理解のある企業が増えたり、スキルアップや収入アップを目指す女性が増えているからだと予想できます。エンジニアとして働くべきか悩んでいる女性は、今後の割合が増えることを見据えて働いてみても良いかもしれません。

女性エンジニアの働き方

具体的に、女性エンジニアはどのような働き方をしているのでしょうか?

まず、システムエンジニアやプログラマーのような典型的なITエンジニアの場合、ほぼ100%がOLのITエンジニアです。

突然ですが「くるみんマーク」というものをご存知でしょうか?

所定の手続きをクリアした、子育て支援に積極的な企業に対して、厚生労働省は「子育てサポート企業」認定を行います。そして、その認定企業が表示できる特別なマークが「くるみんマーク」です。女性のシステムエンジニアやプログラマーの多くが、この「くるみんマーク」を取得しています。

また取得していないものの世界を相手にしている大手IT企業であったり、その系列のいわゆるメーカー系・コンサル系や、車メーカーや金融機関などの上場企業、世界屈指の電信グループ企業であるNTTグループのような、大手企業やその系列に勤務している傾向にあります。システムエンジニアやプログラマーといったITエンジニアは、納期直前はハチャメチャになったり、夜間のシステムの停止タイミングにサービスインの準備を行うことも多いです。

開発が終わって保守のフェイズに移っても、障害発生時はコールがかかる、更にオペレーターとしてシフト勤務など、勤務スタイルがやや厳しくなりがちです。そのような勤務スタイルの職場は、普通、妊娠中の女性や子育て中のお母さんには難しいです。

しかし、大手企業であれば、特に「くるみんマーク」を取得している企業であれば、配慮をしてもらえるため女性のITエンジニアが働きやすく、多くの方が活躍できているのでしょう。

もちろん、みなさん時短勤務などの配慮はされているものの、他の男性エンジニアと同等の職務を行っていました。

女性エンジニアとして働く悩み

増えている女性エンジニアですが、当然働く上で女性ならではの悩みに直面することもあります。女性として働く悩みとして、以下があげられます。

  • 出産や子育てなど生活との両立
  • セクハラや差別
  • 職場で働いている女性の割合が少ない
  • 雑務や事務作業をまかされやすい

上記のような悩みを押さえておくことで、働く前に起こり得るトラブルを知ることができます。

ここからは、具体的にそれぞれの悩みについて紹介します。

出産や子育てなど生活との両立

出産や子育てと仕事の両立に悩むエンジニア女性も多いと言われています。仕事を行う以上は会社に迷惑をかけられないですが、子育てや出産も女性にとって大切なこと。

しかし家庭と仕事を両立させるのが難しいのは、エンジニアに限った話ではありません。

他の仕事でも同様のことが言え、現在の女性社会では仕事と家庭の責任を両立させることが求められています。

セクハラや差別

女性がエンジニアとして働く場合、セクハラや差別される可能性も0ではありません。職場での性的な言葉や冗談は、不快な環境を作り出すことがあります。

また女性だからと論理的な仕事ができないと偏見をもたれたり、雑務しかさせてくれなかったりと相手側が意図しないような差別にも悩むことも考えられるでしょう。

職場で働いている女性の割合が少ない

一緒に勤務する女性の割合が少ないせいで、悩む人も多いと言われています。女性が自分1人であったり同性が少なければ、孤立感を感じることがあります。

また同じ職場で働く女性が少ないことで、女性特有の悩みや相談も周囲に話しづらいです。

いくら業務内容が自分と合っていても、日々の仕事時に孤独感を感じれば出社がストレスになることもあるでしょう。

雑務や事務作業をまかされやすい

女性だからと雑務や事務作業ばかりをまかされることもあります。

エンジニアなどのIT業界では、企業によって性別に基づくステレオタイプが存在していると言われています。

  • 「女性だし技術的な部分がかけている」
  • 「女性だから事務作業の方が向いている」

そんな男性側の発言で悩まされる女性も少なくありません。

女性エンジニアとして働くメリットや魅力

女性エンジニアとして働くメリットや魅力は、4つあります。

  • 女性に理解ある企業が多い傾向にある
  • 手に職をつけられる
  • 転職を有利に進められる
  • 自由な働き方が実現する

上記のメリットを押さえることで、女性エンジニアという職種に興味や関心を持てるはずです。

ここからは、それぞれのメリットについて紹介します。

女性に理解ある企業が多い傾向にある

エンジニア業界では、年々女性に理解ある企業が増えてきています。

厚生労働省によると、一般的にIT業界の平均年齢は40.3歳であり、総合商社や建設業界、飲食業界などは43.4なのでエンジニアの平均年齢は若干低いと言われています。平均年齢の低かったり若手の多い企業はダイバーシティを推進しており、女性も働きやすい会社なのです。

女性に理解ある企業で働くことで、結婚後の退職や妊娠による育休なども受け入れてくれる可能性が高いです。

手に職をつけられる

エンジニアは、手に職をつけられるというメリットがあります。

手に職をつけられるとはスキルや資格を習得することを意味し、一般的にエンジニアではプログラミング言語がその1つです。

手に職をつけることで、例えば企業からリストラされるような状況があっても、今後の転職時も習得したスキルを活用し転職活動をスムーズに進められます。女性エンジニアとして従事することで、今後の仕事も安心して働けると言えるでしょう。

転職を有利に進められる

女性でもエンジニアとして働けば、転職を有利に進められる可能性が高いです。

他の業界と比較すると、エンジニアという業界は多様性を重視しており、性別を採用基準として設けていない傾向にあります。

例えば建築業界は男性が主体で働く傾向にあり、女性だからといって採用されにくいと言われています。しかしエンジニアは再別で力量を判断されにくいため、転職も他の業界と比べて進めやすいのです。

またエンジニアのキャリアや実績を持ち、転職をすることで年収を上げられる可能性もあります。

自由な働き方が実現できる

エンジニアは、自由な働き方を実現できる可能性が高い職業です。

エンジニアは、多くの作業がコンピュータとインターネットに依存しており、場所に縛られずに働くことができます。またスキルがあれば、フリーランスとして独立を目指すことができ、自分で立てたスケジュールで働くことも可能です。

特に女性は結婚や妊娠によって、フルタイムで働くことが難しくなることも多く、フレキシブルに働けるエンジニアはおすすめの職業と言えるのです。

未経験でも女性エンジニアになれる?

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女性でも未経験でエンジニアを目指すことは可能です。

しかし、エンジニアを採用する多くの企業では、スキルや知識を必要としており、事前学習なしでの就業は難しいと言えます。

入社後に学習するというのも考えの1つにあるかもしれませんが、入社後は業務に慣れることに時間がかかったり業務内容を覚えるのに時間がかかってしまいます。そのためエンジニアになるためには、入社前からの学習が必要になるのです。

エンジニアを目指すための学習方法はさまざまであり、プログラミングスクールを受講したり学習サイトを利用したりする方法が例としてあげられます。このような学習方法でエンジニアとしてのスキルを習得すれば、未経験でも女性エンジニアを目指せます。

専門的な職種でのエンジニアを目指していないのであれば、まずは以下のプログラミング言語の習得を行いましょう。

  • HTML/CSS
  • JavaScript
  • PHP
  • Python

またプログラミング言語だけでなく、ITパスポートや基本情報技者試験などの資格を取得することで、エンジニア転職を有利に進めるこが可能です。

エンジニアに向いている女性とは?適性や性格を紹介

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エンジニアに向いている女性には、以下の特徴があります。

  • 地道な作業を繰り返すのが得意な人
  • 向上心が高い人
  • 論理的な考え方ができる人

ここからは、それぞれの女性が向いている理由についても紹介します。

地道な作業を繰り返すのが得意な人

コツコツと目の前の作業を進めるような女性は、エンジニアに向いていると言えます。

コードを打つような実装業務では「実行」と「エラー」「修正」を繰り返すため、集中力を要するマメな作業となります。

またシステムを設計する際は、仕様書に沿って正しいコードを打つなど正確性が求められます。そのため地道な作業でも集中力が途切れることなく、仕事を遂行できる女性がエンジニアとして向いているのです。

向上心高い人

エンジニアは、向上心なしで仕事を進めることが難しいです。

エンジニアのようなIT業界は日々技術が進化しており、新しい情報を迅速に収集しなければいけません。

日頃から情報収集ができなければ、IT技術を知る機会がなく、エンジニアとしての価値が下がってしまうのです。そのため勉強が好きで向上心が高い女性が、エンジニアとして向いています。

論理的な考えができる人

エンジニアという職業は、ロジックで物事を捉えられる女性が向いています。

クライアントからの要望に適したシステムを設計したりアプリを開発するためには、直感やイメージに頼らない論理的な思考力が必要だからです。事実に基づいたデータを整理し、課題を解決する際に直感を信じても、根本的な課題を導き出せないのです。

エンジニアになるためには、感情や直感ではなく論理的に物事を捉えられるような女性を目指すべきと言えます。

女性エンジニアのキャリアプランとは?

女性エンジニアでも、キャリアプランそのものについては男性エンジニアと大差はありません。専門知識を身に着け、エンジニアとしての市場価値を高めることでより高度な人材になる、というのが基本となります。

ただ女性の場合、結婚・出産・子育てをどう吸収するかが問題としてあるので、現場に出て第一線でバリバリとプログラムを書き続けることは避けるといいでしょう。

例えば、ジェネラリストとして、プロジェクトマネジメントや特定分野について特に高い知識を持つサポートエンジニアになるという方法が考えられます。

某大手企業の系列IT企業で見た例ですが、所属は総務部として普段は企業の収支関係を見つつ、特定分野の第一人者として案件のレビューを行っている女性エンジニアがいらっしゃいました。ちなみに総務への異動も単に勤務スタイルの適不適から選ばれたのではなく、現場部隊でプロジェクトオフィサーとしてお金の管理をしていた経験が買われての異動ということでした。

大手IT企業であれば、会社に相談することで善処してもらえる可能性は高いですが、会社が善処してくれない場合、社外に飛び出すことも考えなければいけません。その際は、エンジニアの経験を活かせるようフリーランスのITエンジニアになる、というのも手です。

しかし、男性エンジニアと同様の働き方を求められる案件が多いのが現実なので、あまりおすすめはできません。

そういった意味でおすすめの転職先としては、IT業界以外でIT知識のある人材を求めている中小企業で、いわゆるCIOのようなポジションに付ければベストです。

女性エンジニアの将来性や需要は?

エンジニア業界にいる女性エンジニアは、全体の約10〜15%と割合がまだ少ないですが、今後多様性がより重視され働きやすい社会となるでしょう。

経済産業省によると、IT人材は年々必要とされており、2030年には最大で約79万人に拡大すると言われています。そのため、これからエンジニアとして従事したい女性でも、十分に働ける可能性があります。

今後エンジニアとして働きたい女性は積極的に学習やスキル習得に取り組み、エンジニアを目指しましょう。

まとめ

今回は女性エンジニアの割合や働き方、メリットなどについて紹介しました。

結婚・出産・子育てとどう向き合うか、という女性特有の悩みが、やはりITエンジニアの女性にも付いて回ることが、改めて分かっていただけたと思います。

しかし、以前に比べて社会全体が、結婚・出産・子育てについて理解が深まってきており、女性のITエンジニアの能力を活用したい企業ほど積極的な取り組みを進めています。

今後、女性のITエンジニアが女性であることを不利に思う場面は少なくなっていくのではないでしょうか。この記事が多くの女性のお役に立てば幸いです。

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