スピード×スキル。即戦力となるITプロが、急成長する開発現場の窮地を救う!

仕事文化ストーリー

2014年01月22日

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スピード×スキル。即戦力となるITプロが、急成長する開発現場の窮地を救う!

代表取締役 CEO 赤坂 優 氏
株式会社 エウレカ

企業PROFILE
スマートフォンアプリ、Facebookアプリの企画・開発/UI・UXに特化したデザイン制作/アプリ探しサービス「Pickie(ピッキィ)」、ソーシャル婚活サービス「pairs(ペアーズ)」など自社サービス企画・開発・運営

会員30万人を突破した自社サービスを運用しながら、独自のナレッジを活かしたソーシャルメディアアプリの企画・開発を続けている株式会社エウレカ。急成長を遂げる中、少数精鋭でシステム開発を行う現場を支えたのはITプロパートナーの存在だった。その全容を明らかにするべく、同社の代表取締役・赤坂氏を訪ねた。

eure_pro江口 真也 氏
PROFILE
Futurewere株式会社代表取締役SCSソリューションス (現 SCSK株式会社)、インターコムの IT 企業を経て、2011年株式会社ブクペCTO に就任。ウェブサイト、iPhone、 Android アプリの開発・運用に従事。Futurewere 株式会社を設立後、代表取締役として「みんなのデート」の開発・運営に従事し現在に至る。

急成長する自社サービスを支える、基盤の確立を

PHPエンジニアの補充は、急務だった。当時、自社で運営するFacebookマッチングサービスを支えていた社員は4名。PHP、iPhone、アンドロイドのエンジニアが各1名ずつに、デザイナー1名という構成だった。学生アルバイトを加えてなんとか運用を続けていたものの、会員数の増加とともにシステムが悲鳴を上げ始めた。
「会員3万人くらいのサービスならば4名のチームで対応できますが、会員が30万人となると、そもそもそれに耐えうるシステム作りというのができていない、と。日々会員が増え続ける中、即日にでも来てくれるPHPエンジニアが必要でした」
通常の採用活動も行っていたものの、そのスケジュールに乗せれば現場に人が入るのは早くても数ヵ月後。到底間に合わない。即戦力となるスキルと経験があり、かつ明日にでも来てくれる人材が欲しい―。赤坂氏は、知人であった当社・木村へ相談を持ちかけた。

スキルを持つ人材に、すぐにでも来てほしい

「こういう人材が、短期で即必要なんです、明日から必要なんです、と電話して。本当に急務だったのですが、他にはないスピードで対応していただきましたね」
そして紹介を受けたのが、自身も代表としてウェブサービスの開発・運営を手がける江口氏だった。
「以前は別会社でCTOをやられていたり、現在は起業してウェブサービスを運営されていたりと多様なご経験をお持ちの方。PHPやRubyを使いこなし、かつアンドロイドもフォローに入れるなど、スキル面でも安定感を感じました」
会ってみると、静かで穏やかな印象。積極的な性格が多いという同社の仲間たちと、受容性の高い江口氏の相性はよいはずだと思えたことも背中を押し、すぐに採用が決定した。

安定感のあるスキルで、信頼されるチーム要員に

早速江口氏は、喫緊の受託アプリ開発のヘルプとして始動。その後、4名体制だった自社サービスのチームで、メインのPHPエンジニアのサポートを担当した。
「IT業界はどこでもエンジニアが不足していますよね。私たちも本当に少人数で開発をしているので、すぐに現場へ入って必要な部分を担ってもらえ、非常に助かりました」まさに即戦力として、重要なチームの一員となった江口氏。また、イレギュラーのトラブル対応でも助けられたことがあると言う。
「自社サービスに関わってもらっているとき、受託でやっている別のアプリ開発がトラブルになって進行が遅れたんです。通常3日出勤のところ、そのときは急遽5日くらい出てくださって、本当に助かりました。あのとき江口さんがいなかったら、事態はより悪化していたと思います」
と、赤坂氏は当時を振り返る。

互いの立場を理解して生まれる、Win-Winの関係性

順調にプロパートナーを活用している同社だが、それでも導入前は、新たな雇用形態に不安がないわけではなかった、と言う。
「週3日という日数的な制約もありますし、正社員と比べればもちろん、会社のカルチャーを汲んで働いてもらうのは難しいですよね。特にベンチャー起業は通常、社内でマインドを共有して一丸となって前に進むことが多い。意識の部分で同じ状態でない人を、会社の中に受け入れることは難しいのでは、という思いがあったんです」
だが実行してみると、周りの社員も江口氏の位置づけをきちんと理解していたため、出勤形態やカルチャーの違いで現場のモチベーションが下がるようなことにはならなかった。むしろ純粋に“現場で手が足りていない”という問題の方が深刻だということがわかり、それが解消できることは素直にありがたかったようだ。
「大切なのは位置づけをきちんと理解することですね。後は日数やスキルに合わせて、任せる仕事をこちらでちゃんと選べるかどうかです。逆に、江口さんの方でもイレギュラーに対応していただくなど、いろいろと譲歩してくれていたのではと思います」
互いに相手の立場を理解し、尊重し合う。その意識が明確だったことで、良好な関係を築くことができた。

採用スピードとスキルの安定感を両立するサービス

半年間だった江口氏の契約期間はすでに終了したが、同社ではすでに2人目のプロパートナーを活用中だ。リピート利用の所以とは。
「江口さんの例を通して、『社員』『アルバイト』『ヘッドハンティング』など多様な採用パターンの中で、『プロパートナーズ』というカテゴリができ、自分たちのひとつの武器になったのだと思います。長期的な採用活動も進めていますが、短期で即戦力がすぐに必要なとき、プロパートナーズはスピードが一番あるんですよね。それでいて、スキルが保証されている安定感もある。また、木村さんが連れてくる方なら、という信頼もあります。状況に応じて選択できる、有効な手段が1つ増えました」
速さだけで質が伴わなければ、期待された役割を担うことはできない。一方でいくら質を伴っていても、今すぐ必要なときに数ヵ月後の話になってしまっては意味がない。“スピードと、安定感の両立”。それが同社でプロパートナーズサービスを選択するときのキーワードだ。
先を見据えたヘッドハンティングなども継続しながら、短期的にも適正にリソースを配置する。その優れたバランス感覚は、既存のサービスの質を維持・向上させながら、着実に発展を目指す経営者にとって欠かせないものだろう。戦略とともに各“カテゴリ”を巧みに操る赤坂氏が描く、同社のさらなる成長に期待したい。