2019年PHPエンジニアの転職事情とは?

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こんにちは。

ITエンジニア・webディレクター・webデザイナーなどのIT人材の自立・キャリアを支援するITプロパートナーズ編集部です。

弊社では、独立精神旺盛な優秀なエンジニアの方々の独立・起業サポートや、フリーランス支援を行っています。 こちらでは、日々の現場でサポートさせていただいている中での、プロの目線で、エンジニアに役立つお話をしてまいります。

プログラマーとして活躍しようと考えている人にとっては、やはり自分が主軸として扱っている言語の需要や収入、今後の展望が気になるかと思います。

今回は数あるプログラミング言語の中でもPHPエンジニア向けに、PHPエンジニアの転職事情をご紹介します。

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PHPエンジニアの需要ってあるの?

それではここからはPHPエンジニアの現在の需要とこれからの需要がどう変わってくるかをご説明します。

PHPエンジニアの現在の需要

PHPとはハイパーテキストプリプロセッサ―の頭文字から取った名前で、1995年に登場したプログラミング言語の1つです。古くからあるプログラミング言語の1つでもあり、動的なWebページを作成できるという事で注目を集めた言語です。

動的なページと言うのはユーザーのアクションによってページに変化するページの事です。

ただ情報を伝えるだけのページは動的に対して静的と呼ばれています。

昨今では当たり前のように使われているブログや掲示板は全て動的なページです。ブログで新しい記事が投稿されれば同じトップページでも記事の並びが変わりますし、掲示板もユーザーのコメントがちゃんと追加されていきますよね。

Webページに限らずWebアプリケーションの制作にもPHPは活用可能です。これはPHPがサーバ上でもプログラムを動かせるという特徴を持っているからです。メールフォームや通販サイトのショッピングカートなどのシステムでもPHPは使われていますし、大手SNSのFacebookでも使われています。

このようにPHPはWeb系のシステムにおいて多くの場面で利用されています。昨今のインターネット主体の生活を考えればPHPの需要が少ないと思う人は少ないと思います。実際にPHPエンジニアの需要はWebサイト構築などの部門で非常に多いです。

PHPエンジニアのこれからの需要

インターネットに変わる新しい技術が現れるのであれば別ですが、少なくとも数年以内にいきなりネットが無くなるという事はまずないでしょう。

つまりWeb系のシステム構築に長けているPHPは今後もまだまだ活躍の場があると言い切れます。

もちろんWeb系エンジニアとして活動するためにはPHPだけでなく、HTMLやCSS、その他のプログラミング言語に関する知識も必須となりますので、PHPだけできれば大丈夫と言い切れるほどの安定さが無いのも事実です。その点だけは注意しましょう。

PHPエンジニアの求人情報

PHPエンジニアの求人はやはりWeb系システムの構築で特に多いです。

最近はゲームもインターネットを介した物が多くなってきているので、その影響でゲーム開発関係でもPHPでの求人をしている企業もあります。

企業によって違いはあるものの、ほとんどの企業がLAMP環境(Linux+Apache+MySQL+PHP)となっている事を覚えておきましょう。

求人情報は様々な求人情報サイトや就職・転職支援サイトで手に入りますが、これらのサイトを利用する時に注意するべき事があります。それは開発環境に関する記載とフレームワークの記載があるかどうかです。

開発環境の記載はもちろん必須です。PHPエンジニアとして働きたいわけですから、企業で利用している言語がC言語やJavaScriptでは困るわけです。初歩的な事ですが1番大事な情報でもあるので一応伝えておきます。

そしてフレームワークの記載にも注意しましょう。これは就職・転職支援サイトによってあるなしが分かれています。特にエンジニアに限らず様々な職種の情報を扱っている大手の就職支援サイトだとフレームワークの情報は省略されている事が多いです。

エンジニア向けに特化したサイトならではの気遣いですので、フレームワークの記載があるサイトは積極的に利用する事をお勧めします。

PHPでのフレームワークと言えばやはりCakePHPが多いですが、他にもFuelPHPやCodeIgniter、Symfonyなどの求人が多いので、転職する際にはこれらのフレームワークに関する情報をしっかり押さえておきましょう。

また、今一番弊社の案件で需要が高いのは、Laravelになります。最近では、CakePHPを抜かす勢いで普及してきていますね。

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PHPエンジニアの年収ってどれくらい?

PHPに限らず様々なプログラミング言語別の平均年収を調べているとあるサイトの情報によると、PHPエンジニアの平均年収は538万円で6位となっています。

1位のPythonが651万円という事を考えるとかなり差が出ている様に感じられますが、それでもJava(499万円、8位)やSwift(483万円、9位)よりも平均年収が高い事を考えると、十分高額収入を期待できるプログラミング言語の1つと言えるでしょう。

平均年収こそ低めですが、開発案件数はJavaに続いて多いので安定して仕事ができるプログラミング言語としてはかなり信頼できる長所があります。

PHPで作られたサービスとしてFacebookやWordPressなどの有名どころも多いため、実績と言う点でも十分な物があります。

その信頼度が評価されて近年は金融系の基幹システムにも適用されています。

Web関係での求人が多いPHPですが、それ以外の場面でも活躍できるようになってきています。平均年収を高くできる要素としてはこのように幅広い開発ができるかどうかが大事になってきます。

需要の所でも説明しましたが、PHPの開発案件はWeb系に多く、それは今後数年でいきなり無くなるという事はまずありません。

なので平均年収に関しても今後数年でいきなり急激に減少するという事はまずありません。

ただプログラミングの人気ランキングではPythonに抜かれて5位から6位へと下がった事もあるので、十年単位で考えるともしかしたら平均年収が下がるかもしれない、そういう危険性が少しあるという事を覚えておきましょう。

Javaと比較してどっちがいいの?

それでは、ここからは人気プログラミング言語の1つとして名前の挙がりやすいJavaと比較して、今後PHPエンジニアとして活動すべきかJavaに転向すべきかを考察していきます。

PHPとJavaの違い

PHPがWeb系の開発に特に向いていて、現在ではソーシャルゲームやWebアプリケーションなどの開発でも使われているという話をしてきました。

PHPは動作が軽快で簡単に様々なシステムに導入できる特徴を持ち合わせているので、どちらかと言えば小規模なシステム開発に向いているプログラミング言語となっています。

これに対してJavaはどちらかと言えば大規模なシステム開発に向いているプログラミング言語の1つです。

というのもPHPと違って簡単に導入できる物ではないので、時間をかけてじっくりと開発しないと導入のコストだけで重くなってしまうからです。

なので自社のソフトウェア開発や業務システム開発などで利用されるケースが多く、大規模なシステム開発なので、個人で使うよりかは企業で複数人のプログラマーが集まってチームで開発する時に利用される事が多いです。

この様にPHPとJavaは同じプログラミング言語というカテゴリーにいますが、それぞれ得意とする部門に違いがあるのをまずは押さえておきましょう。

PHPエンジニアとして働く場合

今後もPHPエンジニアとして活動していく事を考えているのであれば、Web開発に重きを置いた活動を、そしてフリーランスや在宅での活動を視野に入れて考える事ができます。

PHPはWebサイトの構築などでも役に立つため、Webデザイナーとして活動する上では必須の言語の1つです。

そしてWebページのデザインと言うのは下請けの仕事として発注されるケースが多いです。インターネットを介したゲームのシステムや、自社の業務システム開発などとは違ってWebページの構築は1、2ヶ月と短期で終わる仕事が多く、そして複数人で開発する必要性が少ない仕事でもあります。

なのでフリーランスとして仕事を受ける際にはWebページのデザインなどでPHPを活用する事が多いのです。

今後在宅で1人で働きたいと考えているのであれば、JavaではなくPHPの方がお勧めです。

Javaエンジニアとして働く場合

純粋に他のプログラミング言語の理解を深めたい、手に職を持ちたいし今後困る事が無いようにしたいと考えているのであればJavaへの転向をお勧めします。

Javaは大規模システムでの利用が向いていると話しましたが、これはJavaが汎用性の高いプログラミング言語でもあるからです。

様々なシステムをほぼ制限なくプログラミングできるので、プログラマーとしてのスキルを磨きたい人にはお勧めの言語です。

そして幅広い開発ができる言語であるため、就職先が非常に多いです。求人情報の案件数も他のプログラミング言語を圧倒するほどに多いです。

なので色んな開発をやってみたいと考えている人ならJavaへの転向をお勧めします。

結局どっちが良いの?

他のプログラミング言語にも言えますが、それぞれ得意としている部門に違いがあるので、PHPとJavaのどっちがプログラミング言語として優れているかと言うのは比べ様がありません。

それぞれの特徴を理解した上で、自身のキャリアをどうするか考えるようにしましょう。

今後個人でフリーランスとして活動していく事を考えているのであればPHPを、別の企業に転職してチームで開発したいと考えているのであればJavaをお勧めします。

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まとめ

インターネットが日常に浸透している今の状況ではこの仕事がいきなり無くなるという事はまずないです。

しかし、Javaなどの大規模なシステムを開発するのに向いている言語と比べると、企業で働くよりも個人でフリーランスとして働く方がPHPエンジニアとしては活動しやすい可能性もあります。

PHPエンジニアとしての活動を考えている人はフリーランスという働き方も視野に入れておくようにしましょう。

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