こんにちは、ITプロマガジンです。
エンジニアを目指す方の中には、ブロックチェーンエンジニアの年収や将来性について気になる方もいるでしょう。そこで今回の記事では、
- ブロックチェーンエンジニアの年収事情
- ブロックチェーンエンジニアの仕事内容や必要なスキル
- ブロックチェーンエンジニアの年収の上げ方
などについてわかりやすく解説していきます。
本記事を読めば、ブロックチェーンエンジニアの年収について知ることができ、目指すべきかの判断ができるでしょう。後半では、目指す方法や将来性についても紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。
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目次
ブロックチェーンエンジニアの平均年収
年度 | ブロックチェーンエンジニアの平均年収 | 全職種の平均年収 |
---|---|---|
最新年度 | 500〜1,200万円 | 443万円 |
※2(参考:国税庁令和3年分 民間給与実態統計調査)
日本国内においてブロックチェーンエンジニアの平均年収は約500〜1,200万円と、かなりの年収であることがわかります。また、サンフランシスコにおけるデータでは、約1,700万円という年収が、今のブロックチェーンエンジニアの需要の高さを示しています。
ブロックチェーン技術が各分野に利用され始めた歴史も浅く、ブロックチェーン技術を熟知した技術者がまだ非常に少ないという現状があります。
しかし、今後確実にIT技術による社会インフラにも適用されるブロックチェーンは、今まさに研究開発が加速している時なのです。
その他のエンジニアとは大きな差をつけている理由も、ブロックチェーン技術を使ったシステムの開発を急いでいること、そして世界を見れば、民間企業だけではなく政府が導入する公共システムにもブロックチェーン技術が用いられようとしています。
現行のシステムをブロックチェーンへ載せ替えるという取り組みも多く、水面下では開発競争が行われています。それに伴い、ブロックチェーンエンジニアの獲得も急務となっており、比例して平均年収も高騰しているのです。
ブロックチェーンエンジニアの年齢別年収
年齢 | 平均年収 | 平均月給 |
---|---|---|
20~24歳 | 456.0万円 | 29万円 |
25~29歳 | 518.0万円〜586.0万円 | 36万円 |
30~34歳 | 524.0万円〜624.0万円 | 39万円 |
35~39歳 | 608.0万円〜712.0万円 | 45万円 |
40~44歳 | 679.0万円〜800.0万円 | 50万円 |
45~49歳 | 774.0万円〜896.0万円 | 56万円 |
50~54歳 | 850.0万円〜960.0万円 | 60万円 |
55~59歳 | 842.0万円〜952.0万円 | 60万円 |
60~65歳 | 548.0万円〜952.0万円 | 41万円 |
ブロックチェーンエンジニアの年齢別平均年収を見ると、55歳〜59歳がピークです。これは、ブロックチェーンエンジニア としての技術だけではなく、プロジェクトをまとめる管理能力も加味された年収と判断できます。
例えば、35歳〜39歳と40歳〜44歳を比べると、約70万円程も昇給していることがわかります。
この年代になると、エンジニアを管理するポジションをもつ人も増えてくるでしょう。それに比例して年収が上がっています。どのような職業でも自身のスキルとポジションによって変化していくのは同じですね。
ブロックチェーンエンジニアの企業年収ランキング
順位 | 企業名 | 想定年収 | 仕事内容 |
---|---|---|---|
1位 | 株式会社フィナンシェ | 600万円〜1,200万円 | <自社サービス>ブロックチェーンエンジニア |
2位 | GMOインターネット株式会社 | 500万円〜1,000万円 | 仮想通貨/ブロックチェーンエンジニア |
3位 | TIS株式会社 | 600万円〜900万円 | ブロックチェーンビジネスの創出案の策定 |
4位 | 株式会社メタップス | 400万円〜800万円 | Ethereumを中心としてブロックチェーン技術、サイドチェーンの研究/開発 |
5位 | 株式会社gumi | 350万円〜700万円 | ブロックチェーンの新規事業 |
※編集部、記事執筆時の求人サイトからの情報になります。
※全ての企業を調査した正確な情報ではありませんのでご了承ください
ブロックチェーンエンジニアは、ブロックチェーン技術全般を担いますので、その作業は幅広いものです。
自社サービスをブロックチェーン技術を使って開発する場合には、ブロックチェーン技術を完全に理解し、自社サービスへの応用までを求められます。企画から開発までを行う場合には、やはりそれなりの年収が反映されていることがわかります。
また、ブロックチェーンがこの世に出てきたきっかけとなる暗号資産(仮想通貨)に関わるエンジニアもまた、金融にも精通する業務になりますので、1,000万円という比較的高い報酬が期待できます。
すでに稼働している仮想通貨取引所からの求人だけでなく、独自のブロックチェーン技術を利用した事業も多く出てきます。それに比例して、ブロックチェーンエンジニアの需要は高まり、しばらくは高い平均収入が見込めるでしょう。
ブロックチェーンエンジニアが年収が高騰している理由
ブロックチェーンエンジニアの年収は年々高騰しています。それは、これまで新技術が世の中に登場した時同様、需要と供給のバランス、そして技術そのものへの期待値が大きく関係しています。
- 圧倒的にエンジニアが足りない
- ブロックチェーン技術に対する期待
圧倒的にエンジニアが足りない
ブロックチェーンエンジニアの年収が高騰している一番の要因は、エンジニア不足です。
どのような業界でも新しい技術が出た場合、需要と供給のバランスが極端に崩れるのは同じです。新しい技術に早くから触れていたというエンジニアは少なく、新しい技術でどこよりも早く事業を行いたい企業は増えます。
エンジニアは奪い合いになり、その結果各企業が報酬を上げ始め年収は高くなります。そしてこれが、ブロックチェーンエンジニアの年収が高騰している理由なのです。
ブロックチェーン技術に対する期待
世界中の企業がこぞってブロックチェーン技術に取り組もうとする背景には、ブロックチェーン技術の将来性が挙げられます。
ブロックチェーンに関しては、これまで暗号資産(仮想通貨)のためのインフラという認識の人も多かったのですが、世界中でプラットフォームを構築するプロジェクトが乱立すると、ブロックチェーン技術の利用がいかに将来的なポテンシャルを持っているかが伝わりました。
ブロックチェーンは今後、民間のサービスだけではなく国のプロジェクトへも大きく浸透するということは、皆が予感していることです。
そして、ブロックチェーン技術を利用したシステムを構築するためには、より優秀なブロックチェーンエンジニアが必要なのは明白です。
未来をしっかりと見据え、すでにサービスの形が見えている企業にとって、エンジニアへの報酬をできる限り上げてでも優秀なエンジニアの獲得を目指すのです。
ブロックチェーンエンジニアの仕事内容
ブロックチェーンエンジニアとして働く場合、以下の仕事が一般的な業務となります。
- ブロックチェーンの開発・実装
- ブロックチェーンに関連するアプリやサービスの開発・実装
- ブロックチェーンの研究
仕事内容について知ることで、今度働きたいかの参考となるでしょう。
ここからは、具体的にそれぞれの仕事内容について紹介します。
ブロックチェーンの開発・実装
基本となる業務は、ブロックチェーンの開発や実装となります。
既存のブロックチェーンに新しい機能を追加したり、独自のブロックチェーンの開発を行います。
これには、ブロックチェーンのメンテナンスやアップグレードを行うなど専門的なスキルを要します。そのため、ブロックチェーンエンジニアには高度なノウハウや実装力が必要です。
ブロックチェーンに関するアプリやサービスの開発・実装
ブロックチェーン独自のアプリやサービスに関する開発や実装業務を行います。
ブロックチェーンを活用したアプリやサービスの例として、以下があげられます。
- NFTゲーム
- DeFi
ブロックチェーンの活用によって、正統性や透明性が保証されるため、アプリケーション内での改ざんと言ったリスクを防止できます。
また企業側は手作業で行う人為的なミスをなくし、大幅なコストを抑えられるなどのメリットがあるため、アプリケーションでもブロックチェーンを使った仕事の需要が増えているのです。
ブロックチェーンの研究
ブロックチェーンエンジニアは、ブロックチェーンについての研究を行うのも仕事の1つです。
ブロックチェーン技術はまだ比較的新しいものであり、常に進化しています。研究によって、既存のブロックチェーンのセキュリティやアルゴリズムの改善や効率化などが可能になる可能性があるのです。
しかし、ブロックチェーンの開発というものは決して簡単なものではなく、専門性の高いノウハウを習得していたり、海外の論文を熟読し理解できるスキルが必要です。
また、研究を行うための環境を用意しなければいけず、大企業ではないと難しいとも言われています。
ブロックチェーンエンジニアに必要なスキル
ブロックチェーンエンジニアには、以下3つのスキルが必要になります。
- ブロックチェーンや暗号に関する知識
- プログラミングスキル
- 英語力
ここからは、それぞれのスキルについて具体的に紹介します。
ブロックチェーンや暗号に関する知識
ブロックチェーンの仕組みや懸念点などを理解しておくことで、ブロックチェーンの実装を適切に行うことができます。
またハッシュ関数や公開鍵暗号、電子書面などの暗号技術に関する知識も必要と言われています。
ブロックチェーンや暗号技術に関する知識は、本や電子書籍でも簡単に学習できます。ただ、このような情報は常に進化しているため、最新の知識を学べる書籍などがおすすめです。
プログラミングスキル
ブロックチェーンに関するアプリやサービスを開発すべく、プログラミング言語の習得も必要になります。
ブロックチェーンエンジニアが学習すべきプログラミング言語は、以下のとおりです。
- C++
- C#
- JavaScript
- Java
- Solidity
特にC++やC#はブロックチェーン自体の開発に使用するので、必須の学習すべき言語と言えるでしょう。
英語力
ブロックチェーンの技術は、日本だけでなく海外も注目しており英語での情報が多い傾向にあります。
新しい技術をキャッチアップするためには、英語で書かれた論文や資料を読み、理解できるスキルが必要なのです。
またプログラミング言語も英語での実装となるので、最低限業務を行える程度の英語力は必須です。
ブロックチェーンエンジニアが年収を上げる方法
ブロックチェーンエンジニアが年収を上げる方法としては、ブロックチェーン技術がどのように応用されているのか、そして、エンジニア全般に言えることですが、マネジメントまでできるようになることです。
- 世界中のプロジェクトを知る
- 実際に動いているシステムに触れる
- マネジメントを経験する
世界中のプロジェクトを知る
ブロックチェーン技術が世界で一番使われている市場は“暗号資産(仮想通貨)市場”です。しかし、全てが投資のために立ち上がるプロジェクトではありません。
立ち上がるプロジェクトには、金融や配送、開発プラットフォームやゲームプラットフォームなど、世界にあるあらゆる市場を狙うプロジェクトが乱立しているのです。そして、全てにプロジェクトの内容を解説するホワイトペーパーが存在します。
ブロックチェーン技術がどのような分野に利用されているのか、どのような開発が行われているのかを知るには、様々なプロジェクトのホワイトペーパーを読むのが効率的です。
世界のプロジェクトを知ることで、ブロックチェーン技術で実現できることがイメージできるようになり、新しい仕組みのヒントにもなるでしょう。
ホワイトペーパーを利用して応用知識を身につけることで、自身のスキルアップにも繋がるはずです。
実際に動いているシステムに触れる
暗号資産に関連したアプリケーションは多数リリースされています。ブロックチェーン技術を学ぶにあたり、技術に触れてみることも非常に重要なことです。
暗闘資産を格納するウォレットアプリや、ブログやSNSで使える投げ銭機能なども、ブロックチェーンと連携して動くアプリケーションです。
実際に使ってみることで、ある程度の機能を知ることができますし、実際に自分で作るきっかけにもなります。
マネジメントを経験する
マネジメントの経験については、ITエンジニアに限らず重要なスキルです。プロジェクトにおいて、ブロックチェーン技術利用をマネージメントできる技術と経験を身につけることで、自身のポジションを確保しより高い年収を得ることができるでしょう。
ですので、出来るだけ早くブロックチェーン技術を習得し、現場での経験値を積むことが大切です。
未経験からブロックチェーンエンジニアを目指すための方法
未経験からブロックチェーンエンジニアを目指す方法は、大きく分けると以下の2つです。
- プログラミングスクールを受講する
- 独学で勉強する
上記の方法には、それぞれ魅力が異なり、自分に合った学習方法を見つけましょう。
ここからは、具体的にそれぞれの学習方法について紹介します。
プログラミングスクールを受講する
プログラミングスクールを受講しましょう。
ブロックチェーンという技術は、現在も世界中で研究が進められているほど、高度であり人にとっては理解に時間がかかると言われています。
しかしプログラミングスクールには、専門的なノウハウに長けた講師が在籍しており、効率よくブロックチェーンで必要なプログラミング言語を学習できます。
また講師だけでなく同じ境遇を持った仲間と切磋琢磨しながら、モチベーション高く学習を続けられるでしょう。
ただ受講料は決して安い訳ではないので、給付金制度や割引キャンペーンを積極的に活用し受講することをおすすめします。
独学で勉強する
ブロックチェーンエンジニアを目指すためには、独学でも就業する企業によっては可能でしょう。
独学でも十分にスキルやノウハウを吸収できるコンテンツが、充実しているためです。
独学はプログラミングスクールを受講するよりもフレキシブルに、隙間時間でも学習できます。また費用も学習サイトを利用したり、本を購入したりするなどで数千円程度で抑えられます。
ただブロックチェーンは学習するハードルが高いからこそ、挫折する可能性も高いです。
まずは独学から始め、限界を感じたタイミングでプログラミングスクールの受講を検討するといいでしょう。
ブロックチェーンエンジニアの将来性
ブロックチェーン技術の需要は年々急増しているため、そんな技術を扱うエンジニアの将来性は十分にあります。
特に銀行や金融などのセキュリティ管理が徹底されるべき業界では、ブロックチェーンエンジニアが重宝されており、今後も働き口は広がるでしょう。
ただ扱う技術が高度であったり日々情報がアップデートされるので、向上心があり、日頃からブロックチェーンに関する情報を収集できる人材こそが将来性も安心できると言えます。
まとめ:ブロックチェーンエンジニアの年収は今後もしばらく上がる
ブロックチェーンエンジニアは、ようやく求人が掲載されるようになったというほど新しい分野です。ですので、新しいエンジニアを教育するという段階ではありません。
しかし、できるだけ早くブロックチェーン技術を学び、ブロックチェーンエンジニアとしてキャリアをスタートさせることで、高い年収を狙えます。
これからブロックチェーン技術を用いたプロジェクトは、爆発的に増えて行くでしょう。そして、エンジニアの数はまだまだ足りないという状況が続きます。
しばらくはブロックチェーンエンジニアの高い需要は継続しますので、年収は今後もしばらくの間上がり続けるでしょう。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
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