こんにちは、ITプロマガジンです。
うつ病を含む気分障害の患者数は年々増えており、2017年には127万人を超えました。その中でもIТ企業に勤める30代、40代のエンジニアにうつ病が多いことが複数の産業医に指摘されています。
この記事では、なぜSEなどのエンジニアがうつ病になりやすいのか、それにはどんな対処法があるのかを分かりやすく解説しています。ぜひ参考にしてくだください。
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目次
SE(システムエンジニア )がうつ病になる主な3つの理由
SEがうつ病になる原因には次のようなものがあります。
- 1.オーバーワークになりがちである
- 2.日光を浴びることが少ない
- 3.人とのコミュニケーションが少ない
一つ一つ細かく見ていきましょう。
1.オーバーワークになりがちである
クリアすべき課題とタイムリミットを抱えたプロジェクトで仕事をするSEにとって、月に100時間くらいの残業は珍しくありません。
問題が発生したり新たな課題が与えられると、会社に泊まり込んだり休日に会社や自宅で仕事をすることも増えます。
とくに、プロジェクトで中心的な役割を担うようになると精神的な負担が加わる上に、メンバーに欠員が出たときなどにさらにオーバーワークを強いられがちです。
2.日光を浴びることが少ない
ほぼ100%がデスクワークになるSEは、意識しない限りふだん日光を浴びることがほとんどありません。しかし、人は朝に日光を浴びることで体内時計をリセットして1日の生理リズムを作るようにできています。
日光を浴びると脳内でセロトニンという「覚醒ホルモン」が分泌されて「やる気」が出ます。昼間分泌されたセロトニンは、夜になるとメラトニンという「睡眠ホルモン」に変化して「眠気」が生じます。
日光を浴びず覚醒ホルモンが分泌されないと、夜に分泌される睡眠ホルモンも少なくなります。つまり、昼元気がなく夜よく眠れないという状態になりやすいので、これはまさにうつ病への入口とも言える症状です。
3.人とのコミュニケーションが少ない
SEは「日光」とのつき合いが減るだけでなく「人」とのつき合いも少なくなります。朝から晩まで「つき合うのはパソコンだけ」という生活が続くと、生理的なバランスだけでなく情緒的なバランスも崩れる場合があります。
AIの苦手分野が「人の感情」であるように、SEには人とのコミュニケーションが苦手な人がいます。曲がり角を90度にターンして歩き続けるようなプログラミング言語とばかりつき合っていると、ファジーな感情を持つ生身の人間との付き合いがかえってストレスになることがあるのです。
二匹のハリネズミがお互いに「近づきたいけど近づくと痛い」というアンビバレンツに陥るように、SEは「人とコミュニケーションをとりたいけど煩わしい」という気持ちから孤独を深めていくことがあります。
SEやプログラマーはうつ病になる割合が高い?
一説によると、現代の社会ではおよそ5人に1人の割合でなると言われているうつ病ですが、実際システムエンジニアやプログラマーはどの程度の割合でうつ病になってしまうのでしょうか?
日経XTECHの調査(職種ごとに見た、こころの病と診断されたことがある割合)によると、プログラマーの割合が最も多く21.3%、次いでシステムエンジニアが18.6%となりました。
つまり、プログラマーやシステムエンジニアはおよそ5人に1人の割合で鬱病になってしまうという結果です。常に短にあると言ってもいいうつ病。次からはSEとして働く方が万が一うつ病になってしまった場合の対処法を紹介します。
SE(システムエンジニア)が実際うつ病になってしまった時の対処法
うつ病は「自分は生きている価値がない」などの自己卑下や自責の念をともなうやっかいな病気です。対処を誤ると治癒が遅れるだけでなく、もっと重大な結果を招く危険性もあります。大切なのは初期の段階で、正しい対処をすることです。万が一うつ病になってしまった、もしくはその疑いがある場合は、下記の対処を行なってください。
- まずは治療に専念してゆっくり休もう
- 週2日〜3日の仕事を経てゆっくりと社会復帰しよう
- 社内復帰または転職をしよう
一つ一つ詳細を解説していきます。
まずは治療に専念してゆっくり休もう
うつ病は「元気の素」になる脳内物質がなぜか分泌されにくくなった病気です。いわば「曇りの日に走るソーラーカー」のような状態なので、ムリして走ろうとすると完全にストップしてしまいます。
朝布団から起き上がる気力もないというような重症にならないように、まずは「ゆっくり休む」ことが大切です。
ゆっくり休むためには、上司や同僚など職場の理解が欠かせません。しかし、上司に相談するのはなかなか勇気が要ることです。それが難しい場合は、まず心療内科などを訪れて「診断書」を書いてもらい、それを持って上司に相談するようにしましょう。
ゆっくり休める環境ができたら、単に体を休めることに専念するというより「心を楽しませる」ことをする「夜眠れるような昼間を過ごす」ことを心がけましょう。
心の天気が晴れてきて燃料(元気ホルモン)が供給されるようになってきたら、少しずつ活動のギアを上げて行きます。
週2日〜3日の仕事を経てゆっくりと社会復帰しよう
症状に改善のきざしが現れてもすぐに元のフルタイムの仕事に戻るのはリスキーです。しばらくは休養メイン、仕事はサブの体制で、また「燃料切れ」を起こすのを避けなければなりません。
会社との相談が必要ですが、週2日〜3日の仕事という期間を設けてゆっくり社会復帰していきましょう。
回復に要する時間は人によって、症状によって違うので焦らないことが大切です。家族や会社に迷惑をかけることを気に病むより、病気のときは自分のことを第一に考えましょう。
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社内復帰または転職をしよう
元気になって仕事に復帰したらオーバーペースにならないように気をつけます。
会社の対応や自分の気の持ち方によっては復帰後に「居づらさ」を感じる場合もあります。それがストレスになってまた気分が落ち込むようなら、思い切って転職するのも1つの対処法です。
そもそも会社での人間関係などがうつ病の原因だった場合はフリーランスになるのも選択肢の一つです。
SE(システムエンジニア)がうつ病を未然に防ぐためには
いったん発症すると回復に時間がかかるうつ病を未然に防ぐには、次のような心得が大切です。
- 自分の性格、傾向を把握しておく
- ストレスを溜めない
- うつ病のサインを見逃さない
- 人に頼ることを躊躇しない
当たり前のようで意外とできていない場合が多いので、きちんとチェックしてみてください。
自分の性格、傾向を把握しておく
うつ病の原因は未だよく解明されていませんが、真面目で几帳面、責任感が強い人がなりやすいと言われています。また、他人に気を遣い頼まれると嫌と言えない人もうつ病になりやすいと言われています。
さらに、いわゆる「メンタルの弱さ」があって周囲の評判が気になる、人に何か言われると傷つきやすい、争い事が苦手、という人もうつ病になりやすいと言われます。
このような性格そのものを変えることは難しいでしょうが、自分の性格を自覚して普段の生活でうつ病を発症するリスクをできるだけ避けるようにすることが大切です。
ストレスを溜めない
うつ病を発症するリスクでもっとも大きいのは、過度のストレスです。
ストレスには、過労、睡眠不足などの身体的ストレスと家族の不幸や不仲、会社での人間関係、経済的逼迫、将来への不安などの精神的なストレスがあります。
精神的なストレスはマイナスの状況だけでなく、昇進や結婚などのプラスの状況でも生じます。
人にはストレスに耐えるシステムが備わっていますが、それを超える過度のストレスを「やる気」や「根性」でクリアしようと思うと心身のバランスを崩してしまいます。
ストレスを解消するには、
- 解消できるストレス因(働きすぎ、睡眠不足など)を取り除く
- 解消できないストレス因(人間関係、昇進など)を自覚する
ことが重要です。
ストレスはストレス因を取り除くことで解消します。しかし、ストレス因をそのままにして他のことでいわゆるストレス解消法を実行しても効果はたいへん限定的です。
自分の力で解消できないストレス因はそれをまず自覚することで対処する道が開けます。心身により悪い影響を与えるのは「自覚していないストレス」です。気持ちがしんどくなることがあったらその原因は何かをよく考えることが重要です。
うつ病のサインを見逃さない
うつ病のサインを無視してやる気で乗り越えようとすると症状が重くなり、回復も遅れます。
うつ病の典型的なサインには次のようなものがあります。
身体的なサイン
- 眠れない、夜中に目が覚める、朝早く目が覚める
- 食欲がない、食べても美味しく感じない、体重が減る
- 寝ても疲れがとれず、朝から疲労感がある
- 首や肩がこる、頭が重い
- 下痢や便秘が続く
精神的なサイン
- 気分が落ち込み、物事が悲観的に見える
- 自分を卑下する気持ちが強くなり、自信がなくなる
- これまで熱中していた趣味などに興味がわかなくなる
- 会社に行きたくない、人と会いたくない
このようなサインが現れたら放置せずに休養をとる、医療機関を訪れるなどの対策を講じましょう。
人に頼ることを躊躇しない
「うつ病かもと思ったら自分ひとりで何とかしようと思わずに、家族や会社の上司などに相談し、支援を頼むことが重要です。
周囲はあなたの行動の変化から「様子がおかしい」と思ってもなかなか本人には言えないものです。自分からも人からも言いだせないまま「これは放置できない」という状態になってしまうのはお互いにとってたいへん不幸です。
まとめ:うつ病になってしまったらまずは休もう
いかがでしたでしょうか。今回は、SEがうつ病になってしまう理由やその対処法について紹介いたしました。
職業柄うつ病になりやすいSEの仕事ですが、しっかりと対策をすれば未然に防げることもあります。
また、うつ病になってしまったらゆっくり休暇を取ることも重要です。無理せずに飄々とSEの職務をこなしていきましょう!
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