CSS3のフリーランス求人・案件について
CSS3とは
CSS3は(Cascading Style Sheets)の略で、背景色や文字色など色に関する機能を持っている言語です。CSSと違う言語と思われがちですが、実はCSSもCSS3も同じ言語です。ただし、使われているバージョンが違います。CSS3のバージョンが新しく、機能が追加されています。その為、CSSからCSS3に移行する動きがあり、これから先需要が高まると言えるので、おすすめの言語です。CSS3の中でも特に使う機能をまとめたので紹介します。
- グラデーション機能
単色の色から線形のグラデーションまで自由に色を調節できます。CSS3で設定できるカラーコードは全部で216種類あり、全ての色を網羅しています。上手く使い分けることでユーザーがサイトに滞在したくなるようなデザインを作成可能です。
- アニメーション機能
2Dや3Dを変形させたりオブジェクトを動かすことができます。また、彩度や明度を変化させたりアニメーション開始時間を決めることで、ユーザーがサイトを訪れた際のアニメーション演出が可能。ただし、コードが冗長的になってしまうとサイトが重たくなってしまうので注意が必要です。
- オブジェクトや文字の加工
CSS3のコードを指定することで自分の好きなようにオブジェクトや文字を加工できます。例えばテキストボックスの角を丸くでき、工夫次第で好きなデザインに変更可能です。また、文字に影を付けて色や向きを調節できます。
- HTMLとの互換性がある
CSS3はCSSに比べて最新バージョンの為、HTML5とセットで使われることが多いです。しかし、HTML4とCSS3のセットでも使用できるので新しくHTML5を覚える必要がありません。CSSと比べて機能追加されていますが構文が変わっているわけではないので、CSS3に移行しやすいメリットがあります。
CSS3フリーランス案件・求人の特徴や動向
CSS3フリーランス案件の特徴として、CSS3のスキルだけを応募している企業はありません。応募条件としてCSS3、HTML5、Javascriptの3つは最低限必要としています。その為、フリーランスとして仕事を獲得するにはweb関連で使用する言語を複数覚える必要があります。
また、フリーランス案件の動向としてBtoBに向けた開発内容が多く、クラウドサービス関連の仕事がしたい人におすすめです。プロトコル関連やPHP、Javascriptの知識が多いと採用される確率が上がります。
CSS3フリーランス案件・求人の代表的な案件の種類
前述で記載した通り、CSS3の言語のみ応募している案件はありません。その為、他の言語とセットで開発する代表的な案件を紹介していきます。
- ホームページ作成
一番メジャーで簡単な案件です。デザインの形は既に決まっていることが多く、仕様書や要求書に沿ってコーディングしていく作業となります。簡単で単純作業な分、単価は低く5千円から2万円の間です。サイトを動的にする場合は単価が上がります。また、デザインを提供する場合も単価アップに繋がるので、積極的に改善点を提案するのがポイント。
- フロントエンドエンジニア
フロントエンドとはユーザーがサイトを利用した時、画面に見えているデザイン部分やボタンをクリックした時に他ページに飛ばすなど「見える箇所」のプログラミングです。ホームページ作成の案件と業務内容は似ていますが、業務の範囲が異なります。
フロントエンドはサイト全体の構築を任される場合が多いので単価が月50万円以上と高額です。顧客と内容をすり合わせながら要求書を作る場合は更に単価がアップします。ほとんどの案件では開発経験が無いと応募できません。
- バックエンドエンジニア
バックエンドエンジニアは主に通信プロトコルやユーザーと自社サーバーの構築部分を指します。フロントエンドエンジニアに比べて難易度が高く、バグが発生するとシステム全体に影響する為、重要な仕事です。単価はフロントエンジニアよりも高くなる傾向にあります。
CSS3フリーランス案件・求人を獲得する為に必要なスキルや経験
CSS3フリーランス案件は開発経験がないと案件に応募できません。ただし、サイトを装飾するだけの案件であれば開発経験が不要なこともあるので、数年間経験を積んだうえで応募するようにしましょう。また、案件の応募条件にCSS3以外のスキルも必要になるのでまとめました。
- HTML5
HTML5はCSS3と同様で必須のスキルです。ホームページ作成にはHTML5とCSS3のセットでコーディングを行います。言語はシステム構築のプログラミングとは違って、if文やアルゴリズムを必要としません。初心者でも覚えやすいので短期間でスキルを身に付けることができます。
- Javascript
ページ移動、テキストフォームの入力、動的なデザインといったシステム面の構築を行えます。HTMLの要素に対しイベントを発生させる機能が多く、他の言語とは違う使い方なので慣れるまで時間が掛かることがあります。また、他サイトの分析に活用されることもあり、ウェブページの情報を定期的に収集する「自動化」もJavascriptで実現可能です。
- PHP
通信の同期や非同期に特化している言語です。サイトの問い合わせフォームで使用されることがあり、リアルタイムチャットのやり取りを実現します。
- SQL
クラウドサービスの顧客情報を取り扱ったり、PHPで構築したチャットログを保存する時に使用します。データベースはほとんどの企業で利用しているので、覚えておいて損はないスキルです。
CSS3フリーランスエンジニアにおすすめのフレームワーク
CSS3のコーディングが便利になるフレームワークを紹介します。フレームワークを利用して効率が良くなると、仕事時間が短縮されたり品質を担保できるので参考にしてみてください。
- Tailwind CSS
Tailwind CSSはCSSを記述する時に必要なコードを短縮できるフレームワークです。あらかじめ用意されているクラスをHTMLに記載するだけでいいので、CSSを別ファイルで大量に管理する必要がありません。その為、サイト構築の時一目でコードがわかりやすいのでプログラマにとって、時間の短縮に繋がります。特に大規模開発ではコードが多くて見づらくなってしまうので便利です。
- UIkit
スタイリッシュなデザイン構築に特化しているフレームワークです。2色から3色で構築されたデザインが登録されており、軽量ながらも見やすいのが特徴。軽量なのでサイトを圧迫することがありません。
- Spectre.css
様々な機能がひとまとまりになっているフレームワークです。デフォルトのレイアウトがいくつか用意されていたり、ユーティリティクラスが充実しています。Javascript不要でホームページ作成ができるので初心者でも扱いやすいのが特徴です。
- new.css
見た目を整えることに特化しているフレームワークです。最低限の機能しかついていないので軽量なのが特徴です。レイアウトは自分で考える必要がありますが、その分自由度が高いフレームワークと言えます。
CSS3フリーランス案件・求人に役立つおすすめ資格
これから紹介する資格はCSS3だけではなく、HTMLやJavascriptの知識を総合的に判断している為、ウェブ関連の案件全般で活用できる資格です。なるべく多くの資格を取得して獲得率を上げましょう。
- ウェブデザイン技能検定
ウェブ関連で唯一の国家資格です。ウェブ系の仕事を目指す人は取得するようにしましょう。難易度は1級から3級まであり、1級を持っている人は少なく企業側から重宝されます。国家資格は単価アップに繋がりやすいので、フリーランスを目指す人にとって必須の資格です。試験内容は学科試験と実技試験の2つがあり、どちらの項目も一定の合格点以上正解する必要があります。
- Webクリエイター能力検定
ホームページ作成の案件を獲得したい人におすすめの資格です。主にウェブデザイン能力やコーディング能力を問われます。CSS、HTML、Javascriptの問題が出題され、資格を勉強するとホームページ作成の基礎を学べます。種類はスタンダードとエキスパートがあり、エキスパートは実技試験があるので実践的な技術が必要です。
- Webデザイナー検定
Webクリエイター能力検定と同様でホームページ作成時のウェブデザイン能力を問われる資格試験です。ただし、コーディングだけではなく運用・保守までの知識が必要となるので、幅広い知識が必要です。種類はベーシックとエキスパートがあり、エキスパートではJavascript等を活用した動的ウェブサイトの知識問題が出題されます。
- HTML5プロフェッショナル認定資格
HTML5やCSS3の問題が出題される資格試験です。難易度は高いですが、HTML5やCSS3の最新バージョンで追加された機能や規約が出題されるので、新しい知識を体外的に学べます。合格率は低く、試験に合格すれば多くの企業から高い評価を受けることができる資格です。
CSS3の習得方法や難易度
CSS3の難易度は低く、初心者でも簡単に学べます。システムプログラミングとは違って、ホームページ上の色やオブジェクトが変わることで視覚的にわかりやすい為、言語の理解が簡単です。ただし、ホームぺージ作成にはCSS3以外の言語を覚える必要があるので、HMTLやJavascriptを並行して覚えるようにしましょう。
習得方法は持っているスキルによって異なります。例えばCSS3を使ったことが無い初心者の場合、HTML5やJavascriptと並行してホームページ作成を行うと、基本的な技術が身に付くのでおすすめです。既にCSSに携わった人であれば、本を利用してCSS3の特徴を理解するようにしましょう。CSS3の追加機能を理解すればホームページ作成が便利になり、今まで以上に魅力的なデザインをコーディングできます。
CSS3フリーランスエンジニアの将来性
CSS3フリーランスエンジニアの将来性は高いと言えます。デザインの構築はホームページを作成する上で欠かせませんし、サービスサイトやゲーム開発でも求められるスキルです。需要が高い分収入も安定している為、フリーランスとして生計を建てていく上で覚えておきたいスキルです。