こんにちは、ITプロマガジンです。
Webを通じてさまざまな情報やサービスが提供されている現代において、Webアプリケーション・サイトの開発を手がけるWebエンジニアは重要な職業です。その一方で、「Webエンジニアはやめとけ」という声があるのも事実であり、「Webエンジニアとして働くのが不安」「Webエンジニアの現実を知りたい」と思う人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、Webエンジニアの仕事内容と「やめとけ」と言われる理由、Webエンジニアに向いている人と向いていない人の特徴を解説します。Webエンジニアについて知りたい時に、ぜひ参考にしてください。
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目次
そもそもWebエンジニアとは
Webエンジニアとは、WebアプリケーションやWebサイトを開発するエンジニアです。担当する仕事によって、ユーザーから見える部分を扱う「フロントエンドエンジニア」と、ユーザーの目に触れないサーバー側のシステムを構築する「バックエンドエンジニア」に分けられています。
Webエンジニアの一般的な就職先としては、受託開発を行うシステム開発会社のほか、自社のWebサービス・サイトを開発・提供する事業会社があります。また、会社員として経験を積んで独立し、個人で仕事を請け負うフリーランスとして働く人も少なくありません。
「求人ボックス」のデータによると、正社員として働くWebエンジニアの平均年収は559万円、ボリュームゾーンは588万〜661万円で、日本の平均年収よりもやや高めです。
Webエンジニアはやめとけと言われる5つの理由
現代社会になくてはならない職業であるにもかかわらず、「Webエンジニアはやめとけ」という意見が出てくるのには、それなりの理由があります。まずは「やめとけ」と言われる主な理由をチェックしておきましょう。
仕事が激務・スピードが必要
Web開発では、スピード重視のアジャイル開発が採用されることが少なくありません。計画からリリースまでを短期間で行い、検証しつつ開発のサイクルを繰り返していくという仕組み上、仕事にスピード感を求められます。
アジャイル開発には、短期間で必要な機能を実装でき、すぐにサービスを提供できるというメリットがありますが、エンジニアの作業時間が十分に確保できないことも少なくありません。スピード重視である以上どうしてもタイトになりがちで、そのぶん激務になりやすいと言えます。
将来性に不安がある
Webエンジニアは必要不可欠な職業ではあるものの、将来的な不安を抱える人も少なくありません。革新的な技術の登場によって、Web開発が誰にでもできる簡単な仕事になる可能性はゼロではなく、AI(人工知能)の台頭に危機感を覚える人もいます。
とは言え、AIの台頭と同時にAIを正しく扱えるエンジニアの需要が出てくる可能性は高く、長期的な視点で見れば、いかにAIを活用するかがカギとなってくるでしょう。重要なのは、世情の変化や技術の進化にエンジニア自身が適応していくことです。
修正・更新対応が大変
Webエンジニアの仕事は、リリースしたらそれで終わりというものではありません。クライアントからの修正依頼やアップデートに対応したり、予期せぬトラブルを解決したりと、作業が継続的に発生します。
アップデートや定期メンテナンスのように、あらかじめスケジュールが決まっている作業であればリソースを確保しやすいでしょう。しかし、リリース後に発見されたバグへの早急な対処のようにイレギュラーな作業もあり、負担に感じる人も多いのが現状です。
業界の変化が激しい
Web業界は変化が激しく、サービスをリリースしたとしても需要が減ってしまえば消えていきます。そのため会社の利益が不安定になりがちで、給与の上がりにくさにもつながっています。
働いても給与が上がりにくい職場からは人材が流出しやすく、人手不足から業務が滞ったり、ノウハウが蓄積されなかったりと、悪循環を生み出しかねません。会社そのものがなくなってしまう可能性もゼロではないでしょう。さらにWebエンジニアには、変化や進化についていくための勉強も求められます。
スキルの幅が狭くなることがある
事業会社では、自社のサービスで使っている技術に関するスキルしか身につかず、業界内では通用しない場合があります。Webエンジニアとして転職や独立をするのであれば、幅広いスキルを身につける必要がありますが、それが現場で身につくとは必ずしも言えないため、自主的な情報収集や勉強が必要です。
未経験からはやめとけ?Webエンジニア就職の難易度
Webエンジニアの場合、「未経験歓迎」「初心者OK」の求人も珍しくありません。Web業界は基本的に人手不足であり、未経験者の状態で就職することは十分に可能です。
ただし全くの未経験だと、いざ働き始めてから「Web開発という仕事が自分に合わない」と感じたり、周囲についていけなくなったりするリスクが高くなります。また、知識を身につけながら仕事をこなしていくことは、体力的にも精神的にも負担が大きいと言わざるを得ません。
できれば就職や転職をする前に、自主制作をしたり、プログラミングスクールに通ったりして、Web開発とはどのような仕事なのかを知っておきましょう。現場でどういったスキルが求められるのかを体験できるだけでなく、自分の適性を見極めるきっかけにもなります。
Webエンジニアはやめとけとは言い切れない理由
経験者が「Webエンジニアはやめとけ」というにはそれなりの根拠があります。しかし、どこからどう見てもおすすめできない仕事というわけではありません。「やめとけ」とは言い切れない理由について解説します。
IT人材の不足で需要・将来性がある
IT業界やWeb業界は常に人材不足であり、Webエンジニアも需要が高い職種だと言えます。近い将来、Webを使ったサービスや情報伝達がゼロになる可能性は限りなく低く、Webの重要性が増せば増すほどエンジニアの需要も伸びていくでしょう。
とは言え日進月歩の業界ゆえに、日々のスキルアップや情報収集は欠かせません。現状に満足することなく、新しい技術を積極的に身につけていくのであれば、長期にわたって続けられる仕事だと言えます。
Webエンジニアの将来性については、こちらの記事でも解説しています。
スキルの汎用性が高い
Web系の技術はさまざまなジャンルで使われているため、汎用性があります。例えばWeb開発でも人気のプログラミング言語であるJavaは、Web系だけでなくスマートフォンのアプリ開発や汎用システム開発など、さまざまな場面で幅広く使われています。Web開発を通じて技術を身につけることで選択肢が広がるのは、大きなメリットだと言えるでしょう。
フリーランスになりやすい
Webエンジニアの仕事はフリーランス向けの案件も多く、万が一勤務先の会社が倒産したとしてもフリーランスとして生きていく道を選択できます。将来的に何らかのフリーランスとして生きていきたいのであれば、それを見越してWebエンジニアになるのも1つの方法です。フリーランスになるつもりがないとしても、「スキルさえあれば個人でも仕事を請け負える」という事実は大きな安心材料となります。
フリーランスのWebエンジニアについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
在宅・リモート勤務がしやすい
Webエンジニアの仕事は、パソコンとインターネット回線さえあればどこにいてもできるといっても過言ではありません。サーバーを操作する必要があるインフラエンジニアなどの職種と比べると、圧倒的にリモートワークに向いています。
「出勤の負担を減らしたい」「ワーク・ライフ・バランスを実現したい」などの理由でリモートワークを希望するのであれば、Webエンジニアは魅力的な仕事だと言えるでしょう。
Webエンジニアに向いている人の特徴
どのような仕事にも向き不向きがあるように、Webエンジニアにも向いている人と向いていない人がいます。まずは、どのような人がWebエンジニアに向いているのかを解説します。
論理的な思考が得意
Webエンジニアの適性で重要視されるのが、論理的な思考能力です。思い込みや先入観を排除しつつ筋道を立てて考え、誰もが共通認識を持てる結論へと落とし込んでいくことは、意識の共有や問題解決に欠かせません。
Web開発では、チームで1つの目的を達成する必要があります。仕事をスムーズに進めるには全員が認識を持たなくてはなりません。そのためには論理的思考力が必要不可欠であり、論理的に考えられる人はWebエンジニアに向いています。
変化への対応力・柔軟性がある
仕事に変化があることが苦にならず、柔軟に対応できる人は、Webエンジニアに向いています。Web制作会社では、プロジェクトごとに仕事の進め方が変わることが珍しくありません。開発の現場では「以前はこうだった」という理屈が通用しないのです。突然の変更や方針転換があっても抵抗なく受け入れられる人、時と場合に応じて自分のやり方を変えられる人は、Webエンジニアとしての適性が高いと言えるでしょう。
勉強が苦にならない
勉強が好きな人や知識欲が旺盛な人はWebエンジニアに向いています。次々と新しい技術が生まれるWeb業界は、トレンドの移り変わりもスピーディーです。そのなかで生きていくには、積極的なスキルアップや知識のアップデートが欠かせません。Webエンジニアとして生き残れるのは、新しい技術に興味があり、次々と吸収していくのが好きな人です。
「新しい技術を取り入れてみたい」「これまでと違うことを試してみたい」という意欲がある人には、魅力的な仕事だと言えるでしょう。
こういう人はやめとけ!Webエンジニアに向いていない人の特徴
もしも適性がない人や向いていない人がWebエンジニアになった場合、「やめとけという声は真実だった」と感じることもあるでしょう。Webエンジニアに向いていない人の特徴について解説します。
変化や急な対応を求められる仕事が苦痛
あらかじめやり方が決まっているルーチンワークが好きで、変化を苦痛に感じる人には、Webエンジニアという仕事そのものが向いていない可能性が高いでしょう。Web開発の現場では、予期していなかった事態が発生することも珍しくありません。何かあるたびに、臨機応変に判断しながら対応することも多いのです。
また、常に新しい知識を学ぶ必要があるため、すでに身につけたスキルや知識をもとにしつつ同じ仕事をこなし続けたい人にも不向きです。新しいものが好きかどうかは、Webエンジニアとしての適性を判断するうえでの重要な材料となります。
人とのコミュニケーションが苦手
Web開発は基本的にチームで行うものであり、割り振られた作業をこなせばよいというものではありません。チームの規模はプロジェクトによって異なりますが、いずれにせよ他者とのコミュニケーションが必須です。
このことは、黙々と作業に取り組みたい人や1人で仕事を完結させたい人にとっては、苦痛に感じられるかもしれません。自分以外のメンバーと意識や情報を共有する必要もあるため、コミュニケーションが得意かどうかは重要な要素です。
主体的な行動が苦手
「新しいプロジェクトに挑戦してみたい」「身につけた技術を活用してみたい」という主体性がなく、指示された仕事だけをもくもくとこなしていたい人は、Webエンジニアにあまり向いていません。Webエンジニアとして成功するには、自分自身でアプリやサービスを作っていくような積極性が必要です。自らの意思で行動できない人は、日進月歩のWeb業界でいずれ取り残されてしまう可能性が高いでしょう。
Webエンジニアとして働く会社の選び方・チェックポイント
Webエンジニアは未経験者にも門戸が開かれている職種です。Webエンジニアとして企業に就職する際には、どのような点を重視して会社を選べばよいのかを解説します。
制作会社か事業会社か
まずは受託開発を行う制作会社なのか、それともサービスを提供している事業会社なのかをチェックしておきましょう。受託開発とは、顧客から注文を受けて開発を手がけるスタイルです。一方で事業会社では、自社の管理下でシステムを開発・保守運用し、サービス提供まで行います。
受託開発では複数のクライアントから多種多様な仕事を請け負うため、働きながら幅広いスキルを身につけられます。ただし顧客の都合に左右されがちで、急な変更を強いられるケースも少なくありません。
事業会社では、受託開発と比較するとさまざまな案件に携わる機会が減る可能性があるものの、システム開発だけでなくサービスの企画・展開といったビジネス面についてもコミットする機会があります。
社内の人間関係や雰囲気はどうか
企業の社風と自分の個性が合うかどうかは、働きやすさや仕事のしやすさを左右する重要なポイントです。企業の公式SNSでの発信内容、Webサイト上にある情報、公開されている動画、面接の際の対応など、社風をうかがえるものをできるだけチェックしておくことをおすすめします。
ミートアップなどの交流イベントが開催されているのであれば、参加を検討するとよいでしょう。
有給取得率やボーナスなど待遇はどうか
有給取得率やボーナスの回数、昇給、福利厚生といった待遇は、Webエンジニアに限らず就職する際にはぜひ押さえておきたい重要なポイントです。
面接では、有給取得率やボーナスの実績などに関することを聞きにくいかもしれません。しかし、従業員の働きやすさや働き方改革の理念を重視している企業であれば、積極的に答えてくれるはずです。
Webエンジニアのキャリアパス
Webエンジニアは、日々新しい技術を取り入れることで続けられるだけでなく、経験を生かして別のポジションを目指すこともできます。Webエンジニアのキャリアパスについて解説します。
PM/PL・Webディレクター
プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダー、ディレクターなど、より上流工程を担当することで収入アップが期待できます。
プログラミングやコーディングなどは勉強すれば身につくものですが、マネジメントスキルに関してはそうではありません。机上で学ぶだけでなく、現場で働きながらさまざまな人と関わり、経験を積むことが必須だと言えるでしょう。
マネジメント能力があり、全体をまとめられるリーダーは、時に熟練の技術者よりも重宝されます。
ITコンサルタント
技術や知識の幅をさらに広げ、ITやWebにまつわるクライアントの課題を解決するコンサルタントを目指すのも1つの道です。
「Webサイトのシステムを改修したいが何をどうすればよいのか分からない」のように、IT/Webに関する悩みを抱える企業は少なくありません。悩みをヒアリングし、適切な解決策を提案するITコンサルタントは、幅広い業界から求められる仕事です。
フリーランスエンジニア
実績を積んで独立し、フリーランスとなるという選択肢もあります。Web系のスキルはフリーランス案件でも需要が高く、仕事の獲得で困ることはないでしょう。
フリーランスになると、自分のやりたいことや報酬額といった条件をもとに案件を選べます。「こういう仕事がしたい」という希望が叶いやすくなるだけでなく、さまざまなジャンルで活躍できる可能性も生まれます。
IT業界に特化したフリーランスエージェントの「ITプロパートナーズ」では、「週2日からOK」「フルリモート可能」など、Webエンジニア向けの案件を豊富に取り扱っています。
まとめ
Webエンジニアは「やめとけ」と言われることもありますが、向いている人にとっては魅力的な職業です。今後需要が激減するような可能性も低く、将来的にマネジメントをする役職を目指せるだけでなく、フリーランスとして独立することもできます。
フリーランスのWebエンジニアを目指すのであれば、ぜひITプロパートナーズにご相談ください。報酬や稼働日数などのご要望をヒアリングしたうえで、ご希望に沿った案件をご紹介します。
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