Perlの副業で稼ぐには?必要スキルや単価相場、案件獲得方法

こんにちは、ITプロマガジンです。

かつて開発現場で人気の高かったプログラミング言語、Perl。今はPythonやPHPなど、他の言語が開発現場での主流となっていますが、Perlを扱う副業で稼ぐことは可能なのでしょうか?

本記事では、Perlの副業案件の特徴や単価相場、副業案件を獲得するために必要なスキル、案件獲得方法などを紹介します。ぜひ参考にしてください。

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Perlの副業案件の特徴

Perlとはラリー・ウォール氏が開発し、1991年に発表されたオープンソースのプログラミング言語です。30年以上の歴史があることからモジュールが豊富に蓄積されており、主にWebアプリケーション開発で活用されてきました。

現在でも使用されているPerlですが、副業案件にはどのような特徴があるのでしょうか。3つのポイントから確認してみましょう。

副業案件数は少ない傾向

Perlの副業案件自体は決して多くありません。

フリーランス向けの求人が多数掲載されているクラウドソーシングサービスのクラウドワークスで検索しても、ヒットするのは30件程度です。クラウドワークス全体の圧倒的なボリュームと比較すると、微々たるものです。

その他、副業エージェントなどを調べても、数件程度の募集に留まっているのが現状です。

以上の状況から、総じて、ITエンジニア向け求人全体に対し、Perlの求人案件が占める割合は少ないといえるでしょう。

既存システムの改修やリプレイス案件が多い

Perl自体は歴史が長く、安定して稼働する特徴があることから、今も多くのWebサービスで活用されているものの、他言語に移行する動きが続いています。

そのため、Perlの副業案件の内容を見ると、Perlで新システムを開発するよりも、過去にPerlで作られた既存システムの改修や、Perlから他言語へのリプレイス案件が多い傾向にあります。

案件の難易度により単価は大きく異なる

Perlの副業案件の単価相場は、エンジニアの経験年数やスキルの習得度によって大きく異なります。

開発アシスタントやメールフォームの改修などといった初歩的な案件では、単価相場は数万円程度です。逆に、相当の経験年数・スキルが必要となる上流工程の場合、60万円以上の高単価案件もみられることから、案件の難易度により振り幅が大きいといえます。

Perlの副業案件の単価相場と実例

実際に公開されているPerlの副業案件の単価相場とは、どれくらいなのでしょうか。実務経験年数別の単価相場を、副業案件の実例も含めてご紹介します。

Perlの副業案件の単価相場

フリーランス求人サイト「フリーランススタート」によれば、Perlの副業案件における、経験年数別の単価相場は次のとおりです。

実務経験の年数月額報酬の目安年収の目安
1年未満30万円前後360万円
1~2年36万円前後432万円
2~3年51万円前後612万円
3~5年60万円前後720万円
5年以上72万円前後864万円
出典:フリーランススタート

経験1年未満の場合、30万円前後の月額報酬になりますが、5年以上の経験があれば倍以上の金額で案件を受けられます。自身のスキルアップによって稼げる額が大きく変わることもPerlの副業案件の特徴といえるでしょう。

Perlの副業案件の実例

Perlの副業案件はどのような内容かあるのでしょうか。クラウドワークスで公開されているPerl案件のなかから、いくつか実例を見ていきましょう。

Perlで実装された出品ツールのPHPリプレイス案件

こちらは、Perlの経験やYahoo!オークション・ebayへ出品経験がないクライアントのために、Perlで実装された出品ツールを、PHPへリプレイスする案件です。そのため、PerlとPHPのスキルは必須で、Perlを使った開発経験やヤフオク・ebay自動出品ツールの開発経験も重視されます。

契約金額は3万円程度で、そこからシステム利用料が差し引かれた分が、エンジニアの受取金額です。

オリジナルCMSの構築

独自のCMSを構築する案件です。オープンソースのCMSの利用は不可で、PerlもしくはPHPで作成されたCGIにより構築します。システムには、TOPページの緊急時切り替え機能やお知らせの投稿機能、特定ページの登録機能、お問い合わせフォームを実装する必要があります。

PHPおよびPerlのスキルが必須です。契約金額は20万円程度で、そこからシステム利用料が差し引かれた分が、エンジニアの受取金額となります。

社内システムのエンハンス開発案件

社内システムのエンハンス開発案件です。Perlで開発された社内に保有するオンプレミス計算機と、クラウドコンピューティングの計算パワーをシームレスに統合するために、CAE解析向けの計算リソースマネジメントツールのエンハンス開発に携わります。

5年以上のPerlによる開発経験が必須です。フルリモートでの参画で、一人当たりの報酬は月額最大70万円です。

Perlの副業案件を獲得するために必要なスキル

Perlの副業案件を獲得するうえで、どのようなスキルを備えておく必要があるでしょうか?5つの主な必要スキルを解説します。

Perlのプログラミングスキル

Perlの副業案件を請け負うからには、Perlそのものを扱う知識と経験は不可欠です。Perlはテキスト処理に優れたプログラミング言語で、多くのプラットフォームで利用可能なうえに、ノウハウも充実しています。

新規の開発だけでなく、既存システムの改修や他言語へのリプレイス案件にも対応する必要がある点、経験年数や習得度が案件単価を大きく左右する点を考えると、Perlの長い経験と深い知識があれば、高単価・好条件の案件獲得に有利に働きます。

Perl以外のプログラミングスキル

Perlだけでなく、同じくWeb開発でよく使われるJava、Python、Ruby、PHPなどの他言語のプログラミングスキルも併せ持っていると、より幅広い案件獲得に役立ちます。

案件において、開発・改修あるいはリプレイスの対象となるWebアプリケーションや管理ツールにおいて、一部にPerl以外の言語が使用されていること、あるいは他言語をメインに開発された場合がよくあるからです。

例えば、Javaは大規模なアプリケーション開発でよく使われており、PythonはデータサイエンスやAI、機械学習の分野で人気の高い言語です。これらの言語スキルとPerlを併用することで対応できる案件の幅が広がります。

なお、プログラマー向けの副業は以下の記事でも紹介しているので、併せて参考にしてください。

プログラマーにおすすめの副業7選!稼ぐコツと案件獲得サイトも紹介

情報システムの知識

Perlエンジニアに任される案件の多くは、既存のWebアプリケーションやシステムの運用・保守です。そのため、情報システムの保守・運用に関する知識やスキルも必要です。

サーバーやネットワーク技術、データベース技術、システムの監視、バグの修正、老朽化したハードウェアへの対応など、情報システムの保守・運用に関して一通りの知識と技術が求められます。

Webアプリ開発スキル

Perlはサーバーサイドで利用されるプログラミング言語なので、SNSやBtoCサービスなどのWebアプリ開発案件にも携わります。

Perlを用いたWebアプリ開発では、開発効率を向上させるためにPerlフレームワークを使うケースが多々あります。そのため、Perlフレームワークの使い方を学んでおくことがおすすめです。主なPerlフレームワークとして、CatalystやMojolicious、Dancer、TripletaiL、Amon2などがあります。

クラウドサーバーの知識・スキル

近年はIT技術の進歩により、システム開発環境もオンプレミスからクラウド環境への移行が進んでいます。システム構築に必要なサーバーも、オンプレミスではなくクラウドサーバーを使用するケースが増えています。

Perlもクラウド環境で開発するケースがあるため、クラウドサーバーの設定・運用に関する知識とスキルがあれば、現場で役立つでしょう。

Perlの副業案件を獲得する方法

Perlのエンジニアとして活動をスタートするには、まず副業案件を獲得する必要があります。案件を獲得する4つの方法をご紹介します。

副業・フリーランスエージェント

効率的に案件を探したいなら、副業・フリーランス向けに案件を紹介してくれる専門エージェントの活用がおすすめです。エンジニアの保有スキルや経験、希望の報酬などに合わせて、IT業界に精通した担当者が、条件と希望に合った案件を紹介してくれます。

クライアントとの契約交渉や、契約成立後の調整なども担ってくれるので、案件探しにかかる手間と時間を大きく減らせるのがメリットです。案件参画中・参加後のアフターフォローも充実しています。案件が途切れた際の給与保証や税務サービスなどの福利厚生が充実しているところもあります。

エージェントは多数ありますが、非公開案件の多さやリモート案件の多さ、マージンの割合、サポートの充実度など、それぞれ特徴や強みが異なるので、サービス内容をよく調べて比較検討しましょう。最終的に自分のニーズに合致したエージェントを利用するのがおすすめです。

プログラマーとしての実務経験のある方は、ぜひ弊社ITプロパートナーズにご相談ください。あなたのスキルや経験に合わせて、適切な案件をご紹介させて頂きます。

クラウドソーシングサイト

クラウドソーシングサイトは、案件を獲得したい副業ワーカーやフリーランスが、人材を募集している案件に応募できる場です。ITエンジニア向けの案件も多数公開されています。ランサーズクラウドワークスが代表的なサービスです。

クライアントとのやりとりはすべて担当が間に入る副業・フリーランスエージェントと異なり、条件交渉や契約手続きなどはエンジニア本人が行い、また、報酬の一部を利用料としてクラウドソーシングサービスに納める必要があります。

SNS・ポートフォリオ

エンジニア本人の物理的な営業活動には限界がありますが、TwitterやFacebookなどのSNSの発信力・拡散力を利用する手もあります。

SNSの個人アカウントでPerlのエンジニアとして活動している情報を登録・投稿を続けているうちに、人材を探しているクライアントから声を掛けられることがあります。あるいは逆に、自らSNS上でクライアントにアプローチすることも可能です。

自分の実績やスキルをアピールするために、ポートフォリオを作成・充実させるのも大切なポイントです。ポートフォリオにはこれまでの経歴や得意な分野、専門のプログラミング言語、自らが構築あるいは参画したシステムなどを記載してまとめます。営業活動をするうえでポートフォリオは重要なツールになっていくことでしょう。

知人・取引先からの紹介

知人やこれまでの取引先からの紹介も重要です。間に信頼できる第三者の仲介があれば、クライアント企業にも前向きに検討してもらえます。クライアントとの直接契約なので、手数料も発生しません。

ただし、間に知人が入るため、人間関係面でのしがらみから報酬や条件面で希望を通しづらい可能性もあります。うやむやになってしまわないよう、契約交渉や契約内容はしっかり確認しましょう。

Perlの副業を始める際の注意点

Perlの副業を始めるにあたり、どのようなポイントに注意すべきでしょうか。

本業の会社が副業可能か確認する

副業を始める際は勤務先企業が副業OKかどうか、就業規則を確認すべきです。

勤務先の企業が副業禁止の場合、戒告や減給、場合によっては解雇などの罰則を受ける恐れがあります。就業規則で副業OKの文面が確認できた場合もしくは、上長に確認を取った上で案件受注をスタートしましょう。

平日の夜や土日祝でできる案件か確認する

Pearlの副業案件を受注する際は、平日の夜や土日祝日でも稼動できるかをしっかり確認する必要があります。平日の日中での稼動が定められている場合は本業の勤務時間と被ってしまうため、受注は控えましょう。

本業に支障が出ないよう、スケジュール管理を徹底して、副業を引き受ける必要があります。

無理のない範囲で副業を行う

本業と並行して副業を行なうということは、その分時間や体力、精神力も必要になります。疲労がたまって、本業での業務進行に支障が出るようなら本末転倒です。副業は心身共に無理のない範囲で引き受けましょう。

確定申告は忘れずに行う

副業の収入が年間で20万円を超える場合、確定申告が必要です。収入が20万円を超えているのに確定申告を怠ると、追徴課税が発生するなどの罰則が科せられます。自身が確定申告の対象かどうかを把握、対象の場合は忘れずに申告をしましょう。

Perlの副業の将来性

アプリ開発では、PythonやPHPなど他言語での開発が主流となっており、Perlへの注目度は下がっているのは事実です。これらの言語はライブラリやフレームワークが豊富で、開発速度、効率性がPerlよりも優れているからです。

一方で、Perlで開発された既存システムが多いことから、システムの運用と保守案件などのエリアでは、まだまだPerlの需要は見込めます。したがって、Perlの強みが活かされる分野では今後も将来性がある、というのが結論です。

まとめ

現代のシステム開発・Webアプリ分野での開発現場では他言語が主流のため、Perlの副業案件は少ない傾向にあります。それでも、多くの既存システムがPerlで開発されてきた背景から、システム運用・保守の分野では今後も需要が見込まれます。

Perlは経験年数や習得度に応じて案件単価が上がる傾向にあるので、副業で地道にPerl案件を獲得し、経験を積み重ねていくことが大事です。Perlだけでなく他言語のプログラミングスキルや情報システムの知識、クラウドサーバーの知識などもあれば、案件獲得の幅も広がっていくでしょう。

Perlの副業案件を獲得する際は、本業に支障がない範囲で請け負うのが重要です。クラウドソーシングサイトやフリーランスエージェントでは週2稼動などの案件も紹介しているので、ぜひ挑戦してみてください。

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