外資系IT企業のエンジニア年収ランキング!転職を成功させるコツも紹介

こんにちは、ITプロマガジンです。

外資系IT企業で働くエンジニアの年収は、高水準にあると考えられています。日系から外資系Iへの転職を検討するなかで、「職種によってどの程度年収に差があるのか」「どの企業の年収が高いのか」といった具体的な情報を知りたい人も多いでしょう。

本記事では、外資系IT企業で活躍するエンジニアの年収について、ランキング形式で紹介します。外資系IT企業で働く際のメリットとデメリット、転職活動を成功に導くためのアドバイスなども解説するので、参考にしてください。

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外資系IT企業とは?

外資系IT企業とは、海外の企業が一定以上の資本を投入して、日本国内に設立したIT系企業のことです。外資系企業には、豊富な資本力を誇り世界的に名の知られた組織が多く見られます。

外資系企業ができる経緯はさまざまです。海外企業が直接日本市場に参入するケースのほか、既存の日系企業を買収・資本提携して外資系企業ができる場合もあります。

日系企業との違い

日系企業とは、資本構成の大部分が日本企業により出資されている企業のことです。IT業界においては、NTT、ソフトバンク、日立製作所などが代表的な日系企業として挙げられます。

一般的な日系企業と比べると、外資系企業には以下の特徴があります。

  • 成果に基づく評価制度が採用されている
  • ジョブ型雇用が主流となっている
  • 月給制に代わり、年俸制とインセンティブを組み合わせた報酬体系が一般的である
  • 柔軟で多様性を重視した企業文化が根付いている
  • 福利厚生や退職金が用意されていない企業が多い

外資系IT企業の主な種類

外資系IT企業は主にITメーカー、ベンダー、Webサービス、コンサルファームに分けられます。それぞれの仕事の特徴を以下にまとめました。

種類特徴
ITメーカー・海外で開発された製品を日本向けにカスタマイズ・販売する
・ITエンジニア以外にも多様な職種が在籍する
ベンダー・海外で開発された製品を日本に普及させる
・営業の募集が多い
Webサービス・Webシステムやアプリ開発、マーケティング、UI/UXの設計などを手がける
・Webエンジニアを中心に、マーケティング・営業など幅広い職種が在籍する
コンサルファーム・IT系の専門性を活用してクライアントの課題を解決する
・IT以外に、ビジネス全般の豊富な知識や提案力が求められる

外資系IT企業のエンジニア年収ランキング

エンゲージに掲載されているデータを参考に、有名な外資系IT企業で働くエンジニアの年収を、企業が属する業界別にランキング形式で紹介します(2025年5月時点)。

外資系ITメーカー・ベンダー

有名な外資系ITメーカー・ベンダーについて、エンジニアの平均年収をピックアップしました。

企業平均年収
1位:日本マイクロソフト株式会社1,104万円
2位:シスコシステムズ合同会社969万円
3位:株式会社セールスフォース・ジャパン941万円
4位:アドビ株式会社879万円
5位:SAPジャパン株式会社877万円

外資系ITメーカー・ベンダーで働くエンジニアは、平均年収が877万~1,104万円となりました。企業間での年収のバラつきはありますが、外資系ITメーカー・ベンダーは、高年収のエンジニアが多い業界といえます。

外資系Webサービス

有名な外資系Webサービスについて、エンジニアの平均年収をピックアップしました。

企業平均年収
1位:グーグル合同会社1,116万円
2位:アマゾンジャパン合同会社765万円
3位:Apple Japan合同会社613万円

外資系Webサービスで働くエンジニアは、平均年収が613万~1,116万円となりました。Webサービス業界は、ITメーカー・ベンダー業界と比べると、やや企業間での年収のバラつきが大きい傾向です。

外資系ITコンサルティングファーム

有名な外資系ITコンサルティングファームについて、エンジニアの平均年収をピックアップしました。

企業平均年収
1位:KPMGコンサルティング株式会社946万円
2位:日本アイ・ビー・エム株式会社(IBM)885万円
3位:アクセンチュア株式会社769万円

外資系ITコンサルティングファームで働くエンジニアは、平均年収が769万~946万円となりました。ITメーカー・ベンダー業界と比べるとやや年収は低めですが、コンサル業界で働くエンジニアも、比較的高年収を得やすい傾向です。

外資系IT企業のその他職種の年収ランキング

上記で全体の平均年収を紹介した外資系ITメーカー・ベンダーについて、エンジニア以外の職種(営業または、企画・事務・管理)の平均年収をランキング形式で紹介します。

営業

有名な外資系ITメーカー・ベンダーについて、営業職の平均年収をピックアップしました。

営業平均年収
1位:日本マイクロソフト株式会社1,527万円
2位:シスコシステムズ合同会社1,357万円
3位:株式会社セールスフォース・ジャパン1,110万円
4位:アドビ株式会社1,083万円
5位:SAPジャパン株式会社1,032万円

外資系ITメーカー・ベンダーで働く営業職は、平均年収が1,032万~1,527万円となりました。同じ企業群で働くエンジニア(平均年収:877万~1,104万円)と比べると、営業職の方が高い年収を得ています。

営業職の年収が高い理由のひとつが、インセンティブ制度です。契約獲得や目標達成により基本給に加えて歩合やボーナスが支給されるため、優秀な営業担当者ほど大幅な年収アップが期待できます。成果主義を重視する外資系企業では特に、営業職が高年収を実現する機会が豊富にあるといえるでしょう。

企画・事務・管理

有名な外資系ITメーカー・ベンダーについて、企画・事務・管理の平均年収をピックアップしました。

企画・事務・管理平均年収
1位:アドビ株式会社1,300万円
2位:株式会社セールスフォース・ジャパン1,292万円
3位:日本マイクロソフト株式会社1,108万円
4位:シスコシステムズ合同会社1,045万円
5位:SAPジャパン株式会社778万円

外資系ITメーカー・ベンダーで働く企画・事務・管理は、平均年収が778万~1,300万円となりました。

企画・事務・管理職は、企業間での年収のバラつきが大きい職種といえるでしょう。同じ職種でも企業によって待遇に大きな差があるため、年収を重視する人は企業選択を慎重に行う必要があります。

エンジニアが外資系IT企業で働くメリット

エンジニアが外資系IT企業で働くと、好待遇を受けられスキルアップできる環境を手に入れられる可能性があります。外資系IT企業で働くメリットを見ていきましょう。

高年収が期待できる

外資系IT企業で働くと、実績に比例して年収を増やせる可能性が高まります。現在の職場で成果が給与に反映されないと感じているエンジニアにとって、外資系IT企業は魅力的な環境といえるでしょう。

日系企業には年功序列の風土が定着しているところも多く見られますが、外資系企業なら年収が年齢や性別に左右されません。純粋にスキルと成果によって、高い年収を獲得するチャンスが用意されています。

最新技術を習得しやすい

外資系IT企業では、世界最先端の技術に日常的に触れる機会が豊富です。また、グローバル規模で培われた深い業界知識とベストプラクティスが、組織内に蓄積されています。

しかも、外資系IT企業で働く人々はスキルアップへの意欲が高い傾向です。チームで勉強会を開いたり、提案を称賛し合ったりすると、エンジニアとしての成長が加速するでしょう。

さまざまな国籍の人と仕事ができる

外資系IT企業のプロジェクトは、国際的な規模で展開されます。多様な国籍のメンバーと日常的にかかわるなかで、グローバルに活躍したいエンジニアは大きなやりがいを感じられるでしょう。

異なる文化を持つ同僚との交流を通じて視野が広がると、新たな発想や刺激を得られる可能性があります。また、コミュニケーションの多くが英語でなされる環境は、語学力の向上に効果的です。

ワークライフバランスが実現しやすい

外資系IT企業で働く人の多くは、仕事とプライベートの境界線を明確に区別しています。成果主義が浸透する外資系企業では、成果を出している限り、定時での退社や長期休暇の取得が比較的容易です。

企業によっては、勤務時間や働く場所についても柔軟な場合もあり、個人のライフスタイルに合わせた働き方を実現しやすい環境が整っています。

エンジニアが外資系IT企業で働くデメリット

外資系IT企業への転職後に、日系IT企業との違いを実感した人は少なくありません。エンジニアが外資系IT企業で働くデメリットを解説します。

成果を出せないと昇進・昇給できない

外資系IT企業では、年功序列制度や終身雇用制度といった制度が存在しません。そのため、期待される成果を達成できない場合、昇進や昇給の機会を失うリスクがあります。成果を出せない状況が続くと、雇用契約の終了という事態も起こり得るかもしれません。

ただし、日本国内にある外資系IT企業で勤務する場合は、国内の法律によって労働者の権利が保護されています。海外本社で働く場合とは異なり、唐突に解雇されるリスクは低いと考えられるでしょう。

福利厚生はないことがほとんどである

企業によって程度の差はありますが、一般的に外資系IT企業の福利厚生は、日系IT企業ほど充実していません。転職して表面的には年収が上がったように見えても、福利厚生がなくなったことで、実質的な生活水準が下がってしまう人もいるでしょう。

外資系IT企業への転職を検討する際は、年俸だけではなく各種手当も含めた総合的な収入を把握し、実際の手取り額がどの程度変化するかを計算してください。

文化の違いに適応できない場合がある

外資系企業への転職後、企業文化やコミュニケーションスタイルに順応できずに困惑する人もいます。例えば、日本人は遠回しで配慮深い表現を好む傾向がありますが、世界的には明確な意思表示が求められるケースが一般的です。また、上司と部下の関係がフラットであることに戸惑う日本人もいます。

環境に馴染めない状況が続くと、本来の能力を十分に発揮できず、成長意欲の低下にもつながりかねません。転職活動を本格化させる前に、企業の職場風土や組織文化について十分に調査しておきましょう。

外資系IT企業が向いている人の特徴

外資系IT企業に向いている人の特徴を解説します。能力に自信があり、周囲とコミュニケーションを取って働ける人は、外資系IT企業で活躍できるでしょう。

成果に応じた収入を得たい人

成果に応じた収入を得たい人には、外資系IT企業が向いています。外資系IT企業には成果に基づく評価制度が根付いており、能力や業績に見合った報酬を期待できる環境が整っているためです。

また、外資系IT企業には、現場の提案や改善案が採用されやすい土壌があります。プロジェクトの自由度が高く個人に委ねられる範囲が広いため、優秀な人材であれば比較的短い期間で目に見える成果を上げ、応じた対価を獲得することが可能です。

主体性や柔軟性がある人

主体性や柔軟性がある人にも、外資系IT企業は向いています。積極的に自身の意見を発信し、責任を持って行動できる主体性は、外資系IT企業で重要視される資質のひとつです。キャリア形成の観点からも、能動的なアプローチが求められる傾向にあります。

また、状況に応じて柔軟に対応できる適応力も重要といえるでしょう。外資系IT企業では、よりよい結果を得るために戦略や方向性が突然変更されることが珍しくありません。外資系企業では、予期しない課題や変化に直面した際に、前向きな姿勢で取り組める人材が高く評価されます。

英語力を活かしたい人

英語力を活かしたい人にとっても、外資系IT企業は好ましい環境といえます。外資系IT企業で働くと、英語を使用したコミュニケーションが日常的に発生するためです。多くの企業では選考段階で英語による面接が実施されています。

なお、英語でやり取りするだけではなく、英語圏の文化的背景やビジネスの慣習を理解し、状況に応じて適切にコミュニケーションを取るスキルも必要です。入社後も継続して英語スキルの向上に努めましょう。

外資系IT企業に転職する際のポイント

外資系IT企業に転職する際は、自己分析と企業分析を徹底したうえで、外資系に強い転職エージェントを活用しましょう。外資系IT企業に転職する際のポイントを解説します。

自己分析と企業分析をしっかり行う

外資系IT企業への転職を成功させるには、徹底的な自己分析と企業分析が欠かせません。

外資系IT企業ではジョブ型雇用が主流となっているため、自身の保有するスキルセットや職歴がマッチするポジションを見極める必要があります。加えて、各企業の組織風土や企業文化についても詳細に調査しなくてはなりません。トータルで自身にマッチする企業を選定しましょう。

選考過程においては、分析結果を基に、自身のスキルや強みを明確に説明できるように準備してください。

外資系に強い転職エージェントを活用する

外資系企業に強い転職エージェントの活用により、転職活動を効率的に進めることが可能です。転職エージェントのスタッフは、非公開求人案件や転職先候補の詳細な内情を把握し、キャリアに関するさまざまな相談に対応します。

特に、外資系に特化したエージェントなら、求めている外資系の求人を豊富に得られ、日系企業とは異なるサポートも受けられるでしょう。英語での書類作成や面接練習にも対応してもらえます。

高年収を実現したいならフリーランスという選択肢もある

外資系IT企業への転職が可能なレベルのスキルがあれば、高年収を得る選択肢のひとつとしてフリーランスも検討してみましょう。請け負う案件数や単価によって、会社員時代を大幅に上回る収入を実現できる可能性があるためです。

弊社「ITプロパートナーズ」では、エンド直の案件が全体の9割を占めており、高単価での受注が期待できます。また、自社開発プロジェクトの案件も豊富に取り扱っているため、技術力を向上させられるでしょう。リモートワーク対応案件が全体の7割を占めており、柔軟な働き方も実現可能です。

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フリーランスエンジニアの実態について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

フリーランスエンジニアとは?稼げるのか?実態を紹介

フリーランスエンジニアって実際どう?今から目指す人が知るべき実態とは

外資系エンジニアの年収に関するQ&A

外資系エンジニアの年収について、よくある疑問を紹介します。

外資系エンジニアの年収が高い理由は?

外資系では退職金制度を設けていない企業がほとんどであり、退職金に相当する額があらかじめ年収に組み込まれています。そのため年収の水準が日系企業と比較して高い傾向です。加えて、成果主義により、能力の高いエンジニアほど短期間で大幅な年収アップを実現できるシステムが確立されています。

もちろん成果を出せなければ昇給は期待できませんが、外資系企業への転職を成功させる時点で、相当のスキルや経験を保有しているといえるでしょう。

外資系IT企業で年収2,000万円は可能?

外資系IT企業で年収2,000万円を手にすることは可能です。例えば、「オープンワーク」でグーグル合同会社のデータを確認すると、回答者の平均年収は1,715万円で、年収範囲が400万~6,000万円となりました(2025年5月時点)。

職種別の平均年収は、開発が2,260万円、エンジニア・SEが1,955万円、マネージャーが1,820万円、営業が1,600万円、アナリストが1,466万円です。どの職種も年収幅が広く、数百万~数千万円ほどの開きがあります。

どの職種においても2,000万円到達の可能性はありますが、特に技術職はより高年収を実現しやすいでしょう。なお、フリーランスエンジニアでも年収2,000万円を目指すことは可能です。

フリーランスエンジニアで年収2000万円を達成する為に必要な要素まとめ

まとめ

外資系IT企業には、活躍して高年収を得ているエンジニアが大勢います。自身の強みやスキルを活かせる企業に入社すれば、年収2,000万円も実現可能です。外資系IT企業への転職を検討する際は、自己分析と企業分析を徹底して自身に合う企業を見つけましょう。

なお、高収入を得るなら、フリーランスとして独立するという選択肢もあります。フリーランスエンジニアとして案件をお探しの際は、ぜひITプロパートナーズにご登録ください。

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