C++のおすすめ資格一覧!取得メリットや各試験の難易度、勉強方法も解説

こんにちは、ITプロマガジンです。

C++は幅広い分野で使われるプログラミング言語で、他言語と比べて習得難易度は高めです。しかし、努力して知識やスキルを身につけても、就職・転職活動や案件獲得を進める際に、自身の力を伝えるのは難しいかもしれません。特に実績が少ない人にとっては、悩ましい問題です。

「どのようにC++の専門性をアピールしようか」と困った時は、資格取得を検討するとよいでしょう。資格があれば、C++エンジニアとしてのレベルを的確に伝えられるためです。

本記事では、C++関連のおすすめ資格を紹介します。勉強方法や資格取得のメリット、資格以外に実践を通じて磨いておきたいスキル・経験まで解説するので、ぜひご覧ください。

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C++の資格を取得するメリット

C++の資格を取得することで得られるメリットは、知識やスキルの証明にとどまりません。C++の資格を取得するメリットを解説します。

体系的に知識を身につけられる

資格取得を目標に据えることで、基礎から順を追って体系的に学べます。

C++はコードの記述量が多く、覚えるべき知識も膨大です。オブジェクト指向という概念を理解しにくい人も少なくありません。実務をこなしながら断片的に知識を補っていく方法では、どうしても体系的な知識の習得が難しくなります。資格取得なら、遠回りに思えても長期的には効率のよい習得につながります。

就職や転職活動でのアピール材料になる

就職・転職活動では、実績をポートフォリオを通じてアピールすることが効果的です。しかしキャリアチェンジや経験が浅い段階では、提示できる実績が限られる場合もあるでしょう。

そのような状況でも、C++の資格があれば、一定水準のスキルを採用担当者やクライアントに示せます。また、人柄や成長意欲を重視する企業であれば、資格取得に向けて継続的に学習に取り組んできた姿勢を、好意的に受け止めてもらえるでしょう。

資格手当が出る場合がある

企業によって対象資格は異なりますが、C++関連の資格取得が給与アップにつながるケースがあります。また、合格時に一時金として報奨金を支給する企業も見られます。

資格手当を狙うなら、勤務先を選ぶ際に、資格支援制度の有無を確認してみるとよいでしょう。

案件獲得の際もスキルを証明できる

C++は汎用性が高く、ゲーム開発や組み込みシステム、AI(人工知能)関連など幅広い領域でフリーランス案件の需要があります。ただしフリーランスは実力が問われる世界であり、口頭でアピールするだけでは信頼を得にくいかもしれません。資格があれば即戦力としての専門性を明確に示せるため、案件獲得において有利に働くでしょう。

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C++関連のおすすめ資格

C++関連の資格は複数あり、現在のスキルレベルや目的によって選ぶべき資格が異なります。2026年5月現在の情報をもとにおすすめの資格を紹介するので、自身の状況に合った資格をチェックしてみてください。

C++ Certified Associate Programmer(CPA)

運営団体OpenEDG C++ Institute
合格ライン70 %
受験料325USD
試験時間65分
試験形式単一選択問題、複数選択問題

CPAはC++の入門として位置づけられる資格で、これからC++の勉強に力を注ぎたい人や、実務を経験していない人などにおすすめです。

オブジェクト指向プログラミングの基本概念をはじめ、変数・制御構造・関数といった基礎文法、さらにC++ならではの難所であるポインタやメモリ管理まで幅広く問われます。

C++ Certified Professional Programmer(CPP)

運営団体OpenEDG C++ Institute
合格ライン70 %
受験料325USD
試験時間65分
試験形式単一選択問題、複数選択問題

CPPはCPAの上位資格にあたります。すでにC++の実務経験があり、さらなるスキルアップを目指す人におすすめです。

C++に標準で付属するライブラリやアルゴリズムの活用、汎用的なプログラミングなど、現場で重宝される実践的な開発力が問われます。

C言語プログラミング能力認定試験

運営団体サーティファイ情報処理能力認定委員会
合格ライン60%
受験料・3級:5,700円(税込)
・2級:6,900円(税込)
・1級:8,300円(税込)
試験時間・3級:60分
・2級:90分
・1級:150分
試験形式・3級および2級:多肢選択式
・1級:実技試験

C言語プログラミング能力認定試験は、C言語の基礎知識があると証明する資格です。C++はC言語をベースとしていますが、より多くの機能を備えています。C言語とC++には共通する部分が多いため、資格取得により、C++の根幹を理解しているエンジニアとしてアピールできるでしょう。

3級はC言語の基本的なプログラムが書けるレベルです。2級では、500行程度のプログラムと基本的なアルゴリズムの理解が求められます。1級の取得には、事前公開された1,700行程度のプログラムをもとに仕様変更に対応するなど、高度な応用力が必要です。

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C++関連以外のおすすめの基礎資格

幅広いIT知識は、エンジニアとしての強みです。情報処理推進機構(IPA)が運営するIT系資格を3つ紹介します。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、ITの基礎を体系的に固めておきた人にも適した資格です。IPAも「ITエンジニアとして最初に取得すべき資格」として推奨しています。

資格を取得するためには、リーダーなど上位者の指示のもとで、要件定義から実装まで担当できるスキルレベルが必要です。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位資格にあたる資格です。取得によって、より高度なレベルの実力があると示せます。

指示を受けて行動するだけではなく、プロジェクトの方針を正しく理解したうえで、自律的に動ける人材であるとアピールしたい人に向いている資格です。

ITパスポート試験

ITパスポート試験は、ITエンジニアに限らず広く普及している資格です。C++エンジニアとしての技術力を直接証明するものではありませんが、取得すると、経営・セキュリティ・マネジメントなど幅広いIT関連知識を持つとアピールできます。

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C++の資格取得のための勉強方法

C++の資格取得に向けた勉強方法を紹介します。続けやすい方法で勉強に励みましょう。

書籍を活用する

C++関連の書籍は種類が豊富です。ただし、選ぶ際には対応している規格の確認が欠かせません。C++は約3年ごとに規格が更新されており、2026年5月時点の最新規格はC++23です。

古い規格で書かれた書籍でも互換性はありますが、近年の現場で主流となっているスキルが身につかないリスクがあります。

C言語プログラミング能力認定試験が公開する推薦図書を参考にすると、信頼性の高い書籍の手がかりを得られるでしょう。

過去問に取り組む

実際の試験問題を使った演習は、出題傾向を把握しながら効率よくレベルアップできる勉強方法といえます。

C言語プログラミング能力認定試験については、サンプル問題が公式サイトで無料公開されており、より本格的な演習ができる過去問集を有料で購入することも可能です。また、IPAが運営する資格についても、公式サイトで過去問が無料で公開されています。

オンライン講座やスクールを活用する

独学に不安を感じる人には、オンライン講座やプログラミングスクールの活用がおすすめです。Udemyのような動画学習プラットフォームでは講師への質問も可能で、疑問を早急に解消しながら理解を深められます。また、リモートで受講できるオンラインプログラミングスクールを選べば、自宅にいながらマンツーマンに近い環境で学ぶことも可能です。

CPA・CPPの受験を検討している人は、公式学習リソースも合わせて活用するとよいでしょう。

C++エンジニアとして資格以外に磨いておきたいスキル・経験

市場価値や年収を高めるには、資格以外の実践的なスキルや経験も欠かせません。C++エンジニアとして意識しておきたいポイントを紹介します。

最新技術への対応

C++エンジニアとして現場で価値を発揮し続けるには、最新規格への対応が必須です。C++11以降は「モダンC++」と呼ばれ、実用性の高い機能が次々と追加されています。前述のように、古い規格で書いたコードは基本的に動作しますが、新たに追加された機能は別途勉強しなければ使いこなせません。

また、ITの世界では新しい技術やツールが日々登場するため、C++に限らず、最新技術を吸収し続ける姿勢が大切です。

他言語での開発経験・知識

C++は汎用性の高い言語ですが、他言語の知識を組み合わせることで活躍の幅はさらに広がります。各言語にはそれぞれ得意な領域があり、複数言語を扱えるエンジニアほど対応できる案件の種類が増えるためです。

実際の案件を見てみると、C++と組み合わせて求められる言語の傾向が見えてきます。なかでもPythonは、AI・データ分析・組み込み系などの案件でC++と並んで求められるケースが多い傾向です。C#やJavaも、C++と親和性の高い言語として挙げられます。

上流工程・マネジメントの経験

要件定義や設計といった上流工程や、チームのマネジメント経験があると、高単価案件を獲得しやすくなります。プロジェクト全体の流れを把握したうえで動けるエンジニアは、技術力だけでなく推進力の面でもクライアントからの信頼を得やすいためです。

経営課題まで視野に入れた提案ができるようになれば、ITエンジニアからITコンサルタントへのキャリアパスも視野に入るでしょう。

C++の資格に関するよくある質問

C++の資格に関して、よくある質問を紹介します。

C++の資格はどのように選べばいい?

現時点でのレベルを基準に、挑戦する資格を選ぶのが基本です。C++の実務経験がない人や初学者は、CPAや基本情報技術者試験など、難易度が比較的低い資格からスタートするとよいでしょう。

C++の資格を勉強する際のポイントは?

受験日から逆算して学習計画を立て、日々の勉強時間を確保しましょう。書籍・過去問・オンライン講座やスクールなど複数の勉強方法から、自分に合う方法を選ぶのがポイントです。

書籍や過去問は比較的低コストで取り組めるため、ある程度自走できる人に向いています。一方、オンライン講座やスクールは費用がかかるものの、疑問をすぐに解消できる環境が魅力です。

C++の資格取得で必ず就職活動などで有利になる?

資格はあくまでアピール材料であり、取得したからといって採用や案件獲得が確約されるわけではありません。資格取得はゴールではなく、キャリアアップのための通過点として捉えるとよいでしょう。

まとめ

C++関連の資格は、エンジニアとしてのスキルを客観的に証明できる手段です。資格取得で得た知識を実務に活かしながら、最新技術への対応や、他言語の習得など、継続的なスキルアップを意識することが、C++エンジニアとしての市場価値向上につながります。

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