こんにちは、 ITプロマガジン です。
コピーライターになるには資格が必要と思っている人もいると思います。
実際に資格は必要なのかどうなのか、これからコピーライターの仕事を目指していきたい人や駆け出しの人は疑問に思いますよね。
そこで本記事では、
- コピーライターに資格が必要なのか?
- コピーライターに役立つ資格一覧
- コピーライター資格取得のための勉強法
について解説していきます。
また、コピーライター関連の資格がなくてもスキルを証明する方法についてもお話していますので、ぜひ最後までご一読ください。
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目次
コピーライターに資格は必要?
コピーライターという職種に就くにあたり必要な資格はありません。しかし、コピーライターとしての知識やスキルを証明するための資格試験は存在します。
特にWebメディアを対象に執筆するコピーライターには、文章の質や語彙力、ITリテラシーやSEOなどの知識が必要です。しかし、これらは全て独学で学び、実績を積むことで習得していくスキルです。
幅広い分野の書籍を読み、多くのアウトプットを行うことが最大のスキルアップに繋がるのです。ですので、コピーライターにとってどうしても必要な資格というものは特にありません。
コピーライターが資格を取得するのは、スキルアップのためというよりも自身が持つスキルを”一つの形“として証明し、アピールポイントを持つためだと考えて良いでしょう。
ただし、コピーライターの資格を取得するメリットはあります。資格試験の学習をすることで、これまで意識をしていなかった事項に目を向けられますし、改めて必要なスキルを学ぶことができるということです。
コピーライターに役立つ資格一覧
コピーライターに役立つ資格は、コピーライターとして必要なスキルを再度確認できる試験となっています。
特にWebライターとして活躍する人にとって、接続詞や助詞など文章に関する基本的な知識はもちろん、Web記事を検索上位に表示させるための知識であるSEOなども学ばなければなりません。
これらを網羅する資格試験には、以下のようなものがあります。
- Webライティング能力検定
- WEBライティング技能検定
それぞれどのような検定なのか解説していきます。
Webライティング能力検定
受験料 | 13,500円(税込) |
---|---|
試験時間 | 1時間30分 |
合格率 | 48.5% |
受験環境 | 受験会場 |
解答方法 | 筆記試験 |
運営団体 | 一般社団法人 日本WEBライティング協会 |
公式サイト | 一般社団法人 日本WEBライティング協会 |
2012年から「Webライター技能士検定」、現在は「Webライティング能力検定」として実施されています。
Webライティング能力検定は、受験科目として以下の事項が問われます。
- 国語:誰でも理解できる正しい日本語を書けること
- Webライティング:企業のオウンドメディアやネットショップにおいてのライティングスキル
- コピーライティング・メールライティング:セールスライティングや顧客対応文書
- SEO:検索上位をめざし、多くの訪問者と売上アップへ繋がるスキル
- 倫理・法律・炎上対策:トラブルを回避するライティングスキル
- Webライティングに関するミニ論文:的確な意図と信頼性の高い文章スキル
Webライティング能力検定には、1級から3級までありますが、試験内容は同じです。
同じ問題を受験して、その点数によって取得できる等級が決まります。
1級 | 80〜88点 |
2級 | 70〜79点 |
3級 | 53〜69点 |
資格取得はできません | 53点未満 |
資格の有効期間は2年間ですので、2年ごとに資格を更新する必要があります。SEOの基準などは、常に最新の知識が必要ですので、2年に1度は知識のアップデートをしておきましょう。
WEBライティング技能検定
受験料 | 6,000円(税込) |
---|---|
試験時間 | 約90分 |
出題数 | 4択問題50問 実技ライティング問題が4問(計54問) |
合格率 | 47.2%(第86回) |
受験環境 | WEB上試験 |
解答方法 | 筆記試験 |
運営団体 | 一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会 |
公式サイト | 一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会 |
日本クラウドソーシング検定協会®は2015年7月に創立された団体で、「WEBライティング技能検定」協会が発行する民間資格の試験制度となります。
試験内容として以下の項目が問われています。
- マナーやクラウドソーシングという働き方への理解があるかどうか
- ライティング全般に対して、十分にライティング能力があるか
本番テストを受ける前に模擬試験を3回「WEBライティング技能検定講座」で受けることがでるので、試験の傾向や自分のウィークポイントを知ってから試験に臨むようにしましょう。
点数配分は、4択問題50点、ライティング問題50点が4題(200点)、計250点満点となっており、実技ライティング問題の比重が非常に高いことから実技ライティングのスキルを磨き、ケアレスミスを減らしていくことが大切になります。
※WEBライティング技能検定を受けるには「WEBライティング技能検定講座」を通信講座で受講する必要があり別途料金がかかります。
コピーライター資格取得のための勉強法
コピーライターの資格取得には、世の中にある資格試験学習と同じように、参考書や問題集といった学習手段があります。
しかし、上記で紹介した「Webライティング能力検定」や「WEBライティング技能検定」は、過去問題集や公式で出している問題集が用意されていますので、まずはこれらを使い問題の傾向を把握し、繰り返しアウトプットを行いましょう。
Webライティング能力検定の勉強方法
Webライティング能力検定の勉強に有効なものとして公式が配布している以下の2つを繰り返し勉強しましょう。
- 公式テキスト(模擬問題付)
- Webライティングが2ランクUPする問題集(模擬問題付)
テキストと問題集は試験の申し込みをするとメールで送られてくるものになります。
公式テキストを繰り返し学習してマスターすることで1級を取得できます。まずはテキストで傾向と正しいライティングの書き方を学んでいきましょう。
参考: 日本WEBライティング協会
WEBライティング技能検定
WEBライティング技能検定では、試験申し込みをした際に、無料で3回まで模擬試験を受けるこができます。
また、WEBライティング技能検定を受験希望の方はWEBライティング技能検定講座受講が必須になり、以下の6つの教材とWebサービスが用意されています。
- 日本クラウドソーシング検定協会®認定 WEBライティング技能検定 基礎編
- 日本クラウドソーシング検定協会®認定 WEBライティング技能検定 実践編
- 日本クラウドソーシング検定協会®認定 WEBライティング技能検定 基礎編 問題集
- 日本クラウドソーシング検定協会®認定 WEBライティング技能検定 実践編 問題集
- 付録資料 案件の手引き
- 付録資料 ISV練習法
- 特典教材 タイピング教本
- WEB模擬試験
WEBライティング講座・公式HPで公開されている解答速報(選択式の掲載はなし)を活用して、問題傾向を把握し、模擬試験を繰り返し受け本番の試験に臨み高得点を目指していきましょう。
参考: 日本クラウドソーシング検定協会
資格以外でコピーライターのスキルや経験を証明する方法
ここまでコピーライターとして取得しておくと有効な資格について紹介してきました。
冒頭でも説明しましたが、コピーライターという職種に就くのに、必要な資格はありません。
ただ、ご自身が仕事を獲得するためにはスキルや経験を証明できたほうがクライアントは採用しやすくなります。
この先は、コピーライターとしてのスキルや経験を証明する方法としてどのようなものが有効か解説していきます。
広告代理店や各種制作の会社に入る
一番手っ取り早い方法として広告代理店や各制作会社で働き、制作のスキルやノウハウを学ぶことです。
コピーライターとして書くスキルだけでなく、サーチ力・マーケティング知識・聞き出す能力・デザイン力など幅広い点からスキルを磨くことができるのです。
また、広告制作会社ではそもそもコピーライターも多く働いており、機会があれば直接質問したり自分が書いた内容をみてもらいフィードバックを受ける機会もあるでしょう。
ポートフォリオなどを制作する
未経験者だとしてもポートフォリオを用意することであなたがどのような文章を書くのか知る指標になります。
同業から転職などする場合でも、過去の作品(成果)や課題を、ポートフォリオにまとめておくことで採用する側は良い判断材料となります。
コンテストに応募する
コピーライター養成講座などを運営する株式会社宣伝会議が主催する「宣伝会議賞」や東京コピーライターズクラブが主催する「TCC賞」の新人部門などにもチャレンジしてみるのもいいでしょう。
コンテスト受賞をきっかけに新しい仕事の話がもちかけられたり、アピールしやすくなります。また、業界での人脈作りに役立つ場合も大いにあります。
一般企業や商業施設でも実際の商品やサービスに起用するためのコンテストも行っていますのでチャレンジしてみることをおすすめします。
まとめ:コピーライターの資格はアピールポイントになる
コピーライターの資格を持っていることは、仕事を受注する上でもアピールポイントのひとつになります。
必ず取得すべきものとは言えませんが、まだまだ実績やアピールポイントが少ないというライターにとっては、ライティングの勉強も兼ねて取得するのもひとつの選択肢です。
また、コピーライターとして実績を持っている人にとっても、もう一度ライティングの基礎を見直すきっかけにもなるでしょう。
取得しなければならない資格ではありませんが、取ることによるデメリットもありませんので、勉強の一環として資格取得をめざしてもよいでしょう。
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