プログラミングに才能は必要?才能がある人の特徴とプログラマーの適正

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こんにちは、ITプロマガジンです。

プログラミングを学ぼうと考えている方の中には、

  • プログラミングに才能は必要なの?
  • プログラミングが向いている人・向かない人を知りたい

という疑問を持つ方もいるでしょう。そこで、この記事ではプログラミングに才能は必要なのか?徹底解説します。記事の後半では、プログラミングの才能や適性をテストする方法やプログラミングの学習方法も紹介しているので、ぜひ最後までご一読ください。

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プログラミングに才能は必要ではない

結論から伝えますと、プログラミングに特別な才能は必要ではありません。才能よりも練習と努力が重要です。最新技術を習得し、経験を積む努力が、才能よりも大切な要素になります。

プログラミングの基礎をマスターするには、250時間〜300時間の学習期間がかかると言われており、実務レベルで使えるようになるには1000時間程度必要とされています。時間が多くかかるため、才能よりも努力や学習量が大きく関係します。

今は「自分にはプログラミングの才能がないのでは?」と悩んでいる方も、経験を積むことで慣れてくるため、継続的な学習を続けていきましょう。

プログラミングの才能がある人の特徴8選

冒頭で、プログラミングに特別な才能は必要ではないとお伝えしましたが、以下のような特性がある人は、一般的にプログラミングの才能があると考えられます。

  1. 地道な作業をコツコツとできる人
  2. 柔軟に対応ができる人
  3. 継続して勉強できる人
  4. プログラミングを楽しめる人
  5. 倫理的思考力を持つ人
  6. ものづくりを楽しめる人
  7. 集中力が維持できる人
  8. 解決力がある人

自分にこれらの才能があるか、チェックしながら確認していきましょう。

1.地道な作業をコツコツと出来ること

基本的にプログラマーは、コーディングして、動作確認をすることを何回も繰り返します。設計書通りに作成するまで続けます。

その後に、テストをして不具合があれば、バグ原因を特定して対応します。バグ原因の調査は人によっては時間がかかり、コツコツと地道にやる作業です。

2.柔軟に対応できること

これはどの職業にも言えることかもしれません。システム開発のプロジェクトは、基本的に遅延することが多いです。仕様変更が多くなってしまうと、遅延が増え、開発中に仕様が変わります。

この仕様変更が何回もあると、気が滅入ってきます。これらの仕様変更に対して、容易に対応できるとことが望まれます。

3.継続して勉強ができること

IT技術の進歩はとても早いです。次から次へと新しい技術が発表され、今までの技術はどんどん廃れていきます。日々、研鑽を重ねないと、時代に取り残されてしまいます。

これを避けるには、コツコツと調べたり、新しい技術に触ってみたりして、知識や経験を増やしていく必要があります。

そこで得た知識や経験を開発に活かして行ければ、コーディングの時間が短縮できたり、バグの原因をすぐに特定できたりして、労力の削減ができるようになりると思います。

プログラマーは才能はなくても良いかもしれません。しかし、適正がないととても苦労するでしょう。

4.プログラミングを楽しめる人

「プログラミングを楽しめる」というのも大きな才能です。問題解決能力やクリエイティビティに繋がり、コードを書く過程が楽しめるため、継続的な学習や成長が促されます。

新しい技術やアプローチに対して好奇心を持ち、常に自分のスキルを向上させる意欲があります。

5.倫理的思考力を持つ人

倫理的思考力を持つ人も才能があります。技術者としての責任や、プログラムが人々や社会に与える影響を理解し、適切な判断ができる能力を意味します。

倫理的思考力を持つプログラマは、データのプライバシーやセキュリティ、アクセシビリティなどの問題に対して敏感であり、考慮したうえで設計に含めて開発できます。

6.ものづくりを楽しめる人

プログラミングの才能がある人の特徴の1つとして、ものづくりを楽しめることも挙げられます。プログラミングはアイデアを形にするための手段であり、創造する喜びを感じることが重要です。

ものづくりを楽しめる人は、新しい技術や言語を学ぶことに対しても前向きで、積極的に挑戦し続けます。さらに、自分のスキルを向上させるために、継続的に学びを続ける姿勢があります。

才能あるプログラマーは、コードを書く過程で達成感を得られるだけでなく、完成したプロジェクトを通して自己表現の手段としても利用します。

7.集中力が維持できる人

プログラミングの才能がある人は、集中力を維持できる人が多いです。ログラミングは、複雑な問題に取り組みながら、細かい部分にも注意を払う作業です。細かい部分を調整するため、長時間にわたり集中力を維持できる能力が必要とされます。

才能あるプログラマーは、一度仕事に没頭すると、周囲の環境に左右されずに深く集中できる特性を持っています。集中力が高い人は、短期間で多くの成果を出し、効率的にタスクをこなすでしょう。

集中力が高いことで、独創的なアイデアやソリューションを生み出だせるのも特徴です。

8.解決力がある人

「解決力」もプログラミングの才能がある人の特徴としてがあげられます。プログラミングは、以下のようにさまざまな問題に対処する必要があります。

  • バグの特定や修正
  • 新しい機能の実装
  • パフォーマンスの最適化

才能あるプログラマーは、問題に対して柔軟な発想を持ち、上記の問題が発生しても効果的な解決策を見つける能力があります。

問題解決のために、既存の知識や経験を活用しつつ、新しいアプローチや技術を取り入れることにも積極的です。才能あるプログラマーは、困難な状況や複雑な問題にも冷静に対処し、適切な戦略を立案できます。

プログラミングが向かない人の特徴

プログラミングに特別な才能は必要ありませんが、プログラミング自体が向かない人はいます。プログラミングに向かない人の特徴について、8つ紹介します。

  • 地道な作業が苦手な人
  • モノづくりが好きではない人
  • 几帳面ではない人
  • 孤独に耐えられない人
  • パソコンが苦手な人
  • 学習を続けるのが苦手な人
  • 机に長時間いるのが苦手な人
  • 応用力や柔軟性がない人

地道な作業が得意ではない

プログラマーは、コーディングをして、動作確認する。この作業をシステムが完成するまで繰り返します。システムが複雑だったり、巨大なシステムになると、気の遠くなるなほど繰り返していきます。

実装工程が終わった後は、テスト工程に入り、バグが発生すればそれの対応をします。バグの原因を調査しますが、この作業も地道に原因を特定していくことになります。以前に同じようなバグを経験していたり、ネット検索に引っかかるととてもラッキーで、作業量を減らすことができます。

このようにプログラマーの作業は基本的に地道にコツコツとやることが多いので、地道な作業が得意でない人、嫌いない人は向いていません。

モノづくりが好きではない

プログラマーは、モノづくりします。しかし、実際に手に取れるようなモノを作っているわけではありません。作成するのは、文字の羅列であるソースコードです。

プログラマーの仕事はプログラミング言語の決められた文法を使って、決められた仕様を実現していく作業です。プログラミング言語には、繰り返し、分岐など極々簡単な文法しかありません。これらを駆使して、システムを開発していきます。

1つ1つの処理、アルゴリズムを考えることが実質の作業です。しかし、アルゴリズムは、物と違って、手に取ることはできません。創造されたモノです。何かを1から作っていくことモノづくりが苦手な人は、向いていないかもしれません。

几帳面ではない

プログラマーは、1人で開発することは、ほとんどありません。チームでの開発が多いです。複数人での開発になると、ソースコードに人それぞれの癖やパターンが出てきます。

それが良い方向に作用していれば良いのですが、大抵は読みにくかったり、汚かったり、悪い方に偏っていくことも多いです。

それを少しでも改善するために開発する際にプログラミング規約などを定めていることが多く、それに従って作成していきます。

規約が定めてあるにも関わらず、自分のやり方に従って開発していく人もかなりいますのでが、ソースコードの統一感がなくなってしまいます。規約に従って、隅々まできちんとできるかがとても重要です。きちんとできない人は、向いていません。

孤独に耐えられない

プログラミングは、孤独に耐えられない人には向いていません。プログラミングは、1人で取り組む作業が多く、長時間孤独にコードを書くことが求められます。

チームでの協力も重要ですが、基本的には自分自身の力で問題を解決しなければならないことが多いです。孤独に耐えられない人は、環境でストレスを感じることがあり、プログラミングには向かない可能性が高いです。

パソコンが苦手な人

プログラミングが向かない人の特徴として、パソコンを苦手としている人が挙げられます。プログラミングは、パソコンを使ってコードを書くことが主であり、基本的なパソコン操作ができなければ始まりません。

プログラミングは、多種多様なツールやソフトウェアを使いこなす能力も必要です。パソコンが苦手な人は、プログラミングの学習において障壁を感じることがあるため、向いていない可能性があります。

学習を続けるのが苦手な人

プログラミングは、学習を続けるのが苦手な人には向いていません。プログラミング業界は常に進化しており、新しい技術や言語が次々と登場します。成功するプログラマーは、自分のスキルを継続的に向上させるために学び続ける必要があります。

学習を続けるのが苦手な人は、最新技術やトレンドに対応できず、プログラミングが向かないと感じるでしょう。

机に長時間いるのが苦手な人

プログラミングは、机に長時間いることが苦手な人には向かない職種です。プログラミング作業は、大部分が座ってパソコンに向かって行われるため、長時間の座り仕事に対応できることが重要です。

机に長時間いるのが苦手な人は、プログラミング作業中に疲れやストレスを感じることがあり、作業効率が低下します。

応用力や柔軟性がない人

プログラミングは、応用力や柔軟性がない人には向いていません。プログラミングでは、さまざまな状況や問題に対処するために、応用力や柔軟性が求められます。過去の経験や知識を活用し、新しいアプローチや手法を試せる人がプログラミングに適しています。

しかし、応用力や柔軟性がない人は、変化に対応できず、新しい問題解決方法を見つけるのが難しいです。

プログラマーの仕事内容と適正

プログラミングを学習した先に、最も就くことが多いであろう職種がプログラマーです。プログラマーの仕事内容と、そこから見えるプログラマーの適正についても解説していきます。

プログラマーは、ソフトウェア開発やアプリケーション作成においてコードを書く専門家です。仕事内容には、コードを設計や実装、テストし、バグを修正することが含まれます。

プログラマの作業で最も時間が取られるのは、バグの調査と対応です。このバグの原因特定は、特定出来るまで地道に調査ができるかが重要で、プログラマとしての適正に関わってきます。

バグには、すぐにわかるバグと、動かしてみないとわからないバグがあります。後者は一つずつ原因を特定する必要があり、新人が担当すると多くの時間を要する可能性があります。ベテランは経験を活かしてすぐにバグを特定できるはずです。

また、プログラマーは理系の人のほうが向いていると思っている人が多いかもしれませんが、実際に働いている人が文系出身であることも珍しくありません。専門性の高い分野などで、例えば、金融関係、保険関係、統計、データ分析、工学・科学計算など数学が絡むような分野では、どうしても高度な数学の知識が必要となりますが、プログラミングではそこまで専門的な知見は必要ありません。

この通り、プログラマーの仕事内容を考えても、特別な才能は必要ないものの、地道な作業をコツコツとできるか、プログラミング自体を楽しめるか、といった性格の人がプログラマーに向いていると言えます。

プログラマーとしての才能や適性をテストする方法

自分にプログラマーとしての才能があるのかどうか、適性をテストしたい際におすすめのサイトは以下の3つです。

  • CABテスト(マナラボ)
  • 適性診断(一般社団法人エンジニアリング協会)
  • プログラマー適性(GEEK JOB)
  • プログラマー無料適性チェック(プログラマスター)

CABテスト(マナラボ)

引用元:マナラボ

CABテストは、マナラボが提供するプログラマー向けの適性テストです。CABテストは、コーディング能力やアルゴリズム思考力、デバッグ力の3つの要素を測定することで、プログラマーとしての才能や適性を評価します。

CABテストを受けることで、IT業界に適しているのか判断材料になるでしょう。また、企業においても、新人プログラマーの適性を測るツールとして利用されることがあります。

適性診断(一般社団法人エンジニアリング協会)

引用元:適性診断

一般社団法人エンジニアリング協会が提供する適性診断は、プログラマーやエンジニア向けの総合的なスキル評価ツールです。適性診断をすることで、論理的思考力や数学的能力、コミュニケーション力などのプログラマーとして重要なスキルを測定できます。

自己理解を深め、適切なキャリアパスを見つける手助けとなるでしょう。

プログラマー適性(GEEK JOB)

引用元:GEEK JOB

GEEK JOBが提供するプログラマー適性テストは、プログラマーとしての才能や適性を評価するオンラインテストです。初心者から経験者まで幅広い層に対応しており、自分の適性を知るための手段として利用できます。

また、プログラマーとして適性だけでなく、想定年収についてもわかるので、転職を考えている人にも役立つでしょう。検査結果をもとに、自分のスキルレベルを把握し、今後の学習計画やキャリア選択の参考になります。

プログラマー無料適性チェック(プログラマスター)

プログラマスターが提供するプログラマー無料適性チェックは、プログラマーとしての才能や適性を判断するためのオンライン診断ツールです。プログラマー無料適性チェックは、プログラマーのお仕事に対する適性をみる際に、実際に使われているCAB試験を簡潔にして提供しています。

プログラミングに興味がある人やこれからキャリアをスタートさせる人にとって、気軽に適性を試せます。結果を参考にして、自分に合ったプログラマーとしての道を見つけましょう。

プログラミングの学習方法

最後にこれからプログラマーとして活躍していきたい方に向けて、プログラミングの学習方法を3つ紹介します。

  • 書籍で学習する
  • 動画やWebサイトで学習する
  • スクールで学習する

書籍で学習する

プログラミングの学習には、書籍を利用すると良いです。初心者向けから上級者向けまで、さまざまなレベルの書籍が揃っています。

プログラミング言語やフレームワークの解説、実践的なプロジェクトの進め方など、幅広い内容が網羅されています。書籍を利用するメリットは、自分のペースで学習できることと、理解を深めるために繰り返し読むことが可能です。

しかし、書籍は定期的に更新されないため、最新の技術情報が網羅されていない点に注意してください。

動画やWebサイトで学習する

プログラミングは、動画やWebサイトを利用して学習する方法も人気です。YouTubeやUdemyなどのプラットフォームでは、プロの講師による解説動画が提供されています。

また、Webサイトでは、チュートリアルやドキュメントが無料で公開されていることが多いです。動画やWebサイトのメリットは、最新の情報が手に入りやすく、学習の進捗に合わせてコンテンツを選べることです。

ただし、講師に直接質問することはできません。リアルタイムで回答を得たい場合はスクールを利用すると良いでしょう。

### スクールで学習する

プログラミングスクールでは、講師による実践的な指導や同じ目標を持つ仲間との交流が可能です。スクールでは、カリキュラムに沿った学習ができ、実際のプロジェクトに取り組むことでスキルを身につけられます。

スクールは、質問や相談がしやすく、学習のモチベーションを保ちやすいのもメリットです。ただし、費用がかかるため、自分の目的や予算に合わせて選ぶことが重要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。プログラマーは、高給取り、華やか、スマートな職業と思われがちですが、そんなことはありません。

特に日本では、プログラマーの地位はかなり低いと言われています。これは、プログラマーは誰でもなれると思われていることが大きかもしれません。

しかし、プログラミングは、とても論理的であり、誰もが組めるわけではありません。プログラマーになりたいと思ったら、まずは、自分のパソコンでプログラミングを初めてみましょう。

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