こんにちは、ITプロマガジンです。
AI(人工知能)や機械学習をはじめ、Pythonを活用した開発プロジェクトは年々増加しています。しかし、需要の高まりに伴い、案件の内容や報酬には幅が出てきている状況です。フリーランスのPythonエンジニアが自身のスキルに見合った案件を選ぶには、最新の単価相場や経験年数別の報酬水準を把握しておく必要があります。
この記事ではPythonのフリーランス案件の単価相場を、経験や仕事の種類別に紹介します。会社員との平均年収の比較や、高単価なPython案件を獲得する方法なども解説しているのでぜひ参考にしてください。
ドンピシャ案件の探し方
「案件はたくさんあるはずなのに、なかなか自分の望む案件が見つからない…」
エンジニア市場は売り手市場であるものの、いまだに正しいマッチングノウハウが確立されておらず、多くの方が案件探しに苦労されています。
ですが、現在の市場感や企業側に刺さる経験・スキルを理解し正しく案件探しをすれば、誰でも自身のバリューを活かし単価を伸ばすことができる、というのも事実です。
ITプロパートナーズでは、
・9割がエンド直案件のため、高単価
・約6割が週3-4案件のため、柔軟に働ける
・事業会社の自社開発案件が多い
などの魅力的な案件を数多く保有し、マッチング能力の高い即戦力エージェントが完全サポートします。
初めてのフリーランス、情報収集段階でも大丈夫です。あなたの働き方にマッチし、単価も高く、最もバリューを発揮できる案件を探しませんか?
目次
【経験別】Pythonのフリーランス案件の単価相場
弊社「ITプロパートナーズ 」で紹介しているフリーランスPythonエンジニア向けの案件は、月60万~100万円前後が目安です。ただし、単価は実務経験年数によって大きく変動します。経験を積むほど対応できる案件の範囲や難易度が広がるためです。
| 実務経験年数 | 単価相場 |
|---|---|
| 1〜2年 | ~60万円前後/月 |
| 3~5年 | ~80万円前後/月 |
| 5年以上 | ~100万円前後/月 |
以下では、Pythonのフリーランス案件の単価相場や仕事内容を、実務経験年数ごとに解説します。
実務経験1〜2年の場合
実務経験1〜2年の場合、単価相場は60万円前後となります。Webシステムやアプリの開発補助、既存システムの改修、スクレイピングのような簡単な自動化ツール作成など、比較的難易度の低い案件が中心です。開発業務に加え、テストや運用保守を担当するケースも多く、幅広い実務経験を積めるでしょう。
Python以外の言語のスキルがあったり、DjangoやFlaskなどの主要フレームワークを扱えたりすると、参画できる案件の幅が広がります。
実務経験3〜5年の場合
実務経験が3〜5年の場合、単価相場は80万円前後が目安です。Webサービスの新規開発やデータ分析基盤の構築など、開発の中心を担う案件が増えます。
Pythonに加え、クラウドやデータベース、数値解析などのスキルを総合的に活用できると、機械学習やAI関連の高単価案件にも参画可能です。また、小規模プロジェクトではマネジメント的な役割を任されるケースもあります。
実務経験5年以上の場合
実務経験が5年以上になると、単価相場は100万円前後にまで上がります。フルスタックエンジニアを対象とする難易度の高い案件に挑戦でき、システム全体の設計方針を決定するなど、上流工程を担う案件も視野に入るでしょう。
チームのリーダーとして技術的な判断を下すようになると、ビジネス要件を技術に落とし込む力やマネジメントスキルも求められます。
【種類別】Pythonのフリーランス案件の単価相場
弊社ITプロパートナーズに掲載されている案件をもとに、Pythonのフリーランス案件を種類別に整理しました。
| 案件の種類 | 単価相場 |
|---|---|
| AI案件 | 70万~150万円 |
| システム・アプリ開発案件 | 60万~90万円 |
| データ分析案件 | 70万~100万円 |
| ゲーム開発案件 | 60万~90万円 |
| 講師案件 | 30万~100万円 |
以下では案件ごとの仕事内容に触れつつ解説します。
AI案件
AI案件の単価相場は、70万~150万円となっています。
Pythonは、機械学習やディープラーニング分野で多く採用されている言語のひとつです。画像認識・音声認識・自然言語処理など、非構造化データを扱う開発で特に強みを発揮します。TensorFlow、PyTorch、scikit-learnなどの豊富なライブラリを活用し、高度なAIモデルや学習アルゴリズムを実装できる点も特徴です。
チャットボットや医療画像の診断支援、ECサイトのレコメンド機能など、多様な業界でPythonによるAIシステムが導入されており、研究から実務まで活躍の場が広がっています。
システム・アプリ開発案件
システム・アプリ開発案件の単価相場は、60万~90万円となっています。
システム・アプリ開発案件は、Pythonのシンプルで可読性の高い構文を活かせるジャンルです。DjangoやFlaskなどのフレームワークを用いてAPIや管理画面を構築したり、外部サービスとの連携機能を実装したりと、Pythonエンジニアはバックエンドの幅広い領域を担当します。
近年は、AWS・GCP・Azureといったクラウド環境を活用したプラットフォーム開発や、既存のシステムをPythonへ移行するプロジェクトも増えている状況です。
データ分析案件
データ分析案件の単価相場は、70万~100万円となっています。
Pythonは、統計解析から可視化まで、一連の処理を効率的に行える言語です。例えば、PandasやNumPyは、データ集計・統計処理に利用されます。MatplotlibやSeabornを使えば、グラフによる状況の可視化も可能です。
従来はR言語やSASなどが使われていた分野でも、Pythonの汎用性と豊富なライブラリが評価され、金融・医療・製造など多様な領域で採用が進んでいます。
例えば、小売業では店舗別の売上データを自動で集計・可視化する販売分析システムなどの開発案件に携われるでしょう。
ゲーム開発案件
ゲーム開発案件の相場は、60万~90万円となっています。
Pythonを用いたゲーム開発案件の対象の多くは、スマートフォン向けタイトルやソーシャルゲーム関連です。
Pygameなどのライブラリを使って2Dゲームの試作品を作成したり、ゲーム内のイベントスクリプトを開発したりと、担当業務は多岐にわたるでしょう。運用フェーズでの保守・改善業務、ユーザーからの問い合わせに関する調査対応を担う案件も多く、安定した需要があります。
プロジェクト全体を任されるよりも、制作会社の開発チームの一員として参加するのが一般的です。
講師案件
講師案件の単価相場は、30万~100万円と幅がありました。相場にばらつきが見られるのは、稼働日数や契約形態の違いが大きいためです。
Pythonを教える講師案件は、プログラミングスクールや企業研修、子ども向けの教育プログラムなど、幅広い分野で需要があります。Pythonは汎用性が高い人気の言語であり、講師の需要は高まる一方です。また、近年、オンライン講座やリモート研修の依頼が増加したことから、柔軟に働ける点も講師案件の魅力といえます。
業務内容は、コードの書き方を指導するだけでなく、受講者のレベルに合わせたカリキュラム作成やフィードバック、学習進捗のサポート、講義資料の準備などさまざまです。
Pythonエンジニアの平均年収【フリーランスと会社員の比較】

フリーランスPythonエンジニアの単価や年収相場は、獲得できる案件の種類や持っているスキルの高さなどによって変わってくるため、一概にはいえません。ここでは、「ITプロパートナーズ」に掲載されている案件を参考に単価・年収の相場を紹介します。
ITプロパートナーズに掲載されているPython関連の案件を見ると、単価は60万円から100万円程度が相場です。これを年収に換算すると、720万円から1200万円になります。
一方、会社員のPythonエンジニアの年収は、複数の求人情報を参考にすると概ね450万~1,000万円と幅がある状況です。安定性はある反面、会社員の場合は収入の上限が企業規模や職位に左右されがちです。
自分のスキルを活かして、より高単価・高難度の案件に挑戦したい人にとって、フリーランスは大きなチャンスを得られる働き方といえます。実力が報酬に直結する環境だからこそ、経験を積んできたエンジニアほど、より収益性の高いキャリアを築けるでしょう。
Pythonのフリーランス案件の傾向・人気フレームワーク
Pythonのフリーランス案件数は増加傾向にあり、特にAIやデータ分析、システム・アプリ開発といった分野が伸びている状況です。ここでは、最新の案件動向と人気フレームワークの特徴を紹介します。
Python案件の傾向
Pythonのフリーランス案件は、現在増加傾向にあります。「フリーランススタート」を見ると、2025年6月時点で3,400件台だった案件数は、2025年11月には7,000件を越え、およそ2倍にまで拡大していました。特にAIやデータ分析、システム・アプリ開発といった分野で需要が高まっています。
また、Python関連の2万4,000件の案件のうち、在宅・リモートワーク可能な案件は1万件程度も見られました。柔軟な働き方を選びやすい点も、近年のトレンドといえるでしょう。
さらに、「TIOBEプログラミング言語ランキング」を見ると、2024年11月に続き、2025年11月もPythonが1位を維持しています。Pythonの汎用性の高さや、AIやバックエンド開発のどちらにも対応できる点は世界的にも評価されており、今後も安定した需要が続くでしょう。
Pythonの人気フレームワーク
システムやアプリの開発では、フルスタックフレームワークである Django が特に多く利用されています。ユーザー管理や管理画面、データ入力フォームなどの基本機能があらかじめ備わっており、規模の大きいWebサービス開発におすすめです。
一方で、FlaskやBottle はより軽量なフレームワークで、小規模アプリや試作段階の開発に向いています。動作が軽く、必要な機能を自由に組み合わせて作れるカスタマイズ性の高さが魅力です。
また、Tornadoは多くのユーザーが同時に利用するサービスに強く、チャットやメッセージ送信などリアルタイム通信を行うアプリ開発に使われます。
いずれのフレームワークもPythonの強みである開発スピードを活かせるため、プロジェクト規模や要件に応じて適切に使い分けましょう。そのほかのPythonのフレームワークについては以下の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてください。
フリーランスPythonエンジニアの案件例
実際に弊社ITプロパートナーズが掲載されているもののなかから、フリーランスPythonエンジニアの案件例を紹介します。
【Python/React.js】受託プロダクト開発におけるエンジニアの業務委託案件・フリーランス求人
| 案件名 | 【Python/React.js】受託プロダクト開発におけるエンジニアの業務委託案件・フリーランス求人 |
|---|---|
| PHPの案件単価 | 〜700,000円/月(週5日) |
| 勤務地 | 基本リモート一部出社 |
| スキル | Python,React.js |
| 職種・ポジション | フロントエンジニア,バックエンドエンジニア |
【Python/React.js】製薬向けSaaS開発におけるバックエンドの業務委託案件・フリーランス求人
| 案件名 | 【Python/React.js】製薬向けSaaS開発におけるバックエンドの業務委託案件・フリーランス求人 |
|---|---|
| PHPの案件単価 | 〜700,000円/月(週5日) |
| 勤務地 | フルリモート |
| スキル | Python,React.js |
| 職種・ポジション | バックエンドエンジニア |
【Python/GoogleCloudPlatform】AI開発におけるフルスタックの業務委託案件・フリーランス求人
| 案件名 | 【Python/GoogleCloudPlatform】AI開発におけるフルスタックの業務委託案件・フリーランス求人 |
|---|---|
| PHPの案件単価 | 〜1,000,000円/月(週3日〜5日) |
| 勤務地 | フルリモート |
| スキル | Python,GoogleCloudPlatform |
| 職種・ポジション | フロントエンジニア,バックエンドエンジニア |
Pythonのフリーランス案件獲得に必要なスキル
フリーランスPythonエンジニアとして活躍するには、以下のようにさまざまなスキルが求められます。
- Pythonを扱うスキル
- Pythonのフレームワーク・ライブラリのスキル
- データ分析・解析スキル
- ほかのプログラミング言語スキル
- サーバーサイドに関するスキル
- AI・機械学習のスキル
具体的にどのようなスキルが必要なのか、以下で詳しくみていきましょう。
Pythonを扱うスキル
Pythonエンジニアとして仕事を請け負うには、当然ながらPythonを扱えなければなりません。Pythonを使って設計書のとおりに実装できるスキルが必要です。また、チームでの開発や保守の案件にも対応できるように、一人でコードが書けるだけでなく他者が書いたコードを読み解く力も求められます。
Pythonのフレームワーク・ライブラリのスキル
Pythonは多くのフレームワークやライブラリが存在し、特定のフレームワーク・ライブラリのスキルや経験が求められる案件もあります。「Django」や「bottle」など、よく使われるフレームワーク・ライブラリのスキルがあれば、受注できる案件の幅が広がります。
また、フレームワークやライブラリを使うと開発効率が上がるため、案件数を多くこなして稼ぎたい人もスキルの習得がおすすめです。
データ分析・解析スキル
データサイエンスの領域においてもPythonが使われることが多く、この分野の案件を受注したい場合はデータ分析・解析スキルが必要です。統計などの数学的な知識・スキルに加えて、クライアントが必要としているデータ分析を行うためのビジネス分野への理解も求められます。
ほかのプログラミング言語スキル
Python以外のプログラミング言語を習得しておくと、対応できる案件の幅がさらに広がります。JavaやJavaScript、PHPやRubyなど、ニーズの高い言語を扱えると、さまざまな開発案件に参画できます。例えばJavaやJavaScriptはWebシステム開発に用いられることが多く、Web業界に関わりたい人はPythonと併せてこれらの言語を身につけておくとよいでしょう。
サーバーサイドに関するスキル
アプリケーション開発の現場では、サーバーサイド開発にPythonを用いるケースも増えています。サーバーサイドに関わる開発案件にも対応できるように、インフラやデータベース関連のスキルや知識も習得しておきましょう。
AI・機械学習のスキル
先ほど紹介したとおり、PythonはAIや機械学習の分野でよく活用されている言語です。AI・機械学習エンジニアとして活動したい場合は、AI開発に必要な専門知識やスキルが必要です。
機械学習に用いるデータ分析や数学の手法、学習データを扱うためのデータベース管理、「scikit-learn」といったAI開発に用いられるPythonの機械学習ライブラリなどのスキルがあると、AI分野の案件獲得に役立つでしょう。
Pythonのフリーランス案件の獲得方法

フリーランスPythonエンジニアの案件獲得方法として、以下のようなものがあります。
- フリーランスエージェント
- クラウドソーシング
- 知人・友人からの紹介
- HP・SNSでの情報発信
それぞれの方法について、以下で解説します。
フリーランスエージェント
フリーランスエージェントを活用すると、自分の経験やスキル、希望に合った案件を紹介してもらえます。稼働条件やスキルを明確に伝えることで、より好条件の案件を紹介してもらえるでしょう。
案件を探す手間が省け、仕事が途切れないように案件の終了に合わせて次の案件を紹介してくれるエージェントもあります。自分で営業活動を行う必要がなく、仕事に集中できるのがエージェントを活用する大きなメリットです。
また、エージェントには、企業の意向で一般公開されていない非公開案件も存在します。非公開案件のなかには、企業と直接契約できる高単価なエンド直案件も少なくありません。
エージェントは単価交渉や契約サポートも担ってくれるため、報酬アップを目指すなら積極的に活用したい手段です。なお、効率よく案件を探すためには複数のエージェントを活用するのがおすすめです。
クラウドソーシング
クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングにも、Python案件が多数掲載されています。クラウドソーシングのメリットは、案件の受注から納品までオンラインで完結する点です。リモート案件を探している人は、クラウドソーシングをチェックしてみましょう。
クラウドソーシングには単価が低い案件も多く見られますが、実績や評価を積み重ねることで高単価案件にもつながります。経験の浅いエンジニアにとって、クラウドソーシングは実績を積む場として最適といえるでしょう。実績が増えてきたら、フリーランスエージェントなどほかの手段も活用し、より高単価な案件に挑戦するのもおすすめです。
なお、クラウドソーシングの利用には手数料がかかり、記載されている報酬額がそのまま手元に入るわけではない点には注意してください。
知人・友人からの紹介
フリーランスエンジニアのなかには、知人や友人、過去に関わったクライアントから案件を紹介してもらっている人も少なくありません。
紹介案件は、これまでの仕事ぶりや信頼関係を前提に発生するため、報酬が安定しやすく長期契約に発展しやすいのが特徴です。また、納期の遵守や丁寧なコミュニケーションを意識して成果を上げれば、別のクライアントを紹介してもらえる好循環を築けるでしょう。
一方で、関係性があるからといって無理な条件で受けると、クオリティに影響するおそれがあります。契約内容や報酬条件は事前に明確にし、条件交渉は丁寧に行うことが大切です。
HP・SNSでの情報発信
近年は、HPや、X(旧Twitter)・LinkedInなどのSNSから仕事が舞い込んでくることもあります。実績のあるフリーランスほど、自分のスキルや経験について発信するHPやSNSアカウントを運用しておくのがおすすめです。HP・SNSにポートフォリオへのリンクを貼って公開することで信頼性を高められると、高単価なエンド直案件獲得につながる可能性もあります。
HPやSNSは、継続的な更新を意識しましょう。定期的に実績や技術的トピックを発信することで、専門性が伝わりやすくなり、クライアントの目に留まるチャンスも広がります。いつでも仕事を受け付けられるように、窓口となるメールアドレスの記載やDMの開放などを忘れず行っておきましょう。
高単価のPython案件を獲得する方法
フリーランスPythonエンジニアとしてより高収入を目指すなら、以下のポイントを意識してみてください。
- クラウド上で構築した経験を積む
- PMなど上流工程の経験を積む
- 英語スキルを磨く
上記3つのポイントについて、以下でそれぞれ解説します。
クラウド上で構築した経験を積む
今のWebシステムは、クラウド上に構築するのが一般的です。機械学習を使ったWebシステムも例外ではありません。そして、大規模なデータを扱うことの多い機械学習では、負荷を分散したり、処理時間を短縮する技術が欠かせません。
このようなクラウド上における負荷分散や処理の効率化は、インフラに対する理解や改善のためのテクニックなど、ほかのエンジニアが身につけていないスキルや知識が必要とされます。
そのため、もし、このようなクラウド上のインフラ技術を扱った経験があれば、報酬アップの交渉で有利に働きます。
PMなど上流工程の経験を積む
Pythonに限らず、システム開発の案件は上流工程を担当するものほど単価が高くなる傾向にあります。そのため、PMなど上流工程の経験を積んでおくと、高単価案件を獲得しやすくなるのでおすすめです。
会社員時代に上流工程に関わった経験があれば、独立直後からでも上流工程に携われるでしょう。会社員時代に下流工程を中心に担当していた人は、独立後は徐々に上流工程に関われるように案件の選び方を工夫してみてください。
いきなりマネジメント領域を担当することは難しくても、開発経験が豊富なら設計など上流に近い工程を担当できる可能性があります。将来的に上流案件の獲得を目指したいことをエージェントの担当者に伝え、適した案件を探してもらうのもおすすめです
英語スキルを磨く
Pythonが使われる機械学習やDeep Leaningの研究は、アメリカの大学に在籍している研究者が多いことから、英語の論文が数多く利用されます。また、先端テクノロジーを扱う場合は、海外のエンジニアとの協力が必要なケースも少なくありません。
そのため、Pythonを扱うエンジニアは、英語の論文を読んだり、海外のエンジニアと話をする機会が多い点も特徴です。もし、海外で働いた経験がある方は、それだけで年収アップを期待できます。
高単価のPython案件を獲得するなら「ITプロパートナーズ」

弊社ITプロパートナーズでは、間に仲介業者を挟まないエンド直案件を多数掲載しています。高単価のPython案件も豊富です。
自社開発案件も多いため、効果的にスキルアップできます。全体の約7割がリモート案件で、週2~3日から参画可能なものもあるので、自身のライフスタイルや目的にあわせた柔軟な働き方を実現できるでしょう。
AI関連やシステム・アプリ開発データ分析、ゲーム開発など幅広い範囲から、経験やスキルを活かして稼げる案件を探してみてください。
フリーランスPythonエンジニアの将来性
それでは、Pythonエンジニアについて、フリーエンジニアとしてやっていく事を考えた際の市場ニーズや将来性はどうなのでしょうか。
自分自身の年収にも直結してくると思いますので、今後中長期的にどういった技術や言語を注力して、習得・実績として積んでいくべきかは気になる内容と思います。
そこで今回はPython案件・求人について、フリーエンジニアエンジニアの案件相場に詳しい社内の敏腕エージェント冨士本(フジモト)にヒアリングしてみました。
Python案件は、最近本当に増えていますね。というのも、大手企業やVCから大型の資金調達を達成したスタートアップ企業が、早期にプロダクトをリリースするために、Pythonを選択する会社さんが増えているためです。
また、そうした流れに乗ってか、スタートアップに限らず、既存のインターネットサービス運営企業も、社内のエンジニアがPython案件の企業に転職・退職してしまうといったケースが発生しており、経営サイドも元々の言語から、Pythonに切り替えるといった動きも出ていますね。Python経験が豊富なエンジニアの方は、案件に困ることはないのではないでしょうか。
ただし、プロとしての意見をお伝えさせていただくと、その中でも、経験豊富な開発者やCTO、PMがいる会社とそうでない会社に分かれます。そうした会社・プロジェクトの目利きが重要となりますので、しっかりと見極めることをオススメします。
このように、企業の規模や業界を問わずPythonはニーズの高い言語であることが分かります。「社内のエンジニアが転職・退職してしまう」というケースもあることから、副業ワーカーやフリーランスを利用する企業が増えることも予想できるでしょう。
そのため、フリーランスPythonエンジニアの将来性は高いといえます。
Python案件の単価に関するQ&A
フリーランスのPython案件の単価について、多くの人が悩みがちなポイントをまとめました。
副業案件の単価相場は?
副業向けのPython案件にはさまざまな種類があり、クライアントの業種や求められるスキルレベル、稼働時間などによって単価は変わってきます。
実務経験のあるエンジニアなら、時給3,000〜5,000円、月単価10万〜20万円ほどが目安です。週数時間から10時間程度の稼働で対応できる案件も多く、本業の合間に無理なく取り組める副業スタイルとして人気があります。
平日夜や休日など、限られた時間を活かしてリモートで稼働できる案件も多く、幅広い分野で活躍が可能です。大規模なWebサービスやアプリ開発、機械学習・AI分野の開発は特に単価が高く、専門性を磨くほど収入アップが期待できるでしょう。また、フリーランスになる前に副業案件を通して実績を積んでおけば、独立後もスムーズに案件を獲得できるでしょう。
Pythonで単価100万円を目指すには?
Pythonで月単価100万円を目指すには、AI開発やデータ分析など、高度な専門スキルを求められる分野に挑戦するのが近道です。
特に機械学習モデルの構築やビッグデータ解析、自然言語処理などは需要が高く、高単価案件も多く見られます。加えて、AWSやGCPなどのクラウド環境、データベース運用についてもスキルを磨いておきましょう。幅広い技術を身につけ、システム全体の設計から実装まで一貫して対応できるエンジニアは、高く評価されやすくなります。
資格取得で単価アップは狙える?
資格を取得したからといって、現在参画中の案件で即座に単価アップにつながるとは限りません。ただし、技術力の裏付けとして資格を保有しておくことで、次回以降の契約更新や新規案件の受注時に有利に働く可能性はあります。
特にフリーランスの場合、スキルを客観的に示す手段が限られるため、資格は信頼性を高める有効な材料です。代表的な資格としては、実践的なスキルを問う「Python 3 エンジニア認定実践試験」や、AI開発のなかでもディープラーニング分野の知識と実装力を問う「E資格」などがあります。
まとめ
Pythonは、世界中のエンジニアから支持されている、人気のあるプログラミング言語です。
実務経験やスキルレベル、案件ジャンルや稼働日数によって単価は異なりますが、フリーランスPythonエンジニア向けの案件は月60万~100万円前後が目安です。
Web開発やAI・機械学習、データ分析など幅広い分野で、フリーランス向けのPython案件が増えています。高いスキルや豊富な実務経験があれば、月収100万円など高単価案件の獲得も目指せます。特にAI開発やデータ分析は、専門性が問われる分、高単価な案件が多い傾向です。ぜひ、スキルを磨いて、より高い報酬が得られるようになりましょう。
Pythonのフリーランス案件を週2日から探している方はぜひ弊社サービス「ITプロパートナーズ」へご相談ください。
- 高額案件を定期的に紹介してもらいたい
- 週2日、リモートワークなど自由な働き方をしてみたい
- 面倒な契約周りはまかせて仕事に集中したい
そのような方はぜひ、ITプロパートナーズをご利用ください!
まずは会員登録をして案件をチェック!
.png)

























