2020年現在、IoTを利用したシステム構築に必要なスキルを持つエンジニアが不足しています。便利なデバイスが幾つも登場しているものの、それを使いこなすシステムを構築するのが難しい事が大きなエンジニア不足の要因となっているのです。
つまり、IoTのシステム構築に必要なスキルさえ身に付ければIoTのエンジニアとして活躍できるチャンスです。
そこで今回はIoTに興味を持つエンジニアの方向けに、IoTエンジニアに求められるスキルとIoT案件の探し方について解説します。
ドンピシャ案件の探し方
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目次
IoT時代にエンジニアに求められる4つのスキルとは
今の生活は多くの電子機器に囲まれており、それらで様々なソフトウェアが動いています。
しかし、IoTはそれらとは全く別のソフトウェアが必要です。つまり、機器が単体として動作するためのソフトウェアに加えて、クラウドと連携して動作するためのソフトウェアが必要です。
さらに、クラウド側にもIoT機器と通信するソフトウェアや収集した情報を解析するシステムも構築しなければなりません。
次から、このようなIoT時代にエンジニアに求められるスキルについて解説します。
- 1.IoTデバイスを操作するための組み込み系の知識と技術
- 2.モノをインターネットと接続するためのネットワーク知識と技術
- 3.インターネットからモノを操作するアプリの知識と作る技術
- 4.集積した情報を解析するための知識と技術
1.IoTデバイスを操作するための組み込み系の知識と技術
かつて組込系のエンジニアといえば、非力なデバイスを使っていたため、少ない容量でいかに効率良く動作するソフトウェアを作るかが重要でした。
そのためデバイスの詳細に精通し、CPUの命令を直接操作するような高度なプログラムが組めるようになるなど、組み込み系のエンジニアには高いスキルと経験が必要とされていました。
しかしながら今では、ほとんどのIoT機器は高性能なCPUと十分なメモリーを搭載しているため、そこまで高度なスキルは必要ありません。
デバイスの知識にさえ精通していれば、ソフトウェアは触り程度で問題ないでしょう。
2.モノをインターネットと接続するためのネットワーク知識と技術
IoTデバイスとは、機器同士またはクラウド上のサーバーなどとネットワークで接続し、情報や制御のやりとりをする機器の総称です。そのため、ネットワークに関するスキルと知識は必須と考えてください。
ただ、ネットワークに関するスキルと知識と言っても個々の通信に使われるプロトコルはライブラリ化されているので、ゼロからプログラムする必要はありません。
むしろ、人が直接操作できないIoTデバイスでは、ネットワークをどのように使えば安定して接続できるか。また、不具合があったらどう対応するかなどのインフラ系のスキルや知識が必要とされます。
3.インターネットからモノを操作するアプリの知識と作る技術
先ほどIoTエンジニアには、ネットワークに関する知識やスキルが必要と解説しましたが、IoTデバイス側だけ対応していれば十分とは言えません。
特にクラウド上からIoT機器を操作する場合は、サーバー上にIoT機器に接続するための仕組みを構築する必要があります。
そのため、インターネットからIoTを操作するアプリの知識やそれを稼働されるためのスキルも必要です。場合によっては、クラウド上の各種サービスを活用しIoTを操作するシステムを安定して稼働させるためのインフラエンジニアの知識やスキルも必要になるでしょう。
4.集積した情報を解析するための知識と技術
IoTデバイスで収集した大量のデータの解析は、人が手作業でやれる量ではありません。そのような大量のデータは通常、クラウドで収集し人工知能を活用して解析します。そのためIoTデバイスのエンジニアが、人工知能のシステムの構築に関わることもあるでしょう。
人工知能を活用したシステムの構築を専門のAIエンジニアが担うとしても、IoTエンジニアは、専門のエンジニアと協議しながら開発を進めなければなりません。
そのため、IoTデバイスから集積した情報を解析する人工知能に関するスキルや知識があった方が良いでしょう。
実際にiotエンジニアとして活躍するために必要な言語とは
IoTを構築するには、IoTに適したプログラミング言語での開発が必要です。代表的なプログラミング言語には以下が挙げられます。
- Python
- Java
- C言語
- R言語
まずは、これらプログラミング言語を一つずつ見ていきましょう。
Python
Pythonはコーディングがしやすく、誰が書いても比較的統一されたコードになるためC言語などと比較しても分かりやすいプログラミング言語です。
短いコードでソースコードを書けるため、学習コストも低いといえます。
汎用性が高いプログラミング言語としても人気があり、AIや機械学習などにも取り入れられているPythonは今後IoT開発でも活躍する言語となるでしょう。
Java
Javaは世界的にも多く利用されているプログラミング言語です。
あらゆる業種のシステムでも使用されているため、Javaを扱えるエンジニアの需要は高く、習得したいプログラミング言語としても人気があります。
OSに依存せず、応用も利くプログラミング言語ですので、IoTシステムのオペレーションシステムやインフラシステムでも幅広く使用されています。
C言語
C言語は1972年に開発され、長い歴史を持つプログラミング言語です。
学習コストは高いのですが、機械への命令ができるなど組み込みシステムなどにも利用できます。
IoTのシステムでは、センサーを搭載するIoTデバイス側のプログラミング言語としても活躍します。
R言語
R言語は1995年に開発されたプログラミング言語で、データ解析や統計プログラミングを行う言語として使用されています。
IoTに必要な言語としてPythonとともに注目されているプログラミング言語です。
IoTのバックグラウンドではAIや機械学習を用いたデータ解析も連携するため、R言語の需要も高まっていくでしょう。
iotエンジニアの案件・求人情報
実際に弊社「ITプロパートナーズ」で公開しているIoT関連の案件・求人をもとにどのような種類があるのかを確認していきましょう。
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IoTエンジニアの需要と将来性
IoTエンジニアを組み込みエンジニアの一種と勘違いしている方がいたら、ぜひその考えを改めてください。
IoTエンジニアは先ほど解説したように、既存の組み込みエンジニアのスキルと共通する部分があるもののインターネットやクラウドなど、より広いスキルを必要とする新しい職種です。
では、この新しいIoTエンジニアには需要と将来性があるのでしょうか。
- IoTエンジニアの需要はぐんぐん高まっている
- IoTエンジニアの将来性は極めて高い
IoTエンジニアの需要はぐんぐん高まっている
注目されているIoTですが、普及が進んでいるかと言えばそうとは言えません。その理由は、アイデアがあったとしてもそれを実現するIoTエンジニアが不足しているのが原因です。
とはいえ、一人が1台のスマホを持つことで人々の生活が大きく変わったように、身近な家電製品や生活を支える多くの電子機器がインターネットに繋がることで、世の中が大きく変わるかもしれません。さらに、それを目指して多くの企業が試行錯誤を続けています。
そして、そのようなIoTを作る上で必要なのがIoTエンジニアです。そのため、IoTエンジニアに対する需要は今後も増えると予想されています。
IoTエンジニアの将来性は極めて高い
スマホ向けの電波として5Gが登場し、どこにいても高速通信が利用できる環境が構築されつつあります。この5Gで通信できるのはスマホだけではありません。IoTも、5Gで利用環境が大きく変わると予想されています。
さらに、最近では人工知能を使ったシステムが幾つも公開されていますが、今の人工知能はクラウドと相性がよい点が特徴です。さらに、IoTもクラウドを相性が良いことから人工知能を活用したIoTの利用も増えるでしょう。
そのため、IoTエンジニアの将来性は極めて高いと言えます。特に、クラウドや人工知能など、元々エンジニアが少ない分野に強い方であれば高い報酬が期待できます。
ioTエンジニアとして高年収を達成するために身につけるべきスキルとは
先ほど紹介したようにIoTエンジニアはかなり将来性が高い職種です。
しかし、持っているスキルが低ければIoTエンジニアとして働けません。また、高いスキルを持っていたとしても、需要に合ったスキルでなければ報酬に反映されないでしょう。
では、IoTエンジニアとして高年収を達成するために身につけるべきスキルとは何でしょうか。
次から、IoTエンジニアとして習得したいスキルについて紹介します。
- 1つの言語で5年以上の実務経験
- IoT化における全行程での実務経験
- マネージャー経験
1つの言語やスキルで5年以上の実務経験
組み込みエンジニアならプログラム言語C++のスキルが必須と言われていますが、IoTエンジニアは必ずしもC++が必須ということはありません。
しかし、デバイスを制御するソフトはもちろん5Gなどで通信するためのパッケージなど、いくつもの複雑なパッケージを組み合わせてシステムを構築できるスキルが必要です。
そのため、個々人で専門性が必要なことから、1つの言語やスキルで5年以上の実務経験が必要だと考えてください。
IoT化における全行程での実務経験
Webサービスで使われるプログラムは本番環境と同じ環境を用意すれば、そこで開発やテストが可能です。しかし、IoTはそうはいきません。
最近は高性能なCPUを使ったIoTがほとんどですが、そこでソフトウェアの開発やデバックができるとは限りません。全くの別の開発環境でシステムを開発し、IoTにそれを移して正常に動作することをチェックするといった組み込み開発で使われる手順が必要です。
さらに、インターネット経由でクラウド上のサーバーに接続し、クラウド側から制御できるかなどもチェックできなければなりません。そのため、フリーランスとして働く場合には、このような開発環境で仕事ができるだけの実務経験が必要とされます。
マネージャー経験
どの分野でも、プロジェクトを成功に導いてくれる豊富な経験と交渉力を持つマネージャーは高い報酬が期待できます。これはフリーランスのIoTエンジニアにも言えることです。
特にIoTは、大量のデバイスを利用したかなり大がかりなシステムになりがちです。その分大きな投資であり、確実に効果を出さなければなりません。そのため、プロジェクトに関わるマネージャーの責任は重大です。
IoTのマネージャーとして高い報酬を得るためにはマネージャー経験はもちろん、どうすればプロジェクトを成功に導けるか考えられるスキルを身に付けてください。
まとめ:スキルを高め高収入を得られるIoTエンジニアになろう!
最近注目を集めているIoTですが、これまで解説したようにエンジニアが不足していることで普及が遅れています。
しかし、5Gなどの通信環境やクラウド上の人工知能などIoTにも関係する新しい技術が次々に登場しており、ますますIoTへの期待が増しています。そのため、今後はIoTエンジニアに対する需要は増えると予想されます。
ただし、IoTエンジニアには組み込みやクラウド、人工知能など習得の難しいスキルが幾つも必要です。
なお、その分高い報酬が期待できるのでぜひ、スキルを習得し単価の高い案件を担当できるIoTエンジニアを目指してください。
手前味噌ですが、弊社サービス「ITプロパートナーズ」でも数多くのIoT関連案件・求人を取り扱っています。もしご興味のある方はご相談ください!
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