こんにちは、ITプロマガジンです。
「転職先の候補はあるが、本当にその仕事が自分に合うか分からない」「もっと自分に合った仕事があるのではないだろうか」などと思うことはないでしょうか。
その際に役立てたいのが、Webサイトやハローワークなどで利用できる適職診断です。簡単な質問に答えていくだけで、コンピュータが判定した自分の適職を知ることができます。
この記事では、転職者向けに、当たると評判のおすすめの適職診断を紹介します。活用方法や注意点も合わせて解説するので参考にしてください。
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フリーランス市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
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目次
適職診断とは?知っておきたい基礎知識
適職診断とは、自分にどのような仕事が合うかを診断できるサービスです。就職サイトやエージェントで無料提供されているものや、厚生労働省(ハローワーク)の適職診断もあります。
適職診断で分かること
適職診断では新卒での就職や、転職をしたいという人に向けて、向いていると思われる職種や業界をおすすめしてくれます。また、サービスによって、性格や強み、仕事への適性なども分かるようになっています。診断の基準としては蓄積した豊富なデータや心理学をベースとしているものが多いようです。
適職診断を受ける方法
適職診断は、適職診断サービスを提供している転職エージェントなどのホームページからアクセスするか、厚生労働省(ハローワーク)に問合せて受けることができます。
厚生労働省のものを除くほとんどの適職診断が用意している質問は、とても簡単なものです。質問は転職診断サービスによっては20問~30問程度ということが多く、3~10分程度でできます。
転職時におすすめの適職診断サービス11選
ここからは、転職したい人におすすめの適職診断サービスを紹介します。無料かつ短時間で終わるものもあるので、試しにやってみてはいかがでしょうか。また、自分の長所や短所、自己PRに活用したい強みなども診断してくれる場合もあるので「目指す業界はもう決まっている」という人もチャレンジしてみてください。
サービス名 | 会員登録 | 所要時間 | 質問数 |
---|---|---|---|
doda 「エゴグラム適職診断」 |
不要 | 3~5分 | 50問 |
doda 「転職タイプ診断」 |
不要 | 5~7分 | 約60問 |
リクナビNEXT 「3分適職診断」 |
不要 | 3~5分 | 22問 |
マイナビ 「ジョブリシャス診断」 |
一部必要 | 2~5分 | 20問 |
type 「いい仕事ミイつけよう診断」 |
不要 | 2~5分 | 11問 |
キャリアインデックス 「適職診断」 |
不要 | 5~8分 | 39問 |
Meta Anchor 「適職診断NAVI」 |
不要 | 5分 | 35問 |
ジョイキャリア 「適職診断オンライン」 |
不要 | 5~7分 | 30問 |
Re就活 「適職診断テスト」 |
必要 | 3~5分 | 不明 |
VONE 「適職診断VCAP」 |
不要 | 5~7分 | 60問 |
ハローワーク 「一般職業適性検査/GATB」 |
不要 | 1時間前後 | 762問 |
1.doda「エゴグラム適職診断」
doda「エゴグラム適職診断」は、エゴグラムをベースにした適職診断です。
エゴグラムとはカナダの精神科医エリック・バーンが創始した交流分析をベースに、弟子が考案した精神分析法を指します。5つある心の領域から性格を診断し、適職を提示するとともに、自我状態が放出する心的エネルギーをグラフ化します。ちなみに、5つの心の領域とは以下の通りです。
- 厳しさ(CP)
- 優しさ(NP)
- 論理力(A)
- 自由奔放さ(FC)
- 協調性(AC)
診断では住んでいる地域を選択した後、質問に答えていきます。回答が終了すると5つの心の領域のグラフが表示され「堅実なしっかり者」「自由なムードメーカー」などの診断結果が表示されます。さらに適職に関する説明と求人が提示されます。
2.doda「転職タイプ診断」
doda「転職タイプ診断」は、主に転職したい人に向けた適職診断です。現職への満足度数とやりたい仕事に求めることが分かり、転職はまだ考えてはいなくても「現状になんとなくもやもやしている」という人にも適しています。
診断はまずSTEP1で2択の質問に答えていきSTEP2で仕事に求めることの優先順位を選びます。そしてSTEP3では質問に「○」「△」「×」のなかから答えていき、最後に基本情報を入力します。
診断結果では働き方のタイプや現在の仕事の満足度数が表示されるほか「入社後の職種変更なし」「業種未経験歓迎」などのカテゴリー別に求人を探せます。
3.リクナビNEXT「3分適職診断」
リクナビNEXT「3分適職診断」では、簡単な質問で仕事選びの価値観と隠れた性格を診断します。
手順は合計22問のテストに答えるだけです。質問は2つのカテゴリーに分かれ、1つ目のカテゴリーでは仕事選びの価値観を知るための質問で、2つ目のカテゴリーは隠れた性格を知るための質問となっています。
特に悩む必要もなく簡単に答えられるものばかりで、診断には時間がかかりません。「人間関係重視」など仕事の選び方が分かるほか、「友だち思い」などの隠れた性格を教えてくれます。
4.マイナビ「ジョブリシャス診断」
マイナビ「ジョブリシャス診断」は、統計学と心理学を融合させた性格分析ツール「ディグラム」の研究開発をしているディグラム・ラボ社との提携による適職診断です。簡単な20の質問に答えることで27のジョブタイプと、ディグラム波形、適職が提示されます。
「基本的なシゴト性格」「シゴトでの強み・弱み」「ストレスを感じる一言」「辞めたくなるシチュエーション」「本領発揮できる職種」などについてタイプを探ります。
質問には「はい」「いいえ」「どちらでもない」で回答します。この段階までで分かるのは「基本的なシゴト性格」までで、そこから先は会員登録することで確認できます。
5.type「いい仕事ミイつけよう診断」
type「いい仕事ミイつけよう診断」は、短時間で手軽にできる適職診断です。正社員で長く働きたい女性のための転職サイト「女の転職type」で提供されています。心理テストではなく、希望する条件や働き方、今までの経験をもとに、おすすめの求人を紹介してくれる点が魅力です。
「どのような雰囲気の職場で働きたい?」「会社規模ってどのくらいがいい?」「土日や祝日は絶対休みがいい?」などの質問に3択や5択のなかから答えていきます。そして最終的に経験したことがある職業などを登録すると、今までのスキルを生かせる、おすすめの職種や求人を具体的に紹介してくれる仕組みです。
自分が仕事で培った強みも教えてくれるので、面接時に役立てることもできます。
6.キャリアインデックス「適職診断」
キャリアインデックス「適職診断」は、転職サイト「キャリアインデックス」で受けられる適職診断です。
質問に直感で答えていくとビジネスパーソンとしての可能性を教えてくれます。また、仕事観や自己PRに使える長所や短所、日常生活のなかでの考え方などを知ることも可能です。
「辛いことや不愉快なことも、我慢します」「急な事態で状況が変化した時、よく慌ててしまいます」などの質問に「強く思う」「思う」「どちらでもない」「思わない」「全く思わない」の5段階で回答します。さらに仕事に求めることの優先順位を回答していくと、性格の傾向やビジネスにおける強み、そして向いている仕事に関する結果と求人が表示されます。
7.Meta Anchor「適職診断NAVI」
Meta Anchor「適職診断NAVI」は、総受験者数が100万人を超えているという人気のある適職診断です。スマートフォンからも手軽に利用できます。
質問はパーソナリティ、キャリア価値観、思考スタイルに分かれています。それぞれの質問は「周りの人と比べると活発に行動する」「物事は最後まで粘り強くやる方だ」など、直感で回答できるものばかりです。
結果はマッチする職業、パーソナリティ、キャリア志向、思考スタイル別に表示されます。細かく分析され、結果は視覚的に分かりやすい点が特徴です。
8.ジョイキャリア「適職診断オンライン」
ジョイキャリア「適職診断オンライン」では、質問に答えていくことで社会人スキルと適した職業が導きだされていきます。適職に合わせたキャラ9種類と得意スキルのスコアの組み合わせで導かれる結果の組み合わせは1,000万通り以上です。
質問は「嫌なことでも進んで取り組むことはできますか?」などで、回答は4択となっています。答えていくとまず適職傾向が表示され、その下に自分の能力が細かく判定。適職に合わせた先輩のインタビューや求人広告を見ることもできます。
9.Re就活「適職診断テスト」
Re就活「適職診断テスト」は、20代専門転職サイトの「Re就活」による転職診断です。エニアグラムを用いた分析手法で、適職や仕事の強みをもとに受診者を9つのタイプに分類します。
利用方法はまず、Re就活に登録。質問に答え診断を受けると仕事で生かせる強みや向いている仕事、そして自分の仕事スタイルが表示されます。
10.VONE「適職診断VCAP」
VONE「適職診断VCAP」は、心理学にもとづいた交流分析を利用した自己分析・職業適性検査です。質問に回答していくと、「ジャイアンタイプ」や「出世狙いタイプ」「仕事の鬼タイプ」など、200以上ものタイプのなかから自分のタイプが把握できます。
検査ではまず性別や生年月日などの基本情報を入力し、質問に回答していきます。診断結果として診断結果概要や収入偏差値、診断結果タイプ、職業適性、トータルアセスメント、目標タイプなど、詳細な適職診断結果が表示。対人営業適性やマネジメント適性なども「A判定」や「B判定」などと評価され、細かい診断結果の表示が特徴となっています。
11.ハローワーク「一般職業適性検査/GATB」
ハローワーク「一般職業適性検査/GATB」は、厚生労働省による適性検査で、検査用紙は一般社団法人雇用問題研究会で販売しています。
検査は紙筆検査と器具検査に分かれており、紙筆検査では一般的な学習能力や計算能力などに関することが出題され、器具検査では手指の器用さなどを判定。検査にかかる時間は紙筆検査は45~50分、器具検査は12~15分です。検査が終わると有料のコンピュータ判定を受けます。
この適性検査では多様な職種で必要とされている知的能力や数理能力など9つの能力を判定し、個人別に望ましいと考えられる職業を割り出します。申込みは全国のハローワークで可能です。
適職診断を利用するメリット
適職診断を使うのにはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは主な3つのメリットを紹介します。
向き不向きを客観視できる
仕事の向き不向きを客観視できます。
多くの人は基本的に「自分が何をしたいのか」と主観的な気持ちを重視して就職先を探そうとします。しかし、「自分が何をしたいのか」と「自分に何が向いているのか」は必ずしも一致するとは限りません。希望をもとに仕事に就いたものの、数ヶ月もすれば「自分に合わなかったかも」と悩むのはよくあることです。
その点、適職診断を使えば、適職を客観的に選びやすいというメリットがあります。
キャリア設計の指針となる
適職診断の結果は、キャリア設計を行ううえでの指針となります。
自己判断だけでキャリアの方向性を決めるのは難しく、また多くの迷いも生じるものです。しかし適職診断によって自分の向き不向きをある程度把握しておくと、キャリアを決めるうえでの参考となり、方向性が定まるでしょう。
仕事選びの無駄・失敗を防げる
自分の適職が分かっていないと、わざわざエントリーシートを書いて提出したのに、ほかの職種にも目移りしてしまうなど、無駄も出ます。仕事選びの無駄や失敗を防ぐためにも、適職診断は役立つのです。
適職診断サービスのなかには、適職診断の結果と就職サイトの公開求人がリンクされており、求人情報をすぐに確認できるものもあります。手間も少なく、効率的な仕事探しが可能です。
適職診断を利用するデメリット
適職診断はとても便利なものですが、使い方次第ではデメリットもあります。きちんとデメリットも知ったうえで利用しましょう。
正しい結果が出るとは限らない
適職検査は必ずしも正しい結果が出るわけではありません。回答した時の気分次第で結果が変わってしまうことがあります。
また、適職診断サービスによっては、個々の分析結果について「なぜそのような結果になったのか」という理由までは分からないという弱点もあります。
キャリアの方向性を誤るリスクがある
適職診断では明確に「どの職種が適しているのか」が提示されるため絞り込みができるメリットがある反面、仕事選びの幅を狭めてしまったり、診断結果に囚われるあまりに方向性を間違えてしまったりするリスクがあります。
最適な適職診断を選ぶ手間がかかる
適職診断は多数あるため、「どの診断を選ぶか」「どの診断結果を信じればよいのか」と迷ってしまいます。多くの適職診断を受けてもよいのですが、それぞれ診断結果の表示方法などが異なるため、どの結果を優先して考えればよいか分かりにくいのも確かです。
自分に合った診断を選ぶ時間と手間がかかるというのも、適職診断の難点と言えるかもしれません。
適職診断サービスを有効活用するためのポイント
適職診断の結果をより上手に使うために、仕事選びでやっておきたいポイントについて紹介します。適職診断も取り入れながら、ぜひ多角的に仕事選びを検討してみてください。
仕事選びでは向き不向き以外の要素も検討する
仕事選びをする際には自分の向き不向き以外の要素も考える必要があります。
給与、勤務形態、福利厚生、通勤時間など、さまざまな要素も考慮しなくてはいけません。また、将来的にやりたいことに対して、自分にはあまり向いていないと思っても、準備として必要な仕事もあります。
もちろん会社の将来性、社風、人間関係なども考慮の要素となります。適職診断は1つの要素として、多角的に検討しましょう。
友人・家族からの意見も聞く
仕事の向き不向きについては友人や家族からの意見も聞いてみたいところです。友人や家族は長い付き合いのなかであなたの性格を熟知しています。さらに将来のことも考えて親身に相談に乗ってくれます。
親しいからこそ聞ける意見も得られるかもしれません。もちろん最終的に決めるのは自分ですが、友人や家族の意見を参考にするのもおすすめです。
プロによる客観的な意見も取り入れる
他己評価という点では、プロによる客観的なアドバイスも求めておきたいところです。例えば転職エージェント、フリーランスエージェントや就職サービスのキャリアアドバイザーに聞いてみるのもよいでしょう。プロなだけに、スキルや能力を客観的に分析したうえで、アドバイスをしてくれます。また、進みたい業界がすでにいくつかある場合には、業界に関する情報も教えてもらえるので、面接の回答準備などの参考となります。
転職活動は1人でするのではなく、今回ご紹介したような適職診断サービスの分析結果や、友人、家族、キャリアアドバイザーのようなプロなどの客観的な意見を参考にしながら進めていくことがおすすめです。
フリーランスとしての独立も視野入れよう
転職を考えるうえで、フリーランスという働き方も選択肢に入れてはいかがでしょうか。
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まとめ
転職をするうえで参考にしたいのがWebサイトなどで簡単にできる適職診断です。無料でできるものがほとんどで、手軽に診断ができます。適職を教えてくれるだけでなく、性格の長所・強みや短所なども分かり、さらには具体的な求人情報を案内してくれるサービスもあります。
ただし、必ずしも正確な結果が得られるわけではないので、知人やプロのアドバイスなども聞きつつ、1つの参考情報として考えてください。
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